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guineaGlobal Aumina グローバルアルミナ

会社概要と沿革

グローバルアルミナは、ギニアにおけるアルミナ精錬業立ち上げのため、1999年に設立された。同社とその合弁事業パートナーは、ギニアのボーキサイト賦存地域に、年間360万トンのアルミナ精錬能力をもつ精錬所を建設している。このプロジェクトのボーキサイト採掘権は、世界で最も豊富なボーキサイト埋蔵域のうちのひとつであるBoké ボーキサイトベルトに、690平方km2を有している。

グローバルアルミナの最初のプロジェクトは、BHP Billiton、Dubai Aluminum Ltd.とMubadalaとの共同でSangaredi地区に年間330万トン容量をもつアルミナ精錬所を建設することであり、同時に、必要なエネルギー、水、輸送システム、社会基盤を建設している。同プロジェクトは480万トンまで拡大できるよう設計されており、加えてすでに合弁会社は、鉱区の南側に二番目の精錬所を建設することで合意、サイト選定のための費用を承認している。

採掘許可を与えられているのは、19つの高原からなるボーキサイト鉱床である。ボーキサイトは通常200メートルほど上昇した土壌の地表、もしくは地表近くに埋蔵されている。2つのプロセスラインが設計されており、精錬所の精製能力は今のところ年間容量330万トンの設計で、5年以内には容量360万トンで安定操業に入る。最終的には、作業員の経験年数が上がることで最大能力は395万トンに達する予定。精錬所は24時間年中無休で操業するほか、全ての消耗品とアルミナを十分なだけ貯蔵できるキャパシティを備えている。さらに、最大船貨物容量と精錬所の消費率に基づいて計算された容量の大型貯蔵施設が港に設置される。

精錬所のエネルギー必要量は、精錬所の建設に合わせ構築される流動床ボイラー技術で設計される蒸気・電気熱電併給設備によって提供される。精錬所とその関連地域は、まず、およそ90メガワットの電気と毎時700トンのプロセス蒸気が必要になる。同プロジェクトでは、最終的に、およそ150メガワットの発電能力をもった石炭火力発電所を設置して、精錬所に必要な蒸気の全ての供給を可能にする。発電所の石炭は南アフリカから供給される予定である。

給水は、精錬所と並行して構築される新しい貯水池とその送達設備によって供給される。貯水池は30メートルのダム、余水路、排水路から成り、現場近くで得られる350,000立方メートルのラテライト材料を使って造られる。貯蔵器には、500万立方メートルの水を貯蔵でき、精錬所が一年に必要とする量を十分に提供でき、将来拡大も視野に入れている。

このアルミナ精錬所のためには、既存のKamsar港の拡大ならびに専用のアルミナ作業ターミナルと桟橋の建設が必要になる。拡張後は精錬所の稼働とアルミナ製品輸出に必要なだけの石炭、石灰岩、重油燃料、ディーゼル燃料、硫酸、苛性ソーダと他の供給品を貯蔵できなければならない。新しいアルミナ港ターミナルと桟橋は、既存のCBGターミナル・桟橋の南方に建設されている。

既存の鉄道は標準な西洋式ゲージトラックで、距離はおよそ130キロメートル、SangarédiのCBGの採掘現場からギニア国内のアルミナ鉱区を通り、Kamsar港へと繋がっている。ギニアアルミナでは、本線から精錬所へ14キロメートルの支線を建設し、港ターミナル地域での拡張の運用条件に合わせる予定である。

国内の所在地

アルミナ精錬所プロジェクトはBokeの町と港に建設されており、西ギニアSangarédi から 80kmほどのボーキサイト鉱脈に位置する。

製品・サービス

政府との合意では、アルミナ精錬所を建設し、経営するための排他的権利が同社に与えている。基本合意では、アルミナの生産と売買を許諾しており、制限を受けることなく輸出も可能である。この合意では、既存の国営港、鉄道、道路施設およびプロジェクトに必要な土地の利用および改良をする優先権を与えている。

従業員数

同プロジェクトは、10,000人分以上の建設仕事と1,500人分以上の永久的鉱業および精錬所作業を創出することになっている。

財務情報

2009年6月30日末までの3ヵ月および6ヵ月の財務表と営業成績は、以下のとおりである。
2009年前半6ヵ月の期間、同社はプロジェクト合併事業の開発費の3分の1に相当する合計2800万米ドルを投資。2009年6月30日時点で合弁事業会社のGuinea Alumina Corporation, Ltd.(Guinea Alumina)は、建設中のプロジェクトに5億7760万米ドルを出資、うち1720万米ドルは2009年第2四半期に投入された。合弁会社は、2009年7月から2009年9月までの、1580万米ドルの作業計画と予算を認可した。2009年6月30日、同社は非拘束現金2270万米ドル、エスクロー現金6200万米ドルを将来のプロジェクト資金、損害保険、保証とした。2009年6月30日末までの3ヵ月および6ヵ月は、2008年同時期の1,861,516米ドル(1株当たり0.01米ドル)と3,340,879米ドル(1株当たり0.02米ドル)の純損益と比較して、それぞれ2,241,949米ドル(1株当たり0.01米ドル)と3,615,827(1株当たり0.02米ドル)の純損益を報告した。同四半期の利子所得は196,408米ドルだった。

プロジェクトの開発計画が承認されなかった場合、合弁事業が現在の率で出費を続けるならば、同社のエスクロー資金は、プロジェクトのエクイティ条件の3分の1を十分に満たしているから、2012年6月まで非拘束資金は事業費を十分に賄える。

市場シェア

Guinea Aluminaによる50億米ドル以上の投資は、現在にいたるまでギニアのみならずサブサハラ・アフリカにおいて最大の民間投資である。同プロジェクトは、ギニアで提案された最先端の新規プロジェクトのうちの1つで、これから開発予定のアルミナのグリーンフィールドプロジェクトでは、最大かつ最重要のものである。

事業目的

ギニアにおけるアルミナ精錬開発の先行企業としての優位性を生かし、低コストの優良なアルミナサプライヤーになること。

ビジネスモデル

グローバルアルミナの長期的目標は、ギニアでのアルミナ精錬所事業を通して、拡大するアルミナ需要において大きなシェアを獲得することである。Guinea Aluminaにとって最初の開発となった年間330万トンの精練所は50パーセントの物理的拡張に対応するように設計されており、改良によって最高15%の追加抽出を、20年以上にわたり得られるよう設計されている。Guinea Aluminaには、現在、鉱区内にもう一つの同じようなサイズの精錬所を建設する予定があり、第2精錬所のための研究資金が承認されている。

Guinea Aluminaの精錬所は、同産業では最も低いコスト・パフォーマンスを実現しているうちの一つである。2008年ドル価で業界平均230米ドル/トン、最も高い4分位の平均が320米ドル/トンであるのに対し、内部試算では134米ドル/トンである。また、精練所に非常に近い場所に豊富な高品質ボーキサイトがあるため、非常に安いボーキサイト原料でアルミナを生産することが可能になっている。また、最高水準のテクノロジーを用いることにより、効率を最大限に拡張し、世界一流の設計において規模の経済を達成している。

Guinea Aluminaは、国際的な開発融資コミュニティへの参加を通じて、株式投資を調達している。政府関係者、地元市民、および多岐にわたる非政府組織との活発な関わりを通して、ギニアにおける権益と企業イメージを保護することに成功している。

株主・所有権益

政府との関係・社会貢献

Guinea Aluminaとの基本合意はギニア議会で満場一致で批准され、2005年の大統領令で立法化された。その合意は、75年間の広範囲の投資を許可しており、更新可能で、ギニア北西部のBoke県内に690平方キロメートルの鉱業権益をもち、同地区内でのアルミナ精錬所の建設と経営について排他的権利を付与するものである。同社には自由な送金と、オフショア口座、外貨口座の保有が許されている。また、ギニアの資源から実行可能なサービス、製品、原料を使用できる。未熟練労働については、ギニアの国民または居住者を優先的に雇用することが条件とされている。

Guinea Aluminaはアルミナの商業生産を開始した年から、ボーキサイトのCBG「積込み渡し」価格の5パーセント相当で、ボーキサイトの採掘ロイヤリティを支払うことになっている。ギニア政府はプロジェクトの実施に対して、すべての手続きに便宜を図り、必要な支援を提供することになっている。ギニアにおいて同社はきわめて有利な税特権が与えられており、従業員の源泉徴収税以外、アルミナ生産が始まるまでギニアにおける全ての税を免除される。最初の5年間は500万米ドル、次の5年間は800万米ドル、その次の5年間は1250万米ドルの固定金額を納税し、その後は法定所得税を支払うことになっている。現在の法定所得税は35パーセントである。ただ、ギニアに対する支援の一部として、Guinea Aluminaは700万米ドルのボーキサイト採掘ロイヤリティを前払いする。これは、生産が始まったあとの実際のロイヤリティで相殺されることになっている。

これらの保証に加えギニア政府は、プロジェクト資産の全部または一部を没収したり国営化しないことを保証している。政府はまた外国人の雇用を制限せず、製造業者や下請け業者の自由選択、設備器材と駐在員の自由な国内移動、プロジェクトのために必要な食料、部品、材料、消耗品その他の自由な輸入、衛星通信機器の輸入を、規則に反しない限りで認めている。

製品開発

2009年9月にGlobal Aluminaは、合弁会社の取締役会が2009年10月から12月期間において1410万米ドルの追加プロジェクトを承認したと発表した。このうちの3分の1についてはGlobal Aluminaが責任をもつ。プロジェクトの開始から2009年9月30日までで、合弁会社のボードはすでに総額6億1750万米ドルのプロジェクト資金を承認しており、これまでに5億9390万米ドルが調達済みである。

Global Aluminaはおよそ6950万米ドルを現金で保有し、5600万米ドルはプロジェクト開発で使用できる条件つき証書で、1350万米ドルは一般経費に利用できる無制限資金である。また、プロジェクト債券金融の完成によって3330万米ドルの新株引受権がある。