人間開発の政治経済学  

アジ研選書

No.5

「人間中心の開発」とは何か?「人間開発」という思想は世界に何を残したのか? 国連開発計画『人間開発報告書』をめぐる開発思想の葛藤と融合の歴史的展開を明らかにする。

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■ 人間開発の政治経済学
■ 野上 裕生  著
■ 1,870円(本体価格 1,700円)
■ A5判
■ 141pp
■ 2007年3月
■ ISBN978-4-258-29005-5

CONTENTS


序章 / 野上裕生

はじめに
第1節 本書の方法論
第2節 本書の構成

はじめに
第1節 『人間開発報告書』前史
第2節 『人間開発報告書』の展開
第3節 『人間開発報告書』に描かれた国々
むすび

はじめに
第1節 パラダイムとしての人間開発
第2節 『人間開発報告書』の読まれ方
第3節 ケイパビリティ・アプローチ内部からの反響
第4節 社会指標研究者の反応
第5節 ダスグプタの批判
第6節 『人間開発報告書』の対応
むすび

はじめに
第1節 自由としての福祉と社会指標
第2節 人間開発指数の深化と拡充
第3節 ジェンダー開発指標とその周辺
むすび——指数を補完するもの

はじめに
第1節 『人間開発報告書』のなかの「政治」
第2節 『人間開発報告書』とセン
むすび

はじめに
第1節 『人間開発報告書』と環境問題
第2節 持続可能な発展と人間開発
むすび——新しい開発論に向けて

はじめに
第1節 目的と手段
第2節 「人間開発」概念の内的整合性
むすび——Developmentの尽きない魅力

参考文献リスト / 野上裕生

あとがき / 野上裕生