「テロ」と「戦争」のもたらしたもの
トピックリポート
No. 45
CONTENTS
第1部 紛争当事国とその周辺
第1章
ターリバーンと「テロリスト」たちの邂逅 / 田中 浩一郎
第1節 危惧された展開
第2節 ターリバーンの内部構造とその崩壊の要因
おわりに
第2章
アフガン情勢とパキスタン / 井上 あえか
第1節 同時多発テロからアフガイスタン空爆へ
第2節 パキスタンによるターリバーン支援
第3節 アフガイスタン政策の転換
第4節 カーブル陥落とパキスタンの思惑
第5節 ターリバーン後とパキスタンへの影響
おわりに
第3章
インド:パキスタンが最大の標的 / 井上 恭子
第1節 インド・パキスタンの対立の構造
第2節 9月11日とインド
第3節 アフガイスタン空爆開始前後
おわりに—ターリバーン後のアフガニスタンとインド・パキスタン
第4章
展開する国際・地域情勢とイラン / 松永 泰行
第1節 米中枢同時テロ事件に対するイランの反応
第2節 イランをめぐる外交攻勢とイラン政府の対応
第3節 アメリカの「対テロ戦争」とイラン
第4節 イラン内政と米・イラン関係への影響
おわりに
第5章
第1節 中央アジア諸国の対米・対ロ関係
第2節 アメリカの戦略的パートナーの地位をめぐる競争
第3節 中央アジアにおけるイスラーム勢力の動静
第4節 米軍のプレゼンスがもたらすもの—2つのシナリオ
第2部 「イスラーム」世界への連鎖
第6章
「テロ」と「報復」のはざまで—アラブ・イスラエル紛争への波及— / 青山 弘之
第1節 中東和平プロセスの経緯:1990年代以降を中心に
第2節 「テロ」と「反テロ」をめぐるイスラエルとパレスチナの対応
第3節 「反テロ」に対するアラブの立場:ヒズブッラーとシリアを中心に
第4節 中東和平問題の「国際性」
第7章
サウディアラビア:矢面に立つ親米湾岸産油国 / 酒井 啓子
第1節 テロ事件に関する湾岸産油国の対応
第2節 米メディアによるサウディ・バッシング
おわりに
第8章
エジプト外交とアフガニスタン空爆 / 池内 恵
第1節 外交・内政の連関構造
第2節 アフガニスタン戦争とエジプト外交
おわりに
第9章
9・11テロ事件とアメリカの対イラク政策 / 酒井 啓子
第1節 同時多発テロ後のアメリカの対イラク姿勢
第2節 国連による対イラク政策の強化と変質
第3節 UNMOVICの受け入れを巡る対立
おわりに
第10章
揺れるトルコ—義務と世論と国益と / 間 寧
第1節 政府の対アメリカ支援
第2節 世論と経済
第3節 イスラーム派勢力とアル=カーイダの繋がり
第4節 政府の今後の対応
第11章
対米テロとアフガニスタン空爆のマレーシア政治への影響 / 中村 正志
第1節 対米テロとアフガニスタン攻撃への反応
第2節 国内政治への影響
おわりに
第12章
インドネシア:国際協調と国内政治社会安定との難しい舵取り / 松井 和久
第1節 アフガニスタン空爆前の反応
第2節 アフガニスタン空爆後の反応
第3節 イスラーム強硬派と国際テロ・ネットワーク
おわりに