転換期アフリカの政治経済  

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■ 転換期アフリカの政治経済
■ 原口 武彦  編
■ A5判
■ 231pp
■ 1993年3月
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CONTENTS

/ 原口 武彦

はじめに
1. アフリカ諸国の通貨
2. CFAフラン制度の歴史とその仕組み
 1.CFAフラン制度の歴史
 2.CFAフラン制度の仕組み
3. CFAフラン制度と構造調整
 1.ガーナの場合
 2.コートジボワールの経済不況
おわりに

はじめに
1. ローリングス政権の誕生と構造調整政策(1981~82年)
 1.ローリングス政権の初期の特色
 2.構造調整政策受入れをめぐるPNDC内部の対立
2. 構造調整政策の実施と政治情勢の変化(1983~87年)
 1.国家機構内部への影響
 2.国家機構外の社会集団への影響
3. 民主化の進展 -妥協と再編成(1987~92年)
 1.地区議会選挙と総選挙の実施
 2.民主化進展の背景
4. 結論-構造調整政策の政治的意味
 1.構造調整政策の実施に伴う政治的障害
 2.構造調整政策の政治的意味とガーナの経験

はじめに
1. 石油ブームの終焉と債務の累積
2. リスケジュール交渉の展開
3. 債務の資本家とその問題点
むすびにかえて

はじめに
1. KANUの創設とKADU
2. KANU内派閥対立とKPU結成
3. 大統領への権力集中
むすびにかえて-ケニアにおける複数政党制

はじめに
1. タンザニアの公務員制度とその変遷
 1.独立時からアルーシャ宣言まで
 2.アルーシャ宣言(1967年)による変化
 3.1982~84年の改革
 4.構造調整政策と複数政党制の導入
2. タンザニアにおける国家セクターの職員
 1.公務員数増大の原因
 2.公務員の賃金体系
 3.公社、公団、公企業(Parastatal)の職員数の増大
 4.公社、公団、公企業の賃金体系
おわりに-タンザニアの国家セクターの変化と、その直面する問題

はじめに -変化と継続
1. 労働移動の展開と経済危機
 1.銅鉱業と都市化
 2.都市滞在長期化の特徴
2. 労働移動の形態と変化
 1.農村からみた労働移動
 2.農村社会の階層化と労働移動
おわりに

はじめに
1. 「移行期」ジンバブエ国家の性格をめぐる諸説の紹介と検討
2. 「移行期」ジンバブエの政治経済-ランカスターハウス協定の制約とZANU-PF党内の勢力変化の視点から
 1.社会主義建設への努力の時期(1980~87年)-民族主義者優位の時期
 2.経済自由化への方向転換期(1988年~現在)-テクノクラート優位の時期
おわりに-今後の展望