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malawiIllovo Sugar (Malawi) Ltd

会社概要と沿革

Illovo Sugar 社は、低コストの砂糖を生産するグローバルな主要企業であり、高価値な川下製品の製造業者として重要である。Illovo Sugarはアフリカ最大の砂糖生産会社であり、アフリカ6カ国で幅広く農業及び製造業を営んでいる。

Illovo Sugarは、Reynolds Brothers Limitedが株式公開企業として上場され、Charles George Smithがダーバンの代理人に任命された1891年に、その歴史を遡る。1904年には Smith とその同僚が、Umzimkulu製糖所と農場を購入し、1915年に Natal Cane By-Products Limited(現在の Illovo Merebank)が株式公開企業として上場された。

1975年には、CG Smith & Company Limitedの砂糖関連資産とGledhow Sugar Company LimitedがReynolds Brothersと合併、CG Smith Sugar Limited名の単一企業となった。1977年に CG Smith Sugarは Illovoを取得、また Tate & Lyle plcから Noodsberg製糖所と農場を取得した。1994年に社名はIllovo Sugar Limitedに変更され、Illovoブランドの砂糖とシロップで知られるようになった。

1997年にIllovo社は、マラウィ、スワジランド、モーリシャス及び南アフリカにある砂糖関連資産とともにLonrho Sugar Corporation Limitedを取得した。2006年にはロンドン株式市場に上場しているAssociated British Foods plcが、Illovo社株式の51%を取得して経営支配権を得た。

Illovo Sugar (Malawi) Ltdはマラウィ唯一の砂糖生産会社である。同社は、Blantyreから南に80kmに位置するマラウィ南東部のNchalo Sugar Estateと、Lilongwe より306km北にあり国の中央部の湖北岸地域に位置しているDwangwa Sugar Estateに農場と製糖所を所有している。

Illovo Sugar (Malawi) Ltdは、販売代理店のデポのネットワークをもち、工場価格の砂糖を全国で販売している。同社は、農園から全デポまでの砂糖の輸送料を負担している。これにより同社は、全国のデポでの砂糖統一価格を維持している。

国内の所在地

Churchill Road, Limbe, Malawi
電話: + 265 1 843 988、携帯: + 265 9 969 995、 ファックス: + 265 1 840 761

製品・サービス

精製砂糖、砂糖シロップ、サトウキビ糖、特製砂糖(輸出市場向け)。
マラウィ産およびザンビア産の特製砂糖はEUの特恵市場用に生産されている。マラウィに関してはアメリカにも市場がある。

Illovo Malawiの主な業務内容は、サトウキビ栽培、砂糖の生産、砂糖のマーケティングと流通である。

従業員数

5,500名の正社員及び 4,600名の季節労働者

財務情報

2008/09年における砂糖生産高は180万トンであり、その内訳は、南アフリカ産92万トン、マラウィ産30万4000トン、ザンビア産19万3000トン、スワジランド産21万トン、タンザニア産11万8000トン、モザンビーク産7万6000トンであった。マラウィでのサトウキビ生産量は212万2000トンであった。

営業利益の内訳は、南アフリカ119%、マラウィ45%、ザンビア12%、 スワジランド9%、タンザニア9%、モザンビーク6%であった。

企業実績
Results (Rm) 2009 2008 Change
Revenue 8 601.7 6 794.1 27
Operating profit 1 386.2 1 064.5 30
Net financing costs 183.7 170.4 8
Headline earnings 741.8 599.6 24

ILLOVO Sugar (Malawi)-半期結果 2008年9月30日まで

課税後利益は303.6万マラウィクワチャ(K)であり、2007年同期の243.9万Kに対し24.5%増となった。

市場シェア

マラウィでは、Illovo社は国内唯一の砂糖生産会社である。 Illovo/SUCUMAは、Nchaloと Dwangwaに2つの農園及び工場事業(圧搾及び精製)を所有している。この2カ所で、マラウィの圧搾及び精製キャパシティの100%を占める。2008/09年の国内販売は、全販売の約67%を占めた。

事業目的

「アフリカでの砂糖と川下製品に関するトップの事業であること。よりグローバルなプレーヤーになること。世界クラスの組織であること。事業を行う全ての国において、また世界の最低コストの生産者達のなかにあって、もっとも低コストの生産者であること」

ビジネスモデル

「Illovoグループのゴールと目的を達成するために、ターゲット到達への進捗状況を、組織内外で起こるその時々の状況変化を考慮に入れつつ、業績レビューや戦略的評価を通じて定期的にモニターする。中期的戦略を計画するプロセス、そして設備投資や運営費の年間予算の作成において、適宜修正を行う。

グループの基本的な目標——株主の富を拡大し、世界クラスの効率的かつ低コストの生産者であり、その一方で、バランスがとれ融合された経済的・社会的・環境的パフォーマンスを達成する——は、過去5年間でほぼ達成された。グループが初めて南アフリカ以外の国に乗り出して以来、生産の拡大は目覚しく、強力なキャッシュフローが維持されていることで、年間利益からの配当2回が持続的に可能になってきた。

最良の業務活動の方法を測定・実施するための技術ベンチマーク、そして社内の技術の専門知識が、既存キャパシティに対する利益の最適化に用いられる。リスク・マネージメントもまた、Illovoのビジネスの不可欠な一部である。安全・保健・環境管理を扱うNOSA Integrated Five Star Systemが、全サトウキビ栽培及び工場運営に導入されている。

グループの財務要件を満たすため既存の施設が刷新された。加えて、現在及び長期の成長計画にあてる新たな資金を調達するために、増資を行う予定である。

Illovo Sugar (Malawi) Ltdのミッションは、

(a) 中心事業に価値を加えるようなニッチ物資の事業を効果的に展開することで一流の砂糖生産者となること
(b) 市場でのシェアを維持・拡大する意図をもって、顧客のニーズを先取りすることにより、全市場での競争力を維持すること

である。

株主・所有権益

Illovo Sugar はAssociated British Foods plc の子会社である。Associated British Foods plcは、発行済み株式の51%を保有している。Illovoは、旧国営のSugar Corporation of Malawi(SUCOMA)株の60%を1998年にLonrho PLCから取得し、2005年に76%まで出資比率を増加させた。

政府との関係・社会貢献

課税

法人税率は現在38%である。マラウィ国外で登記され、マラウィ国内では支店として活動している企業に対する税率は43%。マラウィ国外への配当金送金は、1995年4月1日より免税となっている。配当金収入に対し源泉徴収税は課されない。新品及び中古の固定資産(たとえば建物、機械、自動車その他)に対する資本控除が認められている。1998年7月1日からこの措置は発行しているが、Saloons、4x4 Double Cabins、パジェロ等の車両については控除がなされていない。個人には、各種税が課税される。

インセンティブ

インセンティブには以下のようなものがある:
新規建物、業務用新規機械にかかる正当な支出には40%の投資控除。国内の指定区域への投資にはさらに15%の控除上乗せ。認定された訓練コストへの最大20%控除。製造業者に対しては、業務開始18ヶ月前までに発生した全事業費の控除。損失の無期限持越しにより将来利益に対する課税額を相殺できる措置。二重課税回避のための協定。送金・支払いに対する源泉徴収税の減額協定。機械や機材に対する最長2年間の課税繰り延べ。大型商業車への完全な関税払い戻し。

一般的なインセンティブに加え、輸出関連企業には以下のような特別なインセンティブがある:
非伝統的輸出品目(伝統的輸出品目は含まれないが、タバコ、紅茶、砂糖、コーヒーは対象となる)の輸出収入に対し12%の輸出税控除。非伝統的輸出品目(タバコ、紅茶、砂糖、コーヒーは対象外)の国際輸送コストに対し、25%の輸送税控除。保税工場での輸出品製造に使用される設備輸入に対しては無税。付価税(VAT)免税。保税工場での加工に使われるマラウィ産原材料および梱包材料購入に対し消費税免除。保税工場で生産される製品の原材料および梱包材料の輸入に対する全ての税金の適時返金 (duty drawback)。

価格のほとんどは市場で決定されるが、政府は、国有企業およびユーティリティ(たとえば電気、運輸、水、テレコミュニケーションなど)を通じて一部の価格に影響を与える。政府はまた、石油製品と砂糖の価格を統制しており、メイズと肥料価格安定のために助成金を給付している。

製品開発

NchaloとDwangwa双方は、農業及び製糖キャパシティ拡大の様々なプロジェクトの焦点となってきた。Dwangwaでは工場キャパシティが15%増大し、新たな会社地所と外部栽培者の土地が継続的にサトウキビ畑になってきた。それによりDwangwa製糖工場へのサトウキビ供給量は、1年あたりおよそ11万トン増加する予定である。

Nchaloでは、2008年に720ヘクタールの新しい土地がサトウキビ畑になり、更に480ヘクタールが開発されることになっている。Nchaloの工場キャパシティは、将来のサトウキビ供給の増大に対応するために、過去の非収穫期の間に10%増大された。マラウィの原地農民によるサトウキビ栽培は引き続き盛んであり、Nchaloと Dwangwaでは契約栽培者によって耕作される土地面積が拡大しつつある。Kasinthulaの小規模栽培者スキーム(現在はNchalo製糖所にサトウキビを供給している)は、EUによる広範囲の援助パッケージの恩恵を受けはじめた。パッケージからは、500ヘクタールのスキーム拡大のため、マネージメント・サービスと資金的援助を受けている。アフリカ開発銀行はDwangwaにおける契約栽培者イニシアティブの支援者であり、主要な譲渡的資金提供者であり続けている。