開催報告
COP23 ジェトロ・アジア経済研究所、名古屋大学共催セッション
「気候変動、食糧安全保障、公衆衛生の相互作用」
開催日時
2017年11月17日(金曜)13時00分~14時30分
会場
COP23 ジャパンパビリオン会場イベントスペース(ボンゾーン)
プログラム
- イントロダクション:
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- 高村ゆかり 氏 名古屋大学アジア共創教育研究機構(ASSIA)・名古屋大学大学院環境学研究科 教授(日本)
- 講演:
気候変動、食糧安全および公衆衛生
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- 薛進軍 氏 名古屋大学アジア共創教育研究機構(ASSIA)・名古屋大学大学院経済学研究科 教授(日本)
- 劉竹 氏 ハーバード大学研究員、イーストアングリア大学講師、名古屋大学准教授(米国)
- ニコラ・カントーレ 氏 国連工業開発機関(UNIDO) 産業開発研究官
"気候変動とアグリ・フード産業:グローバルな視点" (732KB) -
雷蕾 ジェトロ・アジア経済研究所 研究員(日本)
"食生活が環境サステナビリティに与える影響:中国の事例" (557KB)
- 質疑応答
サマリー
本セッションでは、気候変動、公衆衛生、農業生産のグローバルな相互作用について事例を含めて概観を報告し、議論を行った。
第1の報告(雪原教授、劉竹研究員)では、分析データ等を用いて一般的な気候変動の傾向および気候変動が健康に対しどのくらい悪影響を与えており、人々の日常の消費活動が気候変動に対してどの程度影響しているのかを示した。第2の報告(カントーレ研究官)では、気候変動が農業生産、農産業へ与える影響や有機アグリ・フード産業の政策的展望と課題について発表した。最後の報告(雷研究員)では、中国を事例に経済発展にともなう食生活の変化を通じた気候変動、公衆衛生へ与えるインパクトについて、報告が行われた。
3つの報告から提示された課題について開発学や国際貿易の理論フレームワークにもとづき、登壇者、出席者の間で活発な議論が行われた。有機農業の適用やサプライチェーンの短縮化、さらなるガバナンスの発展のため、こうした課題をけん引できるステークホルダーを認識する必要があるといった提案などが提示された。
セッションレポート:COP23ジャパンパビリオン公式HP
http://copjapan.env.go.jp/cop23/event/nov17/02.html
登壇者(ニコラ・カントーレ 氏 UNIDO・産業開発研究官)開催レポート
https://www.unido.org/news/what-you-eat-matters-climate-change-food-security-and-public-health
使用言語
英語