Asian Economic Panel (AEP) 研究会合

ジェトロ・アジア経済研究所は、2025年9月8日・９日に、慶應義塾大学、Economic Research Institute for ASEAN and East Asia (ERIA)および他のパートナー機関とともに、「An Economic Forum Dedicated to Formulating the Best Practical Solutions」と題されたAsian Economic Panel（AEP）の研究会合を共催しました。

Asian Economic Panel（AEP）は、アジア地域の経済課題に関する実証的かつ政策志向の研究を促進することを目的とした国際的な学術フォーラムであり、2001年に設立されて以来、年に数回の会合を通じて、アジア諸国の研究者や政策立案者、国際機関の専門家が一堂に会し、域内の経済成長、金融安定、貿易、環境、人口動態など多岐にわたるテーマについて議論を重ねてきました。AEPに提出された論文は査読を経て、学術誌『Asian Economic Papers』（MIT Press刊）に掲載されることもあり、学術的な知見と政策的インパクトの両面で、アジア経済研究における重要なプラットフォームとなっています。

今回の研究会合には、世界各国から第一線で活躍する経済学者35名以上が参加し、11本の研究論文が発表されました。各論文に対しては、専門的かつ建設的なコメントが寄せられ、活発な議論が展開されました。これらの対話を通じて、アジア地域が直面する経済的課題に対する理解が一層深まり、今後の政策立案や学術研究に資する貴重な知見が共有されました。

研究会合の概要

• （1）タイトル：“Asian Economic Panel (AEP): An Economic Forum Dedicated to Formulating the Best Practical Solutions“
• （2）日時：2025年9月8日（月）・9日（火）
• （3）共催機関：
  • Faculty of Economics, Keio University（慶應義塾大学経済学部）
  • Center for Sustainable Development (CSD), Columbia University
  • Korea Institute for International Economic Policy (KIEP)
  • Economic Research Institute for ASEAN and East Asia (ERIA)
  • Liaoning University (LNU)（遼寧大学）
• （4）場所：ジェトロ・アジア経済研究所