調査研究
研究会一覧2024年度
米中貿易紛争の経済的影響
概要
2018年より、米中関税戦争が始まった。米国は中国からの輸入品に対して追加関税を課し、それに対抗して中国も米国からの輸入品に対して追加関税を課している。その後、米国は外国直接製品ルールなどを導入し、貿易紛争の舞台は関税から輸出規制に移っている。本研究課題では、こうした米中貿易紛争が東アジア、及び東南アジアの企業活動に与えた影響を理論的、実証的に分析する。第一に、米国政府の制裁対象となった中国企業が、制裁後、イノベーションのスピードを減速させているかを分析する。第二に、中国企業、および在中国外資系企業のASEAN等への移転について分析する。第三にベトナムを対象とし、中国系企業の進出が、ベトナム企業に与えた影響を分析する。最後に、今後の起こりうる影響、動きについて、理論的に分析する。
期間
2023年4月~2025年3月
研究会メンバー
役割 | メンバー |
---|---|
[ 主査 ] | 早川 和伸 |
[ 委員 ] | 楊 志海(台湾国立中央大学 教授) |
[ 委員 ] | 戴 觅(北京師範大学 准教授) |
[ 委員 ] | 片 周弦(高麗大学ビジネススクール 教授) |
[ 委員 ] | Dinh Chuc Nguyen(ベトナム社会科学院 Chief of Staff) |
[ 委員 ] | 椋 寛(学習院大学 教授) |
※所属は研究会発足時のものです。
予定する研究成果
- The Discussion Paper