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senegalMineral Deposets Limited

会社概要と沿革

MDLは、主に金と鉱物粒 (ミネラルサンド) を扱う上場企業で、オーストラリア証券取引所とトロント証券取引所に上場している。セネガルを主な事業拠点としている。セネガルでの主要事業は、Sabodalaでの金採掘事業とGrande Côteでの鉱物粒採掘事業である。この二つの事業のために、2008年度にはセネガル共和国政府 (GRS) と共同し、Grande Côte Operations SA、Sabodala Gold Operations SAの2社を設立した。

MDLの歴史は1940年にオーストラリアのクィーンズランド州サウスポートでMineral Deposits Syndicateとして始まった。オーストラリア証券取引所上場は1997年である。

セネガルでの事業は2004年、セネガル政府がSabodala地区の入札を公表したことから始まった。MDLは、セネガルにおいて2003年11月24日に新しい採鉱規約が施行したこと、Grande Cote Zirconプロジェクト (セネガル北部沿岸Dakar) にいだいていた興味から応札し、2004年10月25日、Sabodala金山プロジェクト (SGP) で20.3km<sup>2</sup>の採掘権を取得した。

採掘協定は2005年3月23日に署名され、2005年6月29日、助成金を基に採掘工事が開始された。

MDLは、SGPから10~50km程度の場所にある採掘許可地域でも7つの合弁会社を設立して金採掘を行った。2005年7月に採掘を開始した当初のチームの役割はSabodalaを採掘可能な状態に開拓することで、期間は3年だった。3年後の2008年6月に採掘が始まり、2009年3月には切り込み炭の貯鉱量が1.0Mtに達して、工場試運転の準備が整った。2009年3月中旬には最初の金の延べ棒が製造された。プロジェクト建設用と長期作業用の荷降ろしにはダカール港が使用された。

地区中心のTambacundaから現地へのアクセスとしては、全天候用に舗装された道路がKedougouへ南東230km整備されている。その後Kedougouまでは舗装が完全でない道路と無舗装の道路が96km続いており、建設中に使用されるプロジェクト用資材及び長期稼働中の資材運搬にはこれらの道路が使用された。また、Sabodalaには1,250mの舗装された滑走路があり、小型・中型機の離着陸が可能である。

国内の所在地

SGPのプロジェクトサイトは、首都ダカールの東方約650kmのWest African Birimiank金埋蔵地区内に位置する。また、隣国マリでの主な金発掘場所 (1,350万オンス規模) のSadiolaから約90kmの位置でもある。

本社:Rue 26, N’Gor, Dakar, Senegal;
Telephone: +221 338 693 181
Facsimile: +221 338 603 683

製品・サービス

金及び鉱物粒の発掘と採掘であり、セネガルにおける前述の2プロジェクトが現在でも主要事業である。

従業員数

2009年3月までの建設工事にあたり約1,400人を雇用、その大半がセネガル人である。2009年のフル稼働時には採掘現場で約600人が雇用予定。

加えて専門家と契約を結び、採掘地や最終的な工場デザインに関する作業を手掛けている。従事者は約200人で、うち30人は期間を延長してセネガルで作業を続けている。

財務情報

最初に金が製造可能な状態になった2009年3月から2009年6月30日までに、62,477オンスの金が製造された。2009年8月には3トン (96,450オンス) が製造された。

Company Statistics

セグメントレポート

事業は、金採掘事業と鉱物粒採掘事業の二つ。金製造業務はSadiola地区及び周辺地区の採鉱作業、開発、製造作業である。鉱物粒採掘事業はセネガルのGCZP関連事業を含んでいる。

Primary Reporting- Business Segments

Secondary Reporting – Geographical Segments

市場シェア

かつてセネガルでは、金採掘は経済的にも政治的にも重視されていなかった。Sadiolaはセネガルで最初の近代的採掘場である。このプロジェクトは推定埋蔵量2,440万トン(2.07 g/t)といわれ、計算上42.7 Mt @ 1.37 g/t の金資源とされる。もし推定通りの埋蔵量であれば3.4Moz以上の金量になる。 2008年11月現在、プロジェクトによる鉱石の確定埋蔵量と推定埋蔵量を合わせると2,430万トンで、163万オンスの金を含む2.1g/t の金量と格付けされる。 カナダのOromin Explorations Ltdは、周辺地域230km 2 の採掘権を取得した。今日までに、埋蔵資源は1.4百万オンスと推定されている。またRandgold Resources社はMassawaで、約3百万オンスもの非常に貴重な金の採掘可能性を発見している。

事業目的

持続的に成長する中規模鉱山資源企業となること

ビジネスモデル

MDLの戦略は、採掘業界において多様化したリーディングカンパニーになることであり、グループでの採掘や開発の経験をもとに、さらに成長することである。

MDLでは、幅広い業界ネットワークを基盤に、最も適した採掘方法を取り入れ、同時に、技術、マネージメントにおいても優秀な人材とコンサルタントを採用する。10年の採掘経験と、年平均15万オンスの金製造を誇るSadiolaプロジェクトが、同社の鉱山発掘企業としての持続的成長の基盤となっている。

今年の残る期間および来年度、MDLはSadiolaでの採掘作業拡大に向けて調査をつづける予定。加工工場と関連施設は、地域で安定的に金採掘事業を行うにあたり確固たるプレゼンスを獲得することにつながるであろう。

短期目標には既存採掘工場の最適化 (10~6年) と工場の処理能力の最適化 (3mpta) が含まれる。

Investment Metrics: Sabodala strategically positioned for growth

Enterprise value (EV)

株主・所有権益

Sadiola金プロジェクト‐90%をSabodala Gold Operations SA (SGO)、10%をセネガル政府が所有する。

Sadiola Mining Company SARLの100%子会社であるMDLは、4つの合弁企業を経営する。すなわちBransan Area (MDL 70%)、Dembala Berola Area (MDL earning 80%)、Heremakono, Sounkounkou and Sabodala NW (MDL earning 80%)、Makana Joint Venture (MDL 80%)である。

現在のMDLの上位10株主:HSBC Custody Nominees (Australia) Limited (19.25); National Nominees Limited (14.35); ANZ Nominees Limited (13.09); Canadian Register Control (12.73); J P Morgan Nominees Australia Limited (7.68); Actis Capital LLP (3.28); Citicorp Nominees Pty Limited (2.63); Citicorp Nominees Pty Limited (1.91); Actis Capital LLP (1.67); Macquarie Bank Limited (0.69)

政府との関係・社会貢献

Sabodalaプロジェクトは、セネガル政府、Macquarie Bankingの資源そして駐在するMDLチームの素晴らしい連携により実現した。2009年6月3日のSGP落成式は、セネガルのワッド大統領によって行われた。2007年6月24日、MDLとセネガル政府は、Sabodala金プロジェクトを推進するため、既にあった採掘協定を改正した。それには以下の内容が含まれる:更新可能な10年間の鉱山の賃借権。MDLは採掘会社を創設し、GRSは無拠出利益の10%を受け取る。政府への10%の利益より資本回収が優先される。付加価値税と会社税を含む全ての税を8年間免除。輸入税の免除。2007年4月30日、Sabodala金プロジェクトのための大統領命令がワッド大統領によって署名された。これに関する承認通知書が、Madicke Niang産業・採掘大臣により2007年5月2日に署名された。

政府は基本的に採掘を支援しており、2003年11月には新しい採掘条例を成立させた。その条例の下、どのような採掘活動も政府の認可が必要となった。その為、鉱物及び鉱石採掘権は、開発許可または採掘許可なしには行うことができなくなった。

探査活動の許可は3年以下であり、更新可能である。試掘段階では、許可を取得した団体は消費税と、探査に必要な機器の輸入税、そして設置された設備を稼働させる為の燃料にかかる税金が免除される。

探査に成功すると、探査許可を取得した企業は、州との間で新しい契約を締結させる。それは、採掘期間の両者の関係を円滑にすることが目的である。セネガル採掘条例により、数多くの特権が与えられる。それに含まれるものとして、Concession Miniereの株主は、法人税などが免税されるとともに、主なプロジェクトのリースを最大25年まで得る特権を得られる。あらゆる採掘作業は、採掘場の使用対価として3%のローヤリティー支払いを義務付けられている。

建設及び試運転中、採掘許可取得団体は、国の採掘事業推進目的のため、特別税制優遇を得られる。独立して採掘事業を行う採掘会社は、利益の国外送金を許可されている。

製品開発

2009年6月30日までの18ヵ月間はSabodala採掘抗が事業の中心であったが、その年の採掘事業が終わるまでには、関連する採掘リースが中心となってきた。2008年と2009年末の採掘許可期間の探査では、詳細な地理的、構成的なマッピングと岩石片のサンプリングが行われた。約13ヵ所が取り上げられ、そのうち以下の4ヵ所で採掘が保証され、年末までには計画段階に進んでいる。

:Masato Trendの南走行エクステンションであるMasato Extension、Faloumboでの詳細な岩石片のサンプリングは、北東トレンディングクロス構造に大いに貢献した。Niakafiri Eastでの広範囲な岩石片のサンプリングは最大1.1から3.4g/t及ぶ金を目指したものだった。Soukhotoでの地理的なマッピングにより、石英が東西にいくつも延び、表層に露出していることがわかり、その職人技と言えるサンプリング作業により、29.88g/t の金の採掘資料が得られた。

生産計画は10年以上の採掘に関するものである。深さ平均210メートルの露天採掘場からは、初年度200,000オンスの金生産が予想される。開発を進めるには現存の鉱化ゾーンの走向と深さの延長作業、探査対象個所のテスト実施、また周辺のMaco Volcanic Belt での新たな資源発掘が必要である。