習近平時代の中国経済  

情勢分析レポート

No.24

発足後2年半を経て習近平政権の基盤は安定し、改革・開放を再始動する環境が整ってきた。前政権から継承した短期、中期、長期の諸課題への取り組みを中心に、2022年までの同政権期における中国経済の行方を展望する。

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■ 習近平時代の中国経済
■ 大西 康雄 著
■ 1,540円(本体価格 1,400円)
■ A5判
■ 2015年7月24日
■ ISBN978-4-258-30024-2

CONTENTS

第1節 「中国の夢」の登場
第2節 改革・開放の現状評価
第3節 改革と開放の連動の復活
第4節 習政権の特徴――これまでの政権との比較において――

はじめに
第1節 江政権の経済的課題と対応
第2節 胡政権の経済的課題と対応
第3節 中長期的課題の顕在化
第4節 第12次5カ年長期計画と政策論議
補説 足下の経済状況

はじめに
第1節 3中全会決定の構成とねらい
第2節 市場経済化の再始動
第3節 中央・地方関係、都市・農村関係の改革
第4節 対外開放の新構想
第5節 国内改革の今後
小結

はじめに
第1節 対外開放と自由貿易試験区
第2節 対外経済ポジションの変化とFTA
第3節 対外開放をめぐる論争と新構想
第4節 対外開放のバージョンアップ
小結

はじめに
第1節 3中全会決定にみる都市と農村の発展戦略
第2節 新型都市化の内容と課題
第3節 都市・都市群の発展計画
第4節 「新型都市化計画」の評価
小結

はじめに
第1節 13・5長期計画の策定作業開始
第2節 12・5長期計画の中間評価
第3節 13・5長期計画に向けた中央政府のスタンス
第4節 経済関係会議の内容と13・5長期計画
小結

第1節 「旧常態」からの脱却
第2節 二つの「中高」目標と改革・開放
第3節 腐敗退治と改革・開放
第4節 日中経済関係の現状と今後
おわりに――結語にかえて――