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zimbabweMwana Africa Holdings ムワナ・アフリカ・ホールディング

会社概要と沿革

南アフリカの民間企業であるムワナ・アフリカ・ホールディングは、コンゴ民主共和国出身のカララ・ムピンガによって2003年に設立された。2003年にビンデューラ・ニッケル鉱山、2004年にカタンガ銅ベルト地帯におけるアンメルコサ・ベースメタル鉱山および金試掘、2005年にはフレダ・レベッカ金鉱山という、3つの主要な鉱山を買収した。これらの買収資金を賄った株主グループには、南アフリカ出身のカララ・ムピンガ、デービッド・フィッシュとティム・ワデソン、およびアンゴラ、ジンバブエ、ケニア、ザンビアにおけるビジネスコミュニティの幾人かの著名なメンバーが含まれていた。彼らはアフリカ全域でビジネス経営に成功している人物である。ムワナ・アフリカ社は、2005年、ムワナ・アフリカ・ホールディングがアフリカン・ゴールド社と、ロンドンのAIM上場企業であるアフリカン・ゴールド・エクスプローラー&マイナーを逆買収する形で設立された。

2004年、アングロ・ゴールド・アシャンティ社は、アシャンティ・ゴールド・フィールド・ジンバブエ社の全株式をムワナ・アフリカ・ホールディングに売却した。アシャンティ・ゴールド・フィールドの唯一の営業資産は、フレダ・レベッカ金鉱山であった。この鉱山・工場複合施設を開発したのはクラフ・ゴールドで、1988年には初めて金が大量に発掘された。1996年に、アシャンティ・ゴールド・フィールド・ジンバブエがその鉱山を併合し、2004年にはアングロ・ゴールドに併合された。フレダ・レベッカ金鉱山では2002年に98,000オンスの金生産が達成された。しかし、ジンバブエの社会的経済的混乱の結果、生産高は急激に低下し、生産は2007年に休止されることになった。

国内の所在地

フレダ・レベッカ鉱山(FRM)とビンデューラ・ニッケル株式会社(BNC)は、ハラレの北東90キロメートルにあるビンデュラ市の近くに位置する。

製品・サービス

フレダ・レベッカ鉱山(FRM)

フレダ・レベッカ金鉱山の経営は、ジンバブエの超インフレ環境下で低収益に苦しんだ。2009年初頭の経済のドル移行、金の輸出手続改訂、外国通貨口座の運用許可等、新政府による多くの積極的な経済政策の導入を受け、ムワナ・アフリカは2009年3月にフレダ・レベッカ鉱山での金生産再開を発表した。当社は鉱山の生産復活にあたり2段階の計画を実施し、第一段階の生産工程に約4百万ポンドの予算を割り当てている。

埋蔵量と資源

Freda Rebecca Mine - Resources and Reserves as at 31 March 2009
Classification of
reserves
Tonnage
(000t)
Grade (%) Gold
(000oz)
Classification of
reserves
Tonnage
(000t)
Grade (%) Gold
(000oz)
Proven Measured
Underground 2,138 2.58 177 Underground 10,408 2.51 841
Surface 270 3.47 30 Surface 826 1.40 37
Total 2,408 2.68 207 Total 11,234 2.43 878
Probable  Indicated 
Underground 1,744 2.50 140 Underground 2,106 2.52 170
Surface - - - Surface - - -
Total 1,744 2.50 140 Total 2,106 2.52 170
Total March 2009 4,153 2.60 347 Total March 2009 13,340 2.44 1,048
Total March 2008 4,153 2.60 347 Total March 2008 13,340 2.44 1,048

ビンデューラ・ニッケル社(BNC)

当社は、シャンガニとトロージャンのニッケル鉱山を所有し運営している。二つの鉱山は年当たり1.0メガトンから1.1メガトンの採掘および処理能力をそれぞれ持つ。ビンデューラの製錬所および精練所は、高品質のニッケルカソード、硫化銅および水酸化コバルトを生産している。トロージャン・シャンガニ鉱山からの物質と平行して、同プラントは、遊休設備を利用するために第三者からニッケル精鉱およびニッケルマットを、使用料を徴収して処理している。現在の製錬能力は、17,000tpaで、精練能力は14,500tpaである。 シャンガニ・トロージャン鉱山およびビンデューラ製錬所および精錬所は、生産の困難およびニッケル価格の急激な下落が続いた結果、2008年11月に休止し、追加投資計画は保留されている。 商品価格の改善およびジンバブエ鉱山規制の変化を受けて、BNCの出資者と共に作業しているムワナおよびBNCは、BNCの製錬および精錬能力を維持する一方、BNCの鉱山からの供給コストが低くなるBNCでの新しいビジネスモデルの選択肢を展開しており、必要とされる追加投資のための外部資金調達の可用性を調査している。 ハンターズロードの鉱床は、土壌の地球化学的異常のために発見され、当初は海溝を通して探索された。現在ムワナは鉱床の開発計画を考慮中である。 ハンターズロード・プロジェクトはフィージビリティー調査を2008年に完了した。同プロジェクトは、175,086トン程度の$7.50/ポンドのニッケル価格に基づき予測された推定埋蔵量の開発、53,890トンの含有ニッケルの推定資源、および新しい選鉱機の建造の開発に関わっている。約47.8百万ポンドの費用をかけ、2007年12月に予測されたものでは、プロジェクトの第一段階からの生産は年当たり約2,500トンの含有ニッケルがあると予測され、第二および第三段階では年当たり10,000トンの含有ニッケルの総生産量をもたらすことになると予測されている。

埋蔵量と資源
Bindura Nickel Corporation - Resources and Reserves as at 31 March 2009
Classification of Resources Tonnage (000t) Grade (%) Nickel (t)
Measured 
Trojan 2,560 0.93 23,710
Shangani 870 0.42 3,690
Hunter's Road - - -
Total 3,430 0.80 27,400
Indicated      
Trojan 3,640 1.93 70,230
Shangani 6,030 0.47 28,130
Hunter's Road 45,060 0.54 243,230
Total 54,730 0.62 341,590
Measured & Indicated
Trojan 6,200 1.52 93,940
Shangani 6,900 0.46 31,820
Hunter's Road 45,060 0.54 243,230
Total March 2009 58,160 0.63 368,990
Total March 2008 16,020 0.88 141,050
Inferred Resources
Trojan 7,940 0.72 57,410
Shangani 4,850 0.53 25,540
Hunter's Road - - -
Total 12,790 0.65 82,950
Total March 2008 13,180 0.64 84,850

ハンターズロードの鉱床は、土壌の地球化学的異常のために発見され、当初は海溝を通して探索された。現在ムワナは鉱床の開発計画を考慮中である。 ハンターズロード・プロジェクトはフィージビリティー調査を2008年に完了した。同プロジェクトは、175,086トン程度の$7.50/ポンドのニッケル価格に基づき予測された推定埋蔵量の開発、53,890トンの含有ニッケルの推定資源、および新しい選鉱機の建造の開発に関わっている。約47.8百万ポンドの費用をかけ、2007年12月に予測されたものでは、プロジェクトの第一段階からの生産は年当たり約2,500トンの含有ニッケルがあると予測され、第二および第三段階では年当たり10,000トンの含有ニッケルの総生産量をもたらすことになると予測されている。

マリグリーン金山

現在は休止状態のマリグリーン金山は、2000年8月から2002年9月まで213,000トンの風化鉱石を堆積浸出することにより22,500オンスの金を生産していた。堆積物の灌漑は、いくつかの小規模な金採取を行いながら2004年8月まで続いた。深くて北方向に露出している鉱床と硫化物推定資源を評価するために大規模な試錐探鉱が実施された。クラフ・マイニング社は、トン当たり1グラムのカットオフグレードで371,000オンスの推定資源があるとしている。

マカハ鉱床

ハラレの北東140kmに位置していて、この鉱床は幅50mまで酸化鉱化作用を与えている。マカハは露天掘りに向いている。1996年の資源予測調査では、トン当たり1.2グラムで約350,000オンスの推定資源があるとされた。

従業員数

BNCには約2,800名の従業員がいる。

財務情報

会社統計

BNC

市場シェア

シャンガニおよびトロージャン鉱山は、現在休止中ではあるが、ジンバブエ最大のニッケル鉱山である。BNCは、アフリカにおいて唯一ニッケル鉱山の採掘と製錬、精錬作業を一体化して運営している。

事業目的

「ムワナ・アフリカの目的は、生産とキャッシュフローを確保し、信頼できるパートナーシップを築き、アフリカの投資家と起業家にとって役立ち、多種の鉱物とアフリカ大陸中の国々の操業と探鉱計画の組み合わせを開発することにより価値を創造することである。」

ビジネスモデル

「ムワナ・アフリカの戦略は、以下に基づいている。パン・アフリカ的な広がり、すなわちアフリカ大陸の各国にまたがるポートフォリオ。複数鉱物への展開、すなわちニッケル、金、銅、コバルト、およびダイアモンドなどの鉱物の生産と探鉱の資産。相乗効果の実現、技術の移転を通しての価値創造および組み合わせを通じた相乗効果。信頼できるパートナーシップ、すなわちアフリカ人の投資家、起業家およびパートナーにとって役立つ手段となること。高品質管理、すなわち利益になる取引とプロジェクト、収益を確保できる、高い技術を持つ経験豊かな管理チームにより率いられること」である。

株主・所有権益

フレダ・レベッカ鉱山(FRM):100%、ビンデューラ・ニッケル株式会社(BNC):53%、ハンターズロードとマリグリーン・ゴールド鉱山:50%、マカハ鉱床:100%

政府との関係・社会貢献

2009年2月、中央銀行は金の販売代理店としての役割を放棄した。それにより、初めて企業は金属を販売することとすべての収益を確保することができるようになった。以前は、金を取り扱っていた会社がジンバブエドルで40パーセントの収益を得ていたが、ジンバブエドルは超インフレによって価値がなくなった。金の生産者にも、国際的な地金市場で普及しているものに基づいた価格を受け取る権利がある。したがって、ジンバブエ準備銀行(RBZ)へ歴史的な引渡し要件を移転させることができる。2月の発表に続き、ムワナ・アフリカは2009年3月にフレダ・レベッカ鉱山での金の生産を再開する予定であることを発表した。

その一方でジンバブエは、現在、採掘産業における世界銀行の新しい基準に準拠するため、新しい採鉱法の策定に取り組んでいる。ジンバブエで署名されるあらゆる採鉱契約は審査されることになっている。

法律は、鉱山を含めて、外国による事業所有権を49パーセントまでに制限している。

2009年4月、ジンバブエは会員資格の要件を満たさなかったためロンドン地金市場協会(LBMA)から追放された。会員権を維持するためには年間最低10トンを生産しなければならないが、LBMAは会員が販売する金の品質を保証している。ジンバブエの地金生産は、2006年の10,960kgから2008年には3,072kgまで激減した。つまり2年間で40%も激減したのである。

2009年5月に政府は、経費削減の一環としてシャンガニおよびトロージャンで解雇された少なくとも2,000人の労働者に対して、1500万米ドルを支払うようムワナに命令した。BNCは、経費削減策に反対して労働裁判所に上訴した。

製品開発

2009年10月、ムワナは、フレダ・レベッカ金鉱山でのフェーズ1の改修計画の完了に伴って、最初の金の大量産出を発表し、2009年10月13日に180オンスの金を生産した。フェーズ1の生産率は、2009年末までに年当たり金30,000オンスへ増加すると予測されている。

フェーズ2の改修計画の計画は、年当たり金50,000オンスを超える生産量の増加をもたらすことが予測されており、現状は順調である。この計画には、第二の採鉱循環路の改修および地下採鉱装置の能力の向上が含まれている。