イベント・セミナー情報

2015年アジア経済研究所夏期公開講座(東京)

コース6 馬英九政権期台湾の総括と展望-中台関係を中心に-

2008年に誕生した馬英九政権は、来年、2期の任期を終えます。来年初めの総統選挙では、野党・民進党への政権交代が起きる可能性も大いにあります。この節目にあたり、この講座では、馬政権のもとでの台湾の政治・経済の展開を総括し、来年以降の展開を展望します。特に、馬政権下での中台関係の新展開が、内政・外交・経済に与えてきたインパクトに注目します。3つの報告を重ね合わせることによって、過去8年の台湾の政治と経済の動態を立体的に描き出したいと思います。

開催日時

2015年8月11日 (火曜) 13時00分~16時20分

会場

ジェトロ本部 5階 ABCD会議室
東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル5階
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

プログラム
時間帯 講師 テーマ・講義概要
  13:00-13:05   開会挨拶
1 13:05-14:05 佐藤 幸人
(新領域研究センター長)
台湾経済及び中台経済関係の変容
台湾経済は成熟の度合いを深めています。分配への関心も高まっています。中国との関係の拡大は止まりました。この3つの側面とその相互作用から、台湾経済のベクトルを解き明かしてみたいと思います。
2 14:05-15:05 竹内 孝之
(地域研究センター東アジア研究グループ)
対中国関係の改善とその限界
馬政権は中国との関係を改善しました。しかし、中国との関係緊密化は世論から反発を受けました。その一方で、中国には馬総統のAPEC首脳会議出席を拒否され、アジアインフラ投資銀行の加盟も保留にされました。こうした対中国関係の改善とその限界について解説します。
3 15:20-16:20 川上 桃子
(地域研究センター東アジア研究グループ長)
「中国の影響力メカニズム」:作用と反作用
馬政権下で進んだ中台経済交流の拡大は、経済メカニズムを通じた中国の台湾に対する影響力の深まりを引き起こしました。メディア産業、観光業、一次産業の事例を取り上げ、中国の働きかけと、台湾社会の側の反応を探ります。
使用言語

日本語

受講料(1コースあたり)
  1. 一般:4,000円
  2. アジ研賛助会正会員 、ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員:それぞれ1口につき先着2名まで無料。3人目より4,000円/人
    ※3人目のお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、出欠の確認をいたします。
  3. アジ研賛助会個人利用会員 :2,000円
  4. 学生:2,000円(学生料金をご希望の場合、必ず申込時に学生証コピーの添付をお願いします。添付が無い場合いは一般料金となります)

※東日本大震災による被災中小企業・中小企業団体様は 被災企業・団体様向け有料サービスの無償提供のご案内 をご覧ください。

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。

お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部 成果普及課
Tel:043-299-9536
E-mail:kakikoza E-mail