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ghanaCocoa Processing Company (CPC)

会社概要と沿革

CPCは1981年11月に法人化された。同社は、ココア工場と製菓工場という2つの工場から成る。CPCの工場は、特選された高級なガーナ産カカオ豆だけを加工する。2002年に、世界最高のチョコレート製作者のうちの1つとして、CPCの地位はパリで開催されたモンドセレクションのコンテストで再確認された。このコンテストで、チョコレートのすべての7つのブランドとALLTIME飲料チョコレート粉末は、金メダルを獲得した。CPCは、ガーナの証券取引所の株価指数(GSE All-Share index)上にリストされている。

同社は、最初の25,000トンの設備能力から始まり、2009年時点で64,500トンのカカオ豆処理能力を持つ。ドイツ企業のMAN Ferrostaal AG(MAN)は、2004年に同社の施設を更新して、拡大するよう依頼された。MANは、Buhler(チョコレートとココア)を、プロジェクトを取り扱うための技術的なパートナーとして選んだ。2005年10月に開始する新しいココア処理設備は、毎時4メートルトンの処理能力があって、完全にコンピューター制御である。この設備によって、アフリカの同種の工場の中で最も進んだ工場となった。

国内の所在地

Plot No. IND/A/10/1, Cocoa Processing Road, Heavy Industrial Area, Tema, Ghana; Telephone: +233-(0)22-212153
Telefax: +233-(0)22-206657

製品・サービス

ココア工場は、生カカオ豆を、半製品のココアのリキュール、バター、天然又はアルカリ性のケーキや粉末に加工する。その一方で、製菓工場は、Golden Treeチョコレートバー、ケーキにかけるチョコレート、ペブル(チョコレートに覆われた南京豆)、チョコレート粉末飲料のVITACOとALLTIME、ChocoDelight(チョコレート・スプレッド)、ChocoBakeとRoyaleの自然のココア粉末を製造する。CPC工場は、ブレンディングなしで、特選された高級なガーナカカオ豆だけを加工する、おそらく世界で唯一の工場である。

従業員数

430人

財務情報

CPCは、その営業不振の原因は石油価格の上昇による原価高であると述べ、9月から始まる2007年の会計年度において、5930万セディ(4250万ドル)の収益を申告した。2006年度の647,193セディと比較して、同社は2007年度で127万セディの純利益を申告した。不安定な電力供給も、22%上がったコストの原因となった。2008年度の予想収益は2億800万ドルであった。

市場シェア

現在CPCは、合計約550,000トンの半製品輸出のうち、約95%をヨーロッパと南北アメリカ大陸に輸出している。ココアは、ガーナ全体の輸出の20%を占める。国際ココア機構(ICCO)によるとガーナのココア生産は、2005/2006年に過去最高の646000トンに達した。2007/2008年の収穫期のガーナのココア生産は、650000トンの予想をかなり上回って758908トンであった。CPCは毎年21810メトリック・トン(MT)を生産する。

事業目的

ビジネスの主要な目的は、カカオ豆に付加価値を与えて加工することである。

ビジネスモデル

CPCは年間25,000 MTから年間64,000 MTまで処理能力を高め、ココアを増産させる拡大プログラムに焦点を当てる。さらに、国際的なココア取引による価格変動のリスクを下げることを目的に、スポット販売の原則に基づいて買い手と取引する。

企業の継続的な商品開発の結果、Royale Natural Cocoa Powderを2005年8月に発売開始した。導入後の数ヵ月間、この製品はとても人気があった。CPCは、消費者に幅広いチョコレート製品を提供し、収益を増加させるために、様々な研究活動を続行している。

戦略的なマーケティング活動を通して、CPCは合理的なマージンをその半製品のココア製品で得ることができた。よりよく大量の製品を市場に移すことができるようにするために、CPCはマーケティング部門を配置し直すよう努めている。

世界第2位のココア栽培国であるガーナは、生のココアを海外へ出荷することよりも、現地加工を進める。それは、付加価値を与えた製品の生産・販売からより大きな収入を得ることを狙いとしている。

株主・所有権益

政府は、以前国が全面所有していた株の25%を公開、2003年2月にガーナ証券取引所で上場したことでCPCは部分的に民営化された。国の規制機関であるGhana Cocoa BoardがCPCの株式の約22%を所有、政府は約48%を所有する。

政府との関係・社会貢献

ガーナは、完全に自由化された、取引規制のない世界で唯一のココア生産国である。1990年代初期にガーナ政府は経済改革を段階的に導入し始めた。これまでに国内取引の自由化、(化学製品など)投入財流通の民営化、エキステンション・サービス改革が実行された。ガーナの国営機関である流通公社Cocobodは、いまだ国外販売を統括している。Cocobodの子会社である品質管理部が、カカオ豆の最終的な品質チェックに対して責任をもつ。ガーナは上質のココアを生産する。そのために、その品質は世界市場に対するプレミアムとなる。先売りのシステムによって、Cocobodはココア生産に前出資することで安定した価格で販売できる。ガーナの経済はココア輸出にかなり依存しているため、政府は管理を手放さずにいる。民間の買い手は政府ライセンスが必要なので、世界の買い手は上質の製品を保証されている。

国内取引の自由化は、農民からココアを独占的に買い入れてきた政府への競争者として民間の公認仕入れ企業(LBC)を導入したことによって、1992年に始まった。ココアの国内取引において競争を導入した後に、政府は資格のあるLBCが2000年10月からのココア購入品の一部を輸出するのを許すことに決めた。公式には、LBCがガーナ財務省によって設定される条件を満たすならば、LBCは自身の国内購入品の30%を輸出することを許される。段階的なペースである改革の意図は、この過渡期によって、LBCは効果的な国外取引のために必要なスキルを取得できるということにあった。決定は国外市場の完全な自由化を進めるべきかどうかについてであって、改革の過渡期は2003年に終わることになっていた。

しかし、プロセスは遅れた。完全な自由化についての正式な決定はなされなかった。

ガーナは、いままで外国のチョコレート生産工場に、収穫したカカオ豆のほとんどを輸出してきた。この方針はクフォー政権の下で2003年に変わった。クフォー政権は国のココア処理施設に投資することによって、ガーナのココア・ビジネスを広げる目標を決めた。CPCは、ガーナ内でココア・ビジネスを強化する第一歩として2004年に選ばれた。ガーナ政府は、豆生産を100万トン以上に増やす方針である。

課税は以下の通りである。法人税は、輸出収入に対して8%、ホテルに対して25%、その他は35%である。地域によって25%から50%の租税割戻しがある。ココア農業に対しての免税期間は無期限である。製造設備のための関税は100%の免税を受ける。

製品開発

2008年後半にCPCは、生産高倍増のための拡張工事を完了した。同社は25,000トンの設備能力から始めて、2009年時点で64,500トンのカカオ豆処理能力を持つようになった。拡張工事は2段階であった。2003年に2200万ユーロの融資を受け、さらに2200万ドルの追加融資に1.67百万ガーナセディのローカル・コンポーネントを投入した。3万トンのココアを液状化するための新工場の建設が2005年に着工した。第2プロジェクトでは、1965年の25,000トン設備を34,500トンの半製品ココアに加工する改修工事が行われた。