募集は締め切りました

SDGsの第1と第2の目標は、「貧困をなくそう」と「飢餓をゼロにする」です。しかしながら、それを実現する方策、すなわち発展戦略の議論は皆無に等しい状況です。開発経済学では、マイクロファイナンスやConditional Cash Transfer（条件付現金給付）によって貧困削減を目指しているようですが、そうした「福祉政策」が大規模な貧困削減につながるとは思えません。「ゼロハンガー」の実現のためには、農業の発展が必要ですし、貧困の削減には、大規模に雇用を創出する工業化が絶対条件です。そのことは、中国の急速な発展が、大幅な貧困の撲滅と飢餓ゼロを実現したことからも明らかです。 本書は、大塚啓二郎が、過去40年間、数多くのアジアとアフリカの農村と産業集積を訪ね、丹念な実証分析を実施し、それをベースに農業と工業の発展戦略を同一の分析的フレームワークを用いて構築する試みです。このブックトークでは、著者の狙いは何か、何がこの著書のオリジナルな貢献か、誰に読んでもらいたいのか、読者に何を理解して欲しいのかなどをめぐって議論します。
皆さまのご参加をお待ちしてます。

開催日程

2023年10月10日（火曜）16時00分～16時50分（予定）

※質疑応答、議論の状況によっては終了時間を超えて延長する可能性があります。

会場

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登壇者

使用言語

日本語

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

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参加費

無料