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zambiaSandvik Mining And Construction Zambia

会社概要と沿革

Sandvikは、いくつかの分野において高度な製品をもつ、世界的なハイテクエンジニアリング・グループである。130ヵ国においてグローバルにビジネスを展開している。

Sandvikは、いくつかの分野において高度な製品をもつ、世界的なハイテクエンジニアリング・グループである。130ヵ国においてグローバルにビジネスを展開している。

Sandvik Mining and Constructionは、鉱物探査、地表・地下の採鉱、バルク原料処理、環境復元設備とソリューションの、世界的なプロバイダーである。

Sandvik Mining and Construction Zambia(SMCZ)は、設備および部品の供給、メンテナンスや補修契約を通じてザンビアの銅鉱業と関わっている。現在、車両の大部分がSMCZによってメンテナンスされている。

Sandvikは、スウェーデンの首都ストックホルムの北150マイルの場所に位置するSandvikenに新しい製鋼所を建設するため、1862年にGöran Fredrik Göranssonによって設立された。しかしながら同社の中心的な後援者であったJohan Holmが資金難に陥ったことで苦境に陥り、1866年に破産。1868年5月にSandvikens Jernwerks (Steelworks) Aktiebolagとして再建された。創設者の息子であるAnders Henrik Göranssonが新会社の経営者となり、こんにちの成功に向けて新会社を方向付けた。

1971年、超硬合金製品の売上が初めて鋼材の売上を超えた。この成果は1972年にSandvikens Jernwerks Aktiebolagの社名をSandvik ABへと変更することで認識された。

1967年以降、スウェーデンおよび海外での企業買収により拡大ペースが加速した。1968年、Greenleaf Corporationとの合弁会社Saeger Carbide Corporationをアメリカに設立した。1970年から1973年にかけては、フランスとスペインで削岩設備メーカーを傘下に収めた。1972年には、別のスウェーデンの製鋼会社がアメリカにもっていた削岩設備製造拠点Fagerstaを買収した。1973年にはイギリスのWickman-Wimetグループを買収、1978年から1979年にかけてドイツとフランスの工具メーカーを買収した。1971年から1974年までにスペイン、西ドイツ、イギリスで製鋼拠点を買収したことで、のこぎり、工具、コンベアのメーカーがグループ傘下に入った。1993年Sandvikは、中国に子会社Sandvik China Ltd.を設立し、廊坊で超硬工具工場の建設を開始した。

1997年には、SandvikはTamrock、Kanthal、Precision Twist Drillを完全に管理下に収めた。Sandvikが1996年から1997年にかけて2段階を経て獲得したTamrockは、フィンランドを拠点とする会社で、削岩設備の世界的主要メーカーだった。Tamrockがもつ3カ所の主要経営拠点がSandvik Rock Toolsと統合されたことで、Sandvik Mining and Construction にとって新しいビジネスの分野が形成された。この新しい分野は、4つの異なる経営部門を構成することになった。社名を新しくしたSandvik Tamrockは、掘削リグ、ローダー(積載装置)、トラック、油圧ハンマー、超硬合金製品の生産部門となり、Voest-Alpine Eimcoは、石炭およびその他の柔らかい鉱物の採掘に用いる設備・道具の製造部門を担当、Driltech Missionは、回転式のダウン・ザ・ホール(down-the-hole)掘削設備用の掘削リグ、および超硬工具の製造部門を担当、Roxonは、バルク原料処理用のコンベアとシステムの設備のプロバイダーとなった。

Sandvik Zambia LtdとTamrock Zambia Ltdは1999年1月に合併を完了、社名をSandvik Tamrock Zambia Ltdとしたが、その後Sandvik Mining and Construction Zambia Ltdに変更した。

国内の所在地

Plot 4077
Cnr Lilongwe & Dr Aggrey Street, off Chibuluma Road
Kitwe
Zambia
電話: +26096 990001
/990004
+260 2 211144/212545/218096

製品・サービス

Sandvikのビジネスコンセプトは、材料技術におけるユニークな能力に基づいている。その結果、3つのコア分野で世界的をリードする地位を実現した。金属加工用の超硬合金および高速度鋼工具、そして超硬合金・その他の硬質材料で作られる半加工品、構成部品の分野、次に岩盤掘削用の機械、設備、工具の分野、そしてステンレス、高合金鉄鋼、特殊金属、抵抗材料、処理システムの分野である。

先に述べたようにSandvik Mining and Construction Zambia(SMCZ)は、設備および部品の供給、メンテナンスや補修契約を通じてザンビアの銅鉱業と関わっており、同産業の車両の大部分はSMCZによってメンテナンスされている。鉱山の収益性に直接影響する鉱山用車両の性能基準に関しては、SMCZは契約により保証している。ロングホール掘削にあわせて、数ヵ所の鉱山ではドリル鋼の取り扱いも開始した。

SMCZは5 000m²の建造物を保有し、そこには水平式・ポータブル穴あけ器を備えた製造施設・加工施設、油圧式作業施設、油圧式ドリフター修理施設、サンドブラスト施設、構成部品の再構築用施設、倉庫がある。車両の補修も1994年以降は施設内で行われており、その80%をローダーが占めている。

クライアントのニーズに対して柔軟に対応することが同社のポリシーである。その一例をあげると、Mufulira Mineとのメンテナンス契約はユニークなもので、時間単位の料金でローダー・バケット(loader bucket)を提供する内容である。このローダーバケットは、地下に送り込む前に特別な「wear package」に装着され、地下の作業場で毎日通常通り行われる業務の間に点検・修理される。このサービスの結果、バケットの修理までの寿命がかなり延びたため、この鉱山にとって大きな利点となった。SMCZは建設業においても、地表の岩盤掘削、トンネル掘削、爆破、リサイクル、道路修復等、さまざまな用途に向けたソリューションを提供している。

SMCZの取り扱い製品には、岩盤用工具、削岩リグ、ローダー、トラック、爆破・選鉱用機械、バルク原料処理用システムがある。

従業員数

2008年のグループの従業員数は50,000人。うち16,800人はMining and Constructionに所属し、 450人がZambiaで就業。

財務情報

2008年のグループ売上げは、930億SEK(スウェーデンクローナ)であった。

2008年 売上高 ....... 2008年 収益
100万SEK 100万SEK 請求額の割合(%)
Sandvik Tooling 25 975 5 461 21
Sandvik Mining and Construction 38 651 4 996 13
Sandvik Materials Technology 21 480 1 187 6
Seco Tools 6 513 1 332 20
グループの経営活動 35 -184
グループの総計 92 654 12 794 14

市場シェア

Sandvikの売上げの約94%はスウェーデン以外によるもので、その内訳は、ヨーロッパ連合(スウェーデンは除く)が39%、北アメリカ(メキシコを含む)が25%、オーストラリア地域15%である。

SMCZはザンビアの銅鉱業界に地下作業用設備を提供する最大サプライヤーであり、その地位を過去15年間維持してきた。さらに過去7年間においては、地下作業用設備のパフォーマンスに関する契約で、鉱業界にサービスを提供する最大のプロバイダーであった。

Sandvik のザンビア事業は、同社の探査事業の40%を占めている。

事業目的

Sandvikによると、「Sandvikは顧客の生産性と収益性の向上に貢献できる、高い処理能力の製品の開発、製造、販売」を旨する。「Sandvikが世界的なリーダーとなる可能性のある分野に重点的に的をしぼった経営を行う。われわれのグループが提供する製品とサービスは、最大限の性能、品質、速度、安全性、柔軟性、総合的経済性を顧客に提供する。Sandvikは、顧客にとってのファーストチョイスでなければならない。」

ビジネスモデル

Sandvikは、最新技術への投資政策と、世界を市場とした特殊製品を開発することで成功を収めてきた。Sandvikは、顧客指向の分権型経営方法によって、財政的、社会的、環境的な目標に取り組んでいる。各種製品分野において世界をリードするという前提で全体的な財政目標を立てているが、それは、わが社の強力でグローバルなプレゼンスとR&Dに対する積極的な姿勢、効率的な生産とロジスティクスに支えられている。Sandvikの組織的成長の目標は、既存市場新市場双方におけるシェアの拡大、新しい製品、高い成長性のある新設備に基づいている。

Sandvikは、最新技術への投資政策と、世界を市場とした特殊製品を開発することで成功を収めてきた。Sandvikは、顧客指向の分権型経営方法によって、財政的、社会的、環境的な目標に取り組んでいる。各種製品分野において世界をリードするという前提で全体的な財政目標を立てているが、それは、わが社の強力でグローバルなプレゼンスとR&Dに対する積極的な姿勢、効率的な生産とロジスティクスに支えられている。Sandvikの組織的成長の目標は、既存市場新市場双方におけるシェアの拡大、新しい製品、高い成長性のある新設備に基づいている。

企業買収は、Sandvikのアグレッシブな成長戦略の一部である。それは、グループが重視する分野でのポジションを強固なものにしてきた。企業買収によって既存のビジネスを強化するだけでなく、新しい製品と新しいノウハウを手に入れ、新しい市場へも参入し、高い成長力と収益性がある地域でのポジションを強化してきた。

2008年に獲得した企業としては、

  • ドイツのシステムテクノロジー・サプライヤであるAubema Beteiligungs GmbHと、ドイツと中国にあるその子会社
  • 採掘・探鉱業界向けボーリングコアの格納・操作システムの製造・販売においてはリーディング企業である南アフリカのCorstor International (Pty) Ltd.
  • 航空宇宙産業およびエネルギー部門で使用される防振工具市場をリードするメーカーであるノルウェーのTeeness ASA
  • 整形外科分野において医療機器、移植組織を製造しているイギリスの医療技術会社Eurocut Ltd.
  • 航空宇宙産業および自動車産業向けに多結晶ダイヤモンド(polycrystalline diamond: PCD)と超硬工具を製造するアメリカのPrecorp Inc.の株の49%
  • 深鉱掘削用工具のメーカーであるイギリスのBTA Heller Drilling Systems
等である。

株主・所有権益

1957年までGöranssonファミリーはSandvikの主要株主として経営を管理していたが、その年に資本金が株式の新規発行によって増加したため、投資企業であるKinnevikが最大株主になった。2008年12月31日時点での主要株主とその保有率は、AB Industrivärden(11.5%)、J.P. Morgan Chase Bank(10.5%)、Svenska Handelsbanken’s Pension Foundation(4.0%)。

SMCZは、Sandvikの 100%出資子会社である。

12月31日時点における上位株主10社の保有率 (単位: %)
2008 2007 2006 2005 2004
AB Industrivärden 11.5 11.5 11.0 11.0 10.4
JP Morgan Chase Bank* 10.5 8.7 5.6 10.9 9.8
Handelsbanken's Pension Foundation 4.0 4.0 3.8 3.8 3.4
Alecta Pension Insurance 3.4 3.1 2.9 1.1 0.6
Swedbank Robur Funds 3.4 2.3 2.4 2.6 2.4
SEB Funds 1.9 1.5 1.7 1.6 1.4
Handelsbanken Funds 1.4 2.1 2.0 2.2 1.9
AMF Pension Insurance 1.3 1.5 1.8 3.8 2.4
Afa Insurance 1.3 1.0 1.1 1.0 1.3
Fourth Swedish National Pension Fund 1.3 1.4 1.5 - -

* 信託管理分

政府との関係・社会貢献

特定産業や特定製品の生産に従事する企業は、機械設備の購入にあたってCustoms and Excise Act の規定により関税が免除される。

ザンビアでは輸入時にかかる付加価値税が第三者を通じて支払われるので、ザンビア歳入庁に保管されている還付金をえるにあたって問題が発生する。つまり、第三者を介さなければ還付されないからである。SMCZは125万USドルの還付を受けられずにいたため、2003年に政府に抗議した。当時の貿易産業省副大臣Geoffrey Samukongaは、政府は投資家と地元企業のどちらにも利益が得られるように投資法の改正作業に入っていると述べた。

製品開発

SMCZは、ザンビアに岩盤掘削設備を供給する市場リーダーとして急速に成長しており、ザンビア市場にH6800 Hydrocone Crusherを導入した。Mopani Copper Minesがこの巨大な機械の最初の導入者になった。この結果鉱山業界では、必要とされる三次粉砕の設備の数を削減することが可能になり、高生産を維持しながらコスト削減と製品品質の改善、ダウンストリームにおける節約が実現している。