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zambiaZambeef

会社概要と沿革

Zambeefは1991年に首都ルサカ(Lusaka)で、小資本の小規模精肉店として開業した。2003年2月にルサカ証券取引所で株式を公開、2005年4月には上場企業となった。当初の発行株式は70株だったが、2006年9月30日時点で310株2億米ドルになった。

現在Zambeefはザンビア最大の農業企業のひとつであり、毎年牛6万頭、豚2万6000匹、鶏3500万羽を処理し、850万リットルの牛乳、5万トンの穀物を生産している。アフリカでは最大級の作付け農地(灌漑農地3,660ヘクタール、乾燥地作物用農地1,500ヘクタール)を保有する。屠殺施設はザンビア、ナイジェリア、ガーナに93ヵ所、食肉処理場はザンビア周辺に8ヵ所を保有し、200台の輸送車をもつ。

Zambeefの全額出資子会社Zamleather Limitedでは、牛皮のなめし加工を極東・ヨーロッパ輸出用に、革製品、靴、産業履物の生産を主に国内・地域市場向けに行っている。

2008年1月1日には、Master PorkがZambeef Productsの全額出資子会社となった。さらにザンビア最大の食用油工場を2008年に獲得し、全額出資子会社Zamanitaとして操業している。

2009年にZambeef ProductsとZanacoはNanga Farms株の85.73%をZambia Sugarに集中させた。これは、コアビジネスを農業と農業加工におくためである。

国内の所在地

Business Address Postal Address
Plot 1164, Nkanchibaya Road Private Bag 17
Rhodes Park Woodlands
Lusaka
Zambia

製品・サービス

Zambeef Products Plcは、ザンビアで牛肉、鶏肉、卵、牛乳、乳製品の生産、加工、配送、小売販売を行っている。その他に同社は、獣皮のなめし加工、革製品、靴、産業履物の生産も行っている。ザンビア国内で肉、鶏肉、ミルク、卵、加工肉の販売拠点を82店舗経営しており、スーパーマーケットのショップライト(Shoprite)内に店内食肉処理施設を持ち、ファーストフード販売店の経営、フライドチキンの販売を行っている。さらに同社は、約200台のトラックからなる輸送フリートによって輸送サービスを提供、フランチャイズとしてShoprite Checkersの食肉処理を運営している。

同社の乳製品部門は、Zamsipの商標名で高品質のヨーグルト飲料の生産を拡大している。Gwembe Valleyプロジェクトにより、年間を通じて小麦とトウモロコシが提供されたことで、Zambeefは潅漑設備を用いた冬トウモロコシと小麦の生産が可能となった。

従業員数

2008年現在のZambeefの従業員数は3,485人。

財務情報

年度末決算時の2008年9月30日における連結決算によると、取引高は、2007年9月の2920億ザンビアクワチャ(ZMK)から69%増加の4930億 ZMKに増加した。税引前利益は280億ZMKから57%増加の440億ZMK、純利益は59%増加の383億ZMKであった。当期年度レビューによれば、主要な財源はグループ内で新しく発行した4400万の普通株で、これにより会社全体で2590億ZMKの増加になった。

同じくそのレビューによると、輸出では2007年の190万USドルを上回る200万USドルの売上高であった。一方、固定資産の購入にあてた総額は、2007年の3380億ZMKに比べて2205億ZMKであった。

通貨単位:100万(ZMK) 決算時: 2004年
10月2日
再分類後
2005年
10月2日
修正再表示後
2006年
10月2日
修正再表示後
2006年
10月2日
収入 164,740.9 196,576.1 223,782.0 291,971.0
総収入 164,740.9 196,576.1 223,782.0 291,971.0
売上原価 99,177.3 110,754.9 123,350.0 163,515.0
総利益 65,563.6 85,821.2 100,432.0 128,456.0
販売費及び一般管理費 47,131.6 69,173.7 78,136.0 97,631.0
その他営業費用 -33.7 -2,926.6 -1,662.0 -244.0
その他営業費用合計 47,097.9 66,247.1 76,474.0 97,387.0
営業利益 18,465.7 19,574.1 23,958.0 31,069.0
純利益 14,529.8 16,683.6 19,634.0 23,500.0
1株当たりの純利益(余剰項目を含む) 14,529.8 16,683.6 19,634.0 23,500.0
1株当たりの純利益(余剰項目を含まず) 14,529.8 16,683.6 19,634.0 23,500.0
売上(百万USドル)

市場シェア

Zambeefは、資本、売上額のいずれもが最大の企業で、現在、食肉市場のシェアの大半を支配している。Zambeefしか提供できない高い品質基準をShopriteが設定し、それに基づいてShopriteと排他的な供給契約をすることで、食肉市場におけるZambeefの地位が築かれた。

精肉分野におけるマーケットシェア
Beef Producer 商標名 企業の所有形態 マーケットシェア
Zambeef Zambeef 上場企業 65%
Galaun Holdings Luscold 非上場企業 10%
Northern Zambezi Traders Pama 非上場企業 7%
Dar Farms King Quality 非上場企業 3%
Best Beef Company Best Beef 非上場企業 3%
Savannah Beef Savannah 非上場企業 2%
Others Traditional 非上場企業 10%
Total 100%
卵のマーケットシェア
Producer 商標名 企業の所有形態 マーケットシェア
Flamingo Golden Lay 49% 外資 20%
Mega Farms Mega Eggs 非上場企業 15%
Zambeef Zamchick Eggs 上場企業 15%
Cedrics Farm Cedrics 民間外資 10%
Simonga Farms Simonga 地元所有 10%
Collet 10%
Bokomo 5%
Sunrise 5%
Others 10%
Total 100%
乳製品のマーケットシェア (牛乳の分野).
Producer 商標名 企業の形態 マーケットシェア
Parmalat Parmalat 71.5% 外資 50%
Zambeef Zammilk 上場企業 20%
Galaun Holdings Diamondale 非上場企業 12%
Finta Finta 地元所有(Danishが株主) 10%
Others 8%
Total 100%
乳製品のマーケットシェア (加工牛乳の分野)
Producer Brand Name 企業の形態 マーケットシェア
Parmalat Parmalat 71.5% 外資 50%
Zambeef Zammilk 上場企業 20%
Galaun Holdings Diamondale 非上場企業 12%
Finta Finta 地元所有(Danishが株主) 10%
Others 8%
Total 100%
鶏肉のマーケットシェア(加工鶏肉の分野)
Producer Brand Name 企業の所有形態 マーケットシェア
Zambeef Zamchick 上場企業 25%
Hybrid Verino 非上場企業 20%
Galaun Holdings Crest 非上場企業 15%
Eureka Chickens Eureka 非上場企業 10%
Savannah Chickens Savannah 非上場企業 5%
Zambezi Nkuku Zambezi Nkuku 非上場企業 5%
Informal Sector Traditional 非公式 20%
Total 100%

Zambeefはまた、2007年度売上高で約500万USドルの売上高(2007年)をもつ、ザンビア最大の豚肉加工会社でもある。

事業目的

地域に食品を提供するリーダー的プロバイダーになることをめざし、グループとして競争上の優位性をもつ分野でのビジネスの成長、拡大化、多角化を継続していく。

ビジネスモデル

生産だけでなく小売販売も含めた、フードチェーンにおけるあらゆるステージを管理するという企業のビジネスモデルが成功の鍵となっている。さらに、経営の多角化戦略と再投資を重視することで、世界的に厳しい経済情勢においても成功を果たしている。この企業戦略により収益構造の質を向上させながら、安定した利益を実現している。

同社のビジネス活動は、競争上の優位性が確信できる市場に的をしぼっている。

同社は、屠殺処理後の食肉を輸送する冷凍トラックの大部分を自社所有し、戦略上重要な場所にある屠殺場を5ヵ所購入することで下流部門と上流部門を統合している。商品の運搬がすべて企業内で行われるため、調達・流通のコストを大幅に削減している。経営のシナジーとコスト削減によって経済効率を高めてきた。

株主・所有権益

政府との関係・社会貢献

現地企業の数が少ないなかでZambeefは、納税を通じて政府の歳入に150万USドルを超える貢献をしている。

2009年ザンビアの農業大臣Brian Chituwoは、「農業を成長させるためには農民に対するインセンティブが必要だということを政府は認識している」と述べ、さらに「われわれは、クレジットファシリティがなくては農業の成長はありえないと確信している」と述べた。次の議会では、小規模農民にとって重要な意味をもつ信用供与の問題を取りあげる予定だという。

「今年がそうであったように国に十分な食料があり、その結果として食料の生産・加工で雇用が生み出されているなら、国家として喜ばしく農業大臣としても嬉しいことだ。この国でわれわれが十二分な食料を確実に持てるようにすることが、われわれの務めである。もしZambeefが、われわれのこれまでの成果にそのような貢献を付け加えてくれるのなら、これに勝ることはない」とChituwo農相は語っている。

製品開発

2009年にZambeefは、現在のプロジェクトの拡大と新しいビジネス活動の開始のために3000万米ドルを計上する予定。グループ全体ではさらに、新規養鶏施設の設置、牧場の操業、養豚場および豚肉加工事業の拡大、Mpikaのパームプランテーション用予定地2万ヘクタールのうち最初の3500ヘクタールを構築することを予定している。この他にZambeefは、牛乳工場内に新しい設備を導入しており、これにより飲食用ヨーグルトの生産能力は、2,800リットル/日から1万6000リットル/日に増加する。

2008年2月にChiawa Farmsを獲得したことで、960ヘクタールの潅漑農地がZambeefの農業経営に加わった。この農場には、さらに1500ヘクタール分の潅漑農地を展開するできる土地と水がある。またZambeefは、Zamanitaの搾油工場から出る副産物であるプロテインを有効利用するため、外部クライアントのために近代的な家畜飼料工場を建設する予定。

加えて、市場における地位を強化する目的で、社会・環境規格の認証システムにも着手する予定である。