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malawiZain Malawi

会社概要と沿革

Zainは中東とアフリカの24カ国で活動しており、6950万人以上の顧客を抱える新興の通信会社である。同社は14カ国でトップの携帯通信会社であり、その他5カ国では第2位の携帯通信会社である。地理的広がりの点では、世界第4位の携帯通信ネットワークである。

Zain(旧MTC)は、1983年に地域初の携帯通信会社としてクウェートで設立された。2007年9月8日にMTC Groupは、ブランド名を「Zain」に変更し、グループを代表するブランドに仕立て上げた。

Zain Malawiは、Celtel-itとして1999年10月から事業を開始している。Celtel-itは2008年に社名変更して、Zain Malawiとなった。マラウィ人口の90%をカバーし、地理的範囲では2009年で72%をカバーしており、加入者は100万人を超える。

2008年にZainは、アフリカ全体の事業のブランド名をCeltelからZainに再変更した。この動きは、2大陸を結ぶ世界初のボーダーレス携帯電話サービスとなる「One Network」立ち上げと同時に実施された。

Zainは多数の賞を獲得している。最近では「CBC African Business Award 2008」において「Best Telecoms’ Company in Africa」を受賞した。2007年9月には、同社グループは3つの重要な産業賞を獲得した。中東及びアフリカを対象にした第2回の年間「CommsMEAテレコミュニケーション」賞で獲得した「Overall Operator of the Year」もその一つである。同社はまた、One Networkの「New Telecoms Service of the Year」に輝いた。グループのCEOであるSaad Al Barrak博士は、業界における開拓者的努力に対し「Lifetime Achievement award」を授与されている。

国内の所在地

Mwai House, Independence road, City Centre, Lilongwe
電話番号: +265 (0) 1 774 800, +265 (9) 9 971 586/587/588/589/590
ファックス番号: +265 (0) 1 774 802/803

Blantyre Office: Zain House, Raynor Avenue, Limbe, Blantyre; 電話番号: +265 (0) 1 844022; ファックス番号: +265 (0) 1 844745

製品・サービス

Zain Malawiのサービス業務は以下を含む:
携帯電話サービス。プリペイド・プラン。インターナショナル・ローミング。国内・国際テキストメッセージ。24時間顧客サービス・センター。インターネット接続。 Eメールサービス。

従業員数

マラウィ国内で250名 
その他世界中で1万6,000名

財務情報

Zainの世界ビジネス

収益:US$ 40億1千万、EBITDA:US$17億7千万、純利益:US$5億3400万(2009年上半期)。


2008年12月31日に終了した連結決算の結果:
連結収益:US$74億4千万。EBITDA:US$ 27億8千万、 純利益:US$ 12億。

Malawi決算結果 (百万ドル)

市場シェア

「Mobile World」加入者データベースは、2009年第1四半期において、マラウィには200万以上の加入者がいると見積もっている。これは人口のほぼ15%に浸透していることを意味している。Zainは顧客ベースで71%を有するマーケット・リーダーであり、残りをTelecom Networks Malawi (TNM)が占めている。

事業目的

「世界におけるトップ10の携帯電話テレコミュニケーション会社にランク入りすること。EBITDA US$60億の達成。1億5000万人の顧客獲得を達成。真の多国籍企業・経営チームへの転身。」

ビジネスモデル

「Zainの企業戦略は「ACE」である。ACEは、グローバルな携帯電話テレコミュニケーション会社へと組織を導くために開発されたものである。2003年初めにZainは、「3x3x3の旅」と名付けられた野心的拡張を開始した。9年間でZainは、地元の携帯電話オペレーターから地域的なオペレーターへ、そしてグローバル企業へと3年単位で拡張する計画である。

この野心的な成長ビジョンは、2003年初めにクウェートにおける一オペレーターから出発して、2009年5月31日までに24カ国での事業展開を成し遂げたZainの推進力である。

ACEは、Accelerate、Consolidate、Expandの頭文字をとっている。これらが、Zainの成長フォーミュラの3本柱である。ACEの戦略的なイニシアティブを通して、Zainは以下を実施していく:
グループの成長促進。組織的にも組織以外でも社の到達域を拡大すること。社の強みのさらなる強化。価値創造において最高の効率を成し遂げること。顧客との関係を拡張すること。顧客のニーズを一層満たして、顧客のライフスタイルをさらに良くすること。」

ACEの「 Drive11」プログラム

2009年にZainは、ACEの一環として戦略プログラムを発表した。「Drive11』と名付けたそのプラグラムは、Zainが展開している多くの高成長市場においてZainが拡大し続けるのに最適なビジネスモデルの適用を可能にするものである。Zainは顧客向け機能にさらなる焦点をおき、その他に関しては集中化するか、あるいは戦略的パートナーに外注することによって管理を強化する。

社の拡大ビジョンにとって重要なステージで、このプログラムは立ち上がった。同プログラムは、規模の経済を最大化して目覚ましい効率を実現するであろうし、展開中の市場で大規模な成長の可能性をつかむための不可欠な推進力を供給するであろう。

株主・所有権益

Zain MalawiはZain Internationalが100%所有している。

政府との関係・社会貢献

改革以前は、Malawi Post and Telecommunications Corporation (MPTC)がICTセクターを支配していた。しかし、1998年にCommunications Sector法が可決されたことでこの支配体制が変化した。この新法はMPTCの独占を終わらせ、MPTCは2社に分割された。それが、Malawi Telecommunications Limited (MTL)とMalawi Post Corporation (MPC)である。新しい独立の監督機関としてMalawi Communications Regulatory Authority (MACRA)も設立された。MACRAは、通信のすべての面を管理することに責任をもつ唯一の機関であり続けている。形式的には独立の監督機関であるが、MACRAの役員は政府によって直接任命されている。

固定回線サービスとは異なり、新規携帯電話プロバイダーには追加的なライセンスを交付するという政府方針のために、携帯電話産業は比較的競争が激しい。2008年7月にMACRAは、Global Advanced Integrated Networks(GAIN)に3つ目の携帯電話免許を与えた。政府が、携帯端末と通信機器に対する輸入税を廃止する政策を2008年5月にとったことも、市場に新たなプレーヤーを引きつける効果を持った。

2009年に、国内の通話料金を引き下げる計画に関してMACRAとZainの間で論争がおこった。MACRAはより多くのネットワークに市場を開くことを望み、一方、Zainは高い税率を非難して加入者の増加こそが低料金につながるとした。

加えて、Zainを含む通信サービスプロバイダーは、GAINに認定した業務ライセンスにMACRAが挿入した条件に不満である。GAINは最初の2年間は2%の納税率で、3年目に3%、4年目に4%、5年目以降5%とされている点を、Zain Malawiは問題視しているという。Zain Marawiは事業を開始した時から、毎年監査済み純営業収益額の5%を払っており、GAINに示された条件とは異なっている。

MACRAは2009年3月18日にTNM Limited、Zain MalawiとMTL宛に書簡を送り、その措置の正当性を主張した。同書簡によると、MACRAは業界の新たな同業者を効果的に競合させるため減税措置を適用し、条件を緩和したのだという。しかしZain Malawiは、MACRAはライセンス給付前に企業の財務状態を審査しなければならないことになっており、純営業収益5%の標準税率支払いを含む財務的な実行可能性を証明するのに、GAINに対しては4年の猶予が与えられたのは不公正であると主張している。

Zain Malawiの輸入申告が税関当局に通知されることなく変更されていたと現地紙が報じたことから、Zain Malawiは、輸入税逃れをしているとして非難された。Nyasa Times紙は、ネットワーク・スイッチ用機材であるとされていた積荷が、輸入税対象である空調装置に取り替えられていたと報じた。Zain担当者は税手続き上の違反があったことを認め、4700万マラウィクワチャ(およそUS$3万4000)を支払うことに同意した。

製品開発

Zain Malawiは、過去2年間だけで国内でUS$1億を投資し、ネットワークの品質を改善した。

2009年にZainは、同社がネットワークでカバーしている場所ならどこでも加入者がインターネットにアクセスすることができる、Zain「hotspot」を発売した。同社のマーケティング・ディレクター Enwell Kadangoによると、「hotspot」は、顧客がモバイル・ネットワーク上でデータを送受信できるGeneral Packet Radio Service (GPRS)の一部である。Zainは2007年にGPRSを発売している。2009年8月にはKodo-Kodo phone(simで操作される新型の公衆電話。Equatel G S-300シリーズ)を打ち出した。2009年半期の間に43の新規サイトが設置され、合計305サイトとなった。同社はマラウィのNational Media Institute of Southern Africa (NAMISA)と3年の長期パートナー契約を交わし、World Press Freedom Dayを記念する事業の一部運営を、毎年スポンサーしている。2009年4月にZainは、低価格商品のZTEとHuawei携帯電話の価格を値上げした。Huawei携帯電話は、1499クワチャから3499クワチャへの価格改定となった。2009年5月にZain Malawi、Emitac Mobile Solutions (EMS)、Research In Motion (RIM)の3社は、マラウィ国内で BlackBerry solutionを売り出した。BlackBerry solutionは、スマートフォンとソフトウェアとサービスを融合させ、Eメール、電話、カレンダー、ウエブ、マルチメディア及びその他のビジネス、ライフスタイル・アプリケーションへの簡単なワイアレスアクセスを可能にしたものである。

Zainは現在、3G技術をマラウィに導入する計画に関して、Malawi Communications Authorityとの話し合いの最終段階にある。