新たな開発戦略を求めて  

国家、市場、政策、制度は経済開発にいかなる役割を果たすべきか。グローバル化、構造調整、体制移行、分配政策など、90年代の主要問題を見据え、21世紀の開発戦略を探る。

a

■ 新たな開発戦略を求めて
■ 高阪章・大野幸一  編
■ 2,530円(本体価格 2,300円)
■ A5判
■ 212pp
■ 2002年3月
■ 品切れ

CONTENTS

まえがき / 高阪 章、大野 幸一

はじめに
第1節 危機管理政策としての「構造改革」プログラム
第2節 持続的成長の回復と「制度」の役割
第3節 危機が拡大した「公共部門」の新たな役割
第4節 「構造改革」は制度変革を促すか
おわりに

はじめに
第1節 途上国の市場構造の解釈
第2節 二つの開発戦略:輸出促進と輸入代替
第3節 複線的政策の意味
第4節 内生的成長論モデルにおける貿易政策の効果:サーベイ
むすびにかえて

はじめに -問題意識
第1節 伝統的な開発経済理論の陳腐化
第2節 直接投資をめぐる国際貿易理論
第3節 東南アジア諸国の産業構造と外資系企業
第4節 国際的政策規律の浸透
第5節 新たな産業振興政策のあり方
むすび

はじめに-銀行vs.市場
第1節 モデル分析
第2節 不確実性がない場合
第3節 不確実性がある場合
むすび
補論 資源配分の効率性の必要十分条件の証明

はじめに
第1節 カザフスタン農業の移行過程
第2節 生産低迷の実態
第3節 生産リンケージ再生に向けた制度的対応
むすび

はじめに
第1節 開発戦略が分配的側面に配慮する根拠
第2節 分配的側面からみた開発戦略の評価
むすび

はじめに-複雑系とは
第1節 複雑系のアプローチ
第2節 複雑系は政策への取り組みをどう変えるか
第3節 介入主義vs.自由放任を複雑系はどう変えるか
第4節 複雑系と政策分析
むすび