バングラデシュ : 低開発の政治構造  

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■ バングラデシュ : 低開発の政治構造
■ 佐藤 宏  編
■ A5判
■ 393pp
■ 1990年3月
■ 品切れ

CONTENTS

はじめに / 佐藤 宏

はじめに
第1節 軍・官僚国家の政治指導層
 1.軍人政権の優位性
 2.政府等の社会基盤
第2節 独立後の開発と権益配分メカニズム
 1.権益の源泉としての外国援助
 2.農村における権益配分メカニズム
結び

はじめに
第1節 ベンガル語国語化運動の背景
第2節 第一次ベンガル語国語化運動
 1.パキスタン構想とウルドゥー語国語化政策
 2.ベンガル語国語化運動の組織化
 3.制憲議会での言語問題論争と3月11日事件
 4.ジンナーの東パキスタン訪問
 5.州議会での言語問題をめぐる議論
第3節 第二次ベンガル語国語化運動
 1.ベンガル語のアラビア文字表記化問題
 2.2月21日事件以前の政治的・社会的動向
 3.ナジムッディン発言と2月21日事件
 4.州政府の対応
第4節 ベンガル語国語化運動の意義
 1.その後の経緯
 2.ベンガル語国語化運動についての一考察
おわりに

はじめに
第1節 バングラデシュの独立とイスラム
 1.バングラデシュ独立闘争とイスラム政党
 2.非宗教主義と「反動」の兆し
第2節 ジアウル・ラフマン政権とイスラム
 1.ジアウル・ラフマンの「宥和政策」
 2.国際関係の変化
第3節 エルシャド政権下の政治とイスラム
 1.軍とイスラム
 2.教育とイスラム
 3.イスラム政党の簇生
第4節 イスラム国教化の論理と支持基盤
 1.憲法改正によるイスラム国教化
 2.イスラム国教化の論理
 3.イスラム国教化の支持勢力
第5節 「モスジッド中心社会」論
 1.モスジッドへの補助金
 2.イマーム訓練プログラム
 3.「モスジッド中心社会」論の現実
結び

はじめに
第1節 途上国における軍政の要因
 1.軍政の定義
 2.軍政をもたらす諸要因
第2節 ムジブル・ラフマン政権と軍
 1.アワミ連盟の6項目要求運動
 2.独立戦争における軍の役割
 3.国軍の設立とロッキ・バヒニとの対立
 4.独裁化したムジブル・ラフマン政権
 5.1975年8月15日のクーデターとその背景
第3節 ジアウル・ラフマン政権下の政軍関係
 1.人民革命軍のクーデター
 2.軍内部の指導権争い
 3.民政移管とその後の政軍関係
 4.1981年5月30日クーデター未遂事件の背景
第4節 エルシャド政権下の政軍関係
 1.国軍の「声明」
 2.エルシャド・クーデターの背景
 3.エルシャド政権の政治姿勢
第5節 バングラデシュ民主化の条件

はじめに
第1節 CSP制度の解体
 1.独立と制度的混乱期-アワミ連盟の行政改革
2.CSPの復権-ジアウル・ラフマン政権の行政改革
第2節 軍の行政進出-エルシャド政権下の軍・民官僚関係
付表 バングラデシュの中央行政機構

はじめに
第1節 灌漑発展過程
 1.農業土地利用体系と灌漑
 2.灌漑発展の地域構造
第2節 灌漑政策の展開と水市場
 1.郡灌漑計画による灌漑普及制度の確立と問題
 2.1970年代末以降の政策転換
 3.農業構造と灌漑の採用
結び