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angolaBanco EspÍRito Santo Angola (BESA)

会社概要と沿革

Espírito Santo Financial Group (ESFG)は、完全に統合された金融サービス持ち株会社である。ポルトガルの銀行取引および保険市場における指導的立場を保持し、主要子会社であるBanco Espírito Santo Group(BES Group)を通じてその地理的領域はスイス、フランス、アラブ首長国連邦に及ぶ。ESFGが国際的に存在することによって、他の国々をポルトガルへの文化的親近感で満たし、海外のポルトガル企業とポルトガル人を支援することを目指している。

BES Groupを構成するのは主に、ポルトガルで第2の商業銀行で、株式上場額ではポルトガル最大の銀行であるBanco Espírito Santo(BES)である。BES Group およびその子会社(イベリアの主要投資銀行であるBES Investment)はポルトガル、スペイン、アンゴラ、ブラジルで事業を行っている。また、ESAF-Espírito Santo Activos Financeirosは資金運用の大手企業である。2008年12月におけるBES Group のポルトガルでの市場占有率は、総計で平均20.7%と推定されている。

世界的には、アンゴラ、ブラジル、カーボヴェルデ、中国、スペイン、アメリカ合衆国で、小規模な運営子会社を通して営業を行っている。

ESFGは1984年にルクセンブルグで設立されたが、その前身は1975年に設立された。Espírito Santo Financial Groupの歴史は1884年に始まったが、後にBanco Espírito Santo (BES)となる銀行は1935年にJosé Maria Espírito Santoによってリスボンで設立され、後にCompanhia de Seguros Tranquilidade(Tranquilidade)となる保険会社が加えられた。

1975年までBESやTranquilidade、その他のポルトガルの銀行や保険会社は国有化されていたので、 Espírito Santo GroupはESFGを設立してポルトガル国外に事業拠点を求めることを余儀なくされた。こうした事業拠点が最初に置かれたのがブラジル、フランス、スイス、アメリカ合衆国であった。

2002年1月24日にBESAはLuandaの市中で営業を開始した。革新的な商品とサービスを提供するアンゴラで最新の民間銀行であり、開始当初から、アンゴラ国内大手企業の数社を含め多数の顧客の関心を集めた。

国内の所在地

Rua do Primeiro Congresso do MPLA, 27, CP 6459, Luanda; T. 244 222 693 600 | F. 244 222 693 689

製品・サービス

BESAはアンゴラ初の専門的民間銀行取引サービスを立ち上げた。提供サービスには:
分野別顧客サービス、財務相談サービス、企業向け資産管理サービス(公共・民間部門)、金融商品の開発と管理、貯蓄商品、ESFGを通した国際的サービス、リアルタイムの国際金融・資産市場のモニタリングなどがある。

従業員数

360人。

財務情報

BESのアンゴラでの財務実績:貸借対照表

BES のアンゴラでの財務実績: P&L(損益計算書)

市場シェア

BESAはアンゴラで3番目に大きい民間銀行である。

事業目的

「アンゴラの銀行システムの中で、利益率における先導的地位を保持し、アンゴラの経済および金融システムに期待される進化に向けて努力し、総合的金融サービスのスペシャリストグループとなり、支店ネットワークをアンゴラ国内全土に拡大する。」

ビジネスモデル

アンゴラでの持続的成長に向けた戦略的ステップ:

  • 組織的商業イノベーション
  • 2010年中に現在の26支店から50支店へ拡大すること
  • 新規情報システム(FlexCube)を実施することでますます成長する競争的市場に立ち向かうこと
  • グローバルリスク管理部門と専門的企業センターの立ち上げ
  • 人材不足に対処するための人材育成
  • Angola-BESACFのなかに最初の資産管理会社を立ち上げること
  • 企業や個人顧客のための新規事務所を設立してネットワークを改善すること
  • インターネットバンキングなどの新しいサービスの提供
  • 優秀なプライベートバンキング・チームの立ち上げ
  • 証券取引や投資金融などさらなる投資銀行業務の機会追求

BESAの活動の拠り所は、個人および企業顧客に対するグローバルで効率性に優れた、質の高いサービスの提供である。リテールバンキング分野において、すでに6つの州に配置された25支店と出張所のネットワークを通じて業務を行っており、同時に、活動の焦点を主に民間および富裕層との取引に当てている。BESAのこの市場での取引活動は、主に以下の観点で行われる:

(i) アンゴラで事業を行う中規模の会社との提携関係の促進、すなわち企業の投資プロジェクトへの融資、現金の用立て、技術的・法的サポートなど。
(ii) アンゴラに活動を広げているポルトガル企業や起業家へのサポート、また、専門チームのバックアップによるアンゴラへの輸出支援。

BESAの投資銀行活動領域はLuandaでも拡大しており、プロジェクト実行や企業の財務活動に参加しビジネスチャンスを追求している。とりわけアンゴラが抱える公的債務問題に関して、枠組み作りや整理・斡旋の共同舵取り役となった。

地理的拡大に要する資金はBESA自身の財政資源のみで賄われている。

株主・所有権益

Banco Espírito Santo – 99.96%
BESA – 0.04%

BESAは、アンゴラで自動支払いサービスとATMシステムを持つEmpresa Interbancaris de Service(EMIS)の出資持分を保有している 。中央銀行がEMIS株式の過半数(51%)を持ち、残りの株式はアンゴラで業務を行っている銀行に分配されている。

政府との関係・社会貢献

アンゴラの金融システムは財務省によって規制されているが、監督を行うのは国有中央銀行であるBanco Nacional de Angola(BNA)である。中央銀行の目的は金融の安定である。この観点からBNAは、バーゼル(自己資本比率規制)IとII(Basel I and II)に続く新規のプルーデンシャル規制導入に向けた努力を続けている。アンゴラの金融システムは、BNAが国の商業銀行として効率的に業務を行い全ての商業取引に関与するようになった頃から、急速に進化して来た。現在では、およそ20社もの銀行が包括的なバンキング・サービスを提供している。

全ての銀行機関は中央銀行に支払準備金の形で預金を保持している。支払準備金は、アンゴラの金融システム内で操業する銀行機関の現地通貨、または外国通貨での要求払預金に課せられる。現在の支払い準備率は、国内通貨で回収された現地通貨、または外国通貨における要求支払預金の週末平均残高の15%である。銀行機関は最長63日満期の中央銀行手形、または短期国債で、支払準備金の7.5%までを保持できる。

2007年、アンゴラ当局はBNAを通して現地通貨Kwanza(AOA)の流動性を吸収し、貨幣流通量の縮小を図った。そのためにNBAは、

(i) 最低法定準備金体制を2度にわたって変更し、
(ii) 中央銀行債(TBCs)の利益率を引き上げ、
(iii) 2007年5月には米ドルに対するAOAの価値を6%上げた。

その結果、2007年の月間インフレ率は前年比で多少下がったと思われる。最低法定準備金政策の変更は商業銀行の財務を悪化させ、貸出力にも悪い影響を及ぼした。

2008年1月、BESAはアンゴラ国内初の投資会社設立の許可を得た。

製品開発

World Finance誌はBESAに「Best Bank in Angola – 2009」を授与した。 この雑誌によれば、「受賞はBESAのアンゴラ市場での活動によるものである。顧客に提供する商品とソリューションの品質、また、財政構造の絶え間ない革新においてBESAは際立っており、質の高いサービスを提供する銀行となることを可能にした」。ロンドンを拠点とするこの雑誌は金融界で最も高い評価を受けている。

Global Finance誌でも「Best Foreign Exchange Bank in Angola 2009」に選ばれ、そのサービスの質の高さを認められた。賞の選択基準は、取引量、市場占有率、顧客サービス、競争力ある価格、新技術に置かれている。Global Finance誌は経済と金融を専門とする出版業界のトップ誌である。

また、ユネスコ(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization・UNESCO)のDevelopment of Planet Earth International Committeeから「Planet Earth Bank for 2009」の栄誉を授与された。