アフリカの食糧問題 : ガーナ・ナイジェリア・タンザニアの事例
CONTENTS
まえがき / 細見 眞也 ・ 島田 周平 ・ 池野 旬
第1章 ガーナの食糧問題と混作農法 / 細見 眞也
はじめに
第1節 持続的農法と近代農法
1.持続的農法とはなにか
2.近代科学に対する批判:科学的作物育種法の事例
第2節 持続的農業とアフリカの伝統的焼畑農業
1.焼畑農業の環境保全機能
2.混作農法の持続性と食糧の自給性
第3節 食糧問題と農業・食糧政策
1.食糧需給の現状
2.農家の自給的性格
3.農業・農補の近代化政策と問題点
おわりに
第2章 ナイジェリアの経済変化と食糧生産構造変化 / 島田 周平
はじめに
第1節 食糧生産の推移と農業政策
1.食糧生産論の研究動向概観
2.1974年以前の食糧生産と農業政策
3.1970年代後半-80年代前半の食糧生産と農業政策
4.1980年代後半以降の食糧生産と農業政策
第2節 村落調査の分析視角
1.ポリティカル・エコロジー論
2.脆弱性論
3.筆者の分析視角
第3節 エビヤ村の労働力移動の変化
1.エビヤ村の概況
2.調査方法
3.世帯主の職業
4.1969年以前の労働力移動
5.1970年代の労働力移動
6.1980年代の労働力移動
第4節 エビヤ村の工作経営形態の変化
1.栽培作物
2.農業の担い手:性別分業と若年労働力
3.作付け様式
4.農作業
5.耕作形態の変化
第5節 非農業活動と耕作形態:エビヤ村のポリティカル・エコロジー
1.若者の求職活動
2.農外活動と農作業時間の関係
おわりに
はじめに
第1節 食糧問題の所在
1.食糧生産の動向
2.メイズ流通量と流通経路
3.都市化と食料不足
第2節 公的流通制度の変遷
1.公的流通制度整備期
2.公的流通規制強化期
3.公的流通制度縮小・解体期
第3節 流通自由化のもとでの都市食糧確保
1.民間商人と市場流通
2.都市農業の展開
おわりに