イノベーション――世界を変える発想を創りだす―

他社で出版した研究成果

白水社

イノベーションとは何か? それがなぜ私たちに大きな影響を与えるのか? イノベーションはどのようにして起こり、何によって、誰によって促進され、どのように追求され組織化され、そしてプラスであれマイナスであれ、その結果は何であるのか?
本書は、イノベーションについて過去から得られる最良の洞察とイノベーションの今日的な性質を多様な角度から論じ、さらに、未来においてイノベーションがどのようになるのかを考察する。
もちろん、これまでイノベーションをめぐってはさまざまな切り口から、多くの議論がなされてきた。本書は、過去150年に加速度的に起きた世界の変化をイノベーションから説明しているのが最大の特長だ。
とくにウェッジウッドについて、米国ではイノベーションや組織化の観点から言及されるが、日本でイノベーションを語る際に、シュンペーター以前のこの人物に言及することはあまりない。
他方、より多くのイノベーションがトップダウンよりはボトムアップで出現するという点で、包摂的になっているという近年の変容にも注目している。陶磁器の製造からAⅠまで世界を変えた発想の根源へ!

イノベーション――世界を変える発想を創りだす―

■ イノベーション――世界を変える発想を創りだす―
■ マーク・ドジソン、デビッド・ガン 著、島添 順子訳
■ 2,640円(本体価格 2,400円)
■ 202pp
■ 2023年6月
■ ISBN978-4-560-09357-3

Contents
  1. はじめに
  2. 第1章 ジョサイア・ウェッジウッド――もっとも偉大なイノベーター――
  3. 第2章 ヨーゼフ・シュンペーター――「創造的破壊」の旋風――
  4. 第3章 ロンドンの「横揺れ」橋――失敗からの学び――
  5. 第4章 ステファニー・クオレクの新たな合成繊維――研究室から経済成長への道のり――
  6. 第5章 トーマス・エジソン――組織化の天才――
  7. 第6章 未来を革新するということ