工藤 太地
研究歴
「貧困や暴力といった社会問題を、民主主義を通じてどのように解決することができるのか」というテーマを掲げ、社会的に周縁化された集団による政治参加や社会運動が政策形成に与える影響を研究してきました。事例として、インドの指定部族の土地問題に注目し、部族民の土地を保護する政策が立法された州とそうでない州を取り上げ、指定部族の政治的働きかけとそれに対する政党の反応を分析することで、二州における立法の有無がどのように生じたのかを調べました。
現在取り組んでいるテーマ
現在は、南アジア地域における民主主義の後退に関心を持っており、パキスタンやバングラデシュなどの政治体制及び政党政治に関する比較研究を行おうと考えています。