イベント・セミナー情報
アジア経済研究所図書館&東京大学駒場図書館共同利用制度締結記念講演会
講演会「現実と虚構(フィクション)のあいだ――ブックトーク『現代小説から読み解く中国とインド』」
募集は締め切りました
小説というのは、虚構の物語であると同時に、世の中の有り様やそこに生きる人々の姿を鮮やかに浮かび上がらせるという意味で、現実を色濃く反映した物語でもあります。途上国出身の作家が自らの国を舞台にして書いた小説についても、この点があてはまることはいうまでもありません。 本講演会では、新興大国として大きな注目を集める中国とインドを取り上げ、学術的な書籍・論文やメディアの報道などからはなかなか伝わってこないその実像を、両国を舞台にして書かれた小説を通して読み解いていきます。
アジア経済研究所図書館は、2015年に東京大学駒場図書館と 図書館共同利用制度 を開始しました。制度開始2周年を記念して、東京大学駒場図書館と共催講演会を開催します。皆様のご参加をお待ちしています。
講演で取り上げる主な作品
◆ 中 国:『炸裂志』閻連科 著/泉京鹿 訳/河出書房新社 2016年
◆ インド:『6人の容疑者』(RHブックス・プラス)ヴィカース・スワループ 著/子安亜弥 訳/武田ランダムハウスジャパン 2012年
開催日時
2017年11月1日(水曜)16時00分~18時15分(開場:15時30分)
会場
講師
◆ 泉 京鹿(中国文学翻訳家)
最近の翻訳作品に、『炸裂志』閻連科 著/泉京鹿 訳/河出書房新社 2016年、『紫禁城の月』上・下 王躍文 著/東紫苑、泉京鹿 訳/メディア総合研究所 2016年などがある。また、『朝日新聞GLOBE』で「世界の書店から」と題して、コラムを連載している。
◆ 湊 一樹(アジア経済研究所地域研究センター 南アジア研究グループ)
専門は、インドとバングラデシュをはじめとする南アジアの政治経済。翻訳に『開発なき成長の限界-現代インドの貧困・格差・社会的分断』アマルティア・セン、ジャン・ドレーズ 著/湊一樹 訳/明石書店 2015年がある。
主催
ジェトロ・アジア経済研究所図書館、東京大学駒場図書館
参加費
無料
定員
50名
※一般の方も参加できます。
お問い合わせ先
◆ 内容について:ジェトロ・アジア経済研究所図書館 研究情報レファレンス課
Tel:043-299-9716
◆ 参加について:東京大学駒場図書館専門員(サービス担当)
e-mail:komasen@lib.c.u-tokyo.ac.jp