アジアにおける海上輸送と中韓台の港湾  

アジ研選書

No.35

アジアでは国を跨がる国際分業が進化し、国際物流も変貌した。本書ではアジアにおける最大の輸送手段である海上輸送を検討し、中国・韓国・台湾の港湾の現状と課題を取り上げた。

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■ アジアにおける海上輸送と中韓台の港湾
■ 池上 寛 編
■ 2,970円(本体価格 2,700円)
■ A5判
■ 222pp
■ 2013年11月26日
■ ISBN978-4-258-29035-2

CONTENTS

はじめに
第1節 研究会の問題意識
第2節 先行研究と研究成果、得られた知見
おわりに——今後の課題として

第1部 アジアの海上輸送に関する現状

はじめに
第1節 世界の海上輸送量と船腹量
第2節 世界のコンテナ荷動き量とコンテナ船の就航状況
第3節 国・地域および港湾別のコンテナ取扱量とコンテナ船の就航状況
第4節 鉄鉱石および原油の輸送状況と港湾の動き
おわりに

はじめに
第1節 東アジアの荷動き量と日本の港
第2節 東アジア域内の配船パターン
第3節 運賃水準と運航コスト
第4節 船社の基本戦略
まとめにかえて

第2部 北東アジアの主要港湾に関する現状と課題

はじめに
第1節 全国沿海港湾に占める環渤海地区港湾群の位置づけと再編動向
第2節 コンテナ船の貨物増大と港湾拡張・寄港回数
第3節 主要バルク貨物の取扱量拡大と埠頭整備
おわりに

はじめに
第1節 長江デルタ地区港湾の近況と課題
第2節 各港湾の総合評価と相互関係
第3節 長江デルタ海運企業の現状と課題
おわりに

はじめに
第1節 珠江デルタにおける主要港湾の概況
第2節 香港港の現状
第3節 香港系GTOの戦略的展開
おわりに

はじめに
第1節 韓国の港湾政策と釜山港
第2節 釜山港の管理運営の民営化
第3節 港湾における後背地と釜山港
おわりに

はじめに
第1節 データからみる中台間海上輸送の変化
第2節 台湾側港湾の取扱貨物
第3節 三通以後の台湾における港湾の変化
おわりに