調査研究

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近代中東の国家形成における宗教と政治:植民地期アルジェリアの事例 (2019_1_40_002)

概要

この研究会は、独立戦争(1954-62年)以前の植民地期アルジェリアを事例に、イスラーム改革運動が国家形成に果たした役割を分析する。特に、イデオロギーおよび社会・文化活動の両面において、イスラーム改革運動が同時代のアルジェリア・ナショナリズム運動から自らを差異化し、独自の社会制度を構築することで存続を図ったことを指摘し、その結果として、政治の領域と区別される宗教の領域が成立していったことを論じる。

期間

2019年4月~2020年3月

研究会メンバー
[ 主査 ] 渡邊 祥子
研究成果
  • 外国語書籍外部出版