アラブ社会主義の危機と変容  

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■ アラブ社会主義の危機と変容
■ 清水 学  編
■ A5判
■ 217pp
■ 1992年3月
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CONTENTS

はじめに / 清水 学

第1節 「アラブ社会主義」の再検討の今日的意義
第2節 「アラブ社会主義」の特徴
第3節 中東における「社会主義」体制
第4節 公共部門と「アラブ社会主義」
第5節 「アラブ社会主義」を掘り崩すもの
第6節 エジプト「社会主義」の矛盾
第7節 「アラブ社会主義」と地域統合

はじめに
第1節 「アラブ社会主義」立法
第2節 「アラブ社会主義」イデオロギー
第3節 「アラブ社会主義」の背景
 1.ナーセルの「2つの革命」
 2.農村における貧困問題
 3.資本主義型工業化政策の失敗
 4.エジプトの資金難(財政)
 5.人口急増と低い生活水準
第4節 「アラブ社会主義」の下での政治と経済
 1.中央集権的政治体制
 2.民主主義政策と経済発展
第5節 「アラブ社会主義」の崩壊
 1.上からの社会主義
 2.カリスマによる社会主義
 3.官僚ブルジョワジーの発展
 4.消費の急増
 5.第2次5カ年計画の破綻
 6.農民の全般的貧困化
 7.植民地遺産の重み
むすび

第1節 社会主義路線の確立
 1.FLN
 2.社会主義路線の確定とトリポリ網領
 3.ベン・ベラ政権
 4.自主管理運動
 5.ベン・ベラ社会主義
第2節 ブーメディエン政権と社会主義
 1.ブーメディエン政権
 2.重化学工業化戦略
 3.労働者国家の宣言
 4.農業革命と社会主義
第3節 経済危機とシャドリ政権化の改革
 1.シャドリ政権の経済改革
 2.国営企業の民営化
 3.戒厳令の布告と政治的危機
おわりに

はじめに
第1節 バアス党政権の人事異動に見る時期区分
 1.1968年7月17日バアス党クーデターから30日まで
 2.1968年7月30日から74年4月まで
 3.1974年4月から79年7月まで
 4.1979年7月16日から82年6月28日まで
 5.1982年7月から86年12月まで
 6.1987年から89年末まで
第2節 官僚登用パターンの質的変化
 1.エスニシティー/宗派分類
 2.職歴別分類
 3.出身地別分類
 4.指導者との個人的ネットワークの有無別分類
結語

第1節 「アラブ社会主義」憲法
第2節 アラブ諸国憲法の展開における人権
第3節 「アラブ社会主義」憲法における人権