新興工業国における雇用と社会保障  

いま社会では「働き方」が問われている。本書ではアジア、アフリカ、ラテンアメリカ新興工業国での非典型雇用のあり方と、その従事者に対する社会保障の問題を論じている。

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■ 新興工業国における雇用と社会保障
■ 宇佐見 耕一  編
■ 4,070円(本体価格 3,700円)
■ A5判
■ 299pp
■ 2007年
■ ISBN978-4-258-04565-5

CONTENTS

まえがき / 宇佐見耕一

第1節 雇用と社会保障の関係——問題の所在——
第2節 先行研究について
第3説 分析の手がかり
第4節 本書での研究対象国と発見

はじめに
第1節 ネオ・リベラル改革に関する政治経済学
第2節 メネム政権と競争的コーポラティズム
第3節 労働・社会保障改革
第4節 改革のもたらしたもの
おわりに

はじめに
第1節 PRI体制下の国家・労働関係
第2節 労働法改正をめぐる議論
第3節 労働改革と雇用の柔軟化
第4節 社会保障改革の実態と評価
おわりに

はじめに
第1節 労働法制改革についての政治学的研究
第2節 「労働の柔軟化」と個別的労働法制改革
第3節 集団的労働法制改革
第4節 社会保障改革—公的年金制度改革—
おわりに

はじめに
第1節 南アフリカの労働市場の特徴と雇用関係の変容
第2説 労働法・社会保障制度における非正規雇用の労働者の位置づけ
第3節 労働法・社会保障制度改革と非正規雇用
おわりに

はじめに
第1節 課題・視角と先行研究
第2節 労働と福祉の位相
第3節 現代韓国のネオ・コーポラティズムの特徴と可能性
おわりに

はじめに
第1節 認識手段としてのコーポラティズム
第2節 国家コーポラティズムの遺産
第3節 民主化と多元主義化
第4節 新たなコーポラティズムへの模索?
第5節 柔軟化は阻止されたのか?
おわりに

はじめに
第1節 先行研究
第2節 雇用の現状——労働争議の諸要因——
第3節 労働と雇用に関連する法規の変化
第4節 三者協議にみる労働組合と企業家団体
第5節 出稼ぎと失業者のソーシャル・セーフティネット
おわりに