南部アフリカ民主化後の課題  

各国の民主選挙後の政治体制の安定・不安定要因とアパルトヘイト体制の転換による各国と南アフリカの関係の変化の検討を通して、民主化後の南部アフリカ諸国の個々の動きと地域全体の動きを明らかにする。

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■ 南部アフリカ民主化後の課題
■ 林 晃史  編
■ A5判
■ 290pp
■ 1997年3月
■ 品切れ

CONTENTS

まえがき / 林 晃史

はじめに
第1節 1991年選挙後の政治状況
第2節 複数政党制民主主義の定着の可能性
第3節 民主主義と政治的態度
おわりに

はじめに
第1節 1992年選挙の分析
第2節 内戦の再燃と和平交渉
第3節 ルカサ合意
第4節 泥沼化する国民的和解政府樹立交渉
結びにかえて—アンゴラ経済の窮乏化

はじめに
第1節 レソトにおける民主化の基盤
第2節 南アとの関係と民主化
第3節 軍部と民政移管
第4節 1993年総選挙とその後
第5節 民主化をめぐる変化と課題
結び

はじめに
第1節 反アパルトヘイト闘争におけるANCの思想変遷
第2節 民主主義と自由主義
第3節 新体制における自由主義
結語

はじめに
第1節 アフリカ政治体制論への視角
第2節 ボツワナの政治体制
第3節 「参加」の拡大?—ボツワナ政治体制の若干の変容について
結語

第6章 モザンビークにおける民主的移行 / クリス・オールデン

はじめに
第1節 民主主義のための必要条件の創出—一般和平合意の交渉
第2節 民主主義育成における国際社会の役割—一般和平合意の実施
第3節 モザンビークにおける持続的民主主義
結論

はじめに
第1節 帝国主義のなかの「首長」
第2節 「伝統的政府法」と伝統的指導者たち
第3節 独立後の社会変革と伝統的権威
結び

第8章 ジンバブウェにおける民主主義とその意味 -装置としての国家とその使い方- / 井上 一明

はじめに
第1節 国家そして民主主義という概念
第2節 ジンバブウェにおける民主主義—その制度的側面
第3節 1990年総選挙後の社会経済的状況
第4節 1995年総選挙と96年大統領選挙
第5節 国家と人々の関係
結論

はじめに
第1節 経済統合論と南部アフリカ
第2節 南部アフリカにおける既存の3地域機構と改組
第3節 SADCの抱える問題
おわりに

はじめに
第1節 民主化の進展
第2節 大統領選挙および国政選挙
第3節 マラウイにおける民主化・民主主義とは何か
第4節 マラウイにおける構造調整
おわりに