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ghanaNestlé Ghana Limited

会社概要と沿革

1860年代に薬剤師のHenri Nestleは、母乳で育つことのできない新生児のためのベビーフードを開発した。彼の新製品は、母乳もそれまでの一般的な代替品も受け付けなかった早産児にも効果があった。Nestleの新しい手法が子供の命を救ったことで、人々は新製品の価値を認めた。そしてすぐにHenri Nestleの粉ミルクはヨーロッパ中で販売された。1905年にネスレ社はAnglo-Swiss Condensed Milk Companyと合併した。1900年代初頭までには、同社はアメリカ合衆国、イギリス、ドイツおよびスペインで工場を経営していた。第一次世界大戦により、政府契約の形で乳製品を求める新しい要求が作られた。戦争の終りまでに、ネスレの生産高は倍以上になった。

1920年代には、ネスレの2 番目に重要な事業となるチョコレートに進出した。第2次世界大戦の終了はネスレのためのダイナミックな段階の始まりであった。成長は速まり、多くの企業を買収した。1947年にMaggi seasoning and soups社と合併した。Findus(1963)、Libby's(1971)、Stouffer(1973)、1960年にはCrosse & Blackwellとの合併が続いた。1974年にL'Orealの株を保有したことで事業の多様化が拡大した。 ネスレは1980年と1984年にいくつかのビジネスを獲得した。1984年にネスレの財政状況が改善されると新たな買収劇が始まった。最も重要なものが、アメリカの食品最大手Carnationであった。1996年以降、San Pellegrino (1997), Spillers Petfoods (1998)、Ralston Purina (2002)を含む買収を行った。2002年7月にネスレは、米国のアイスクリーム事業をDreyer'sと統合した。同年8月にはChef America, Inc. を26億ドルで買収することが発表された。2003年にMovenpickアイスクリームを取得、この製品カテゴリーの世界マーケット・リーダーの1つとしてネスレの地位を強化した。2006年にはJenny CraigとUncle Toby'sがネスレのポートフォリオに加えられた、そして2007年には、Novartis Medical Nutrition, GerberおよびHenniez Novartisが加わった。

ネスレ・ガーナ社は、ネスレ製品(例えばミルクとチョコレート)の輸入において、Nestle Products(Gh)社のブランドで、1957年にガーナでビジネスを始めた。1968年に、地元で有名なネスレ・ブランドを使って市場に出すために、Food Specialties(Gh)社として法人化された。同社は、1987年にネスレ・ガーナ社になった。

1971年にIDEAL MilkとMILOの生産がテマ工場で始まった。工場はその後さらに発展し、現在はCARNATION milks、CHOCOLIM、CHOCOMILO CEREVITA、CERELACおよびNESCAFE 3 in 1を生産する。これらの製品はガーナのためにだけ生産されるのではなく、西アフリカ各国に輸出されている。

2003年に、ネスレ・ガーナ社は、テマ工場の隣に位置する新しい倉庫、中央集配センターに投資した。同社はまたクマシ、タコラディ、KoforiduaおよびTamaleに倉庫付きの営業所を持っている。

ネスレ・ガーナ社は、ココア・ベース飲料の生産能力を増やし、テマ工場に続く近代的で効果的な流通施設を建設するために、2004年と2005年に約1300億セディを投資した。

国内の所在地

33 Motorway Extension, North Dzorwulu, Accra, Greater Accra Region;
Telephone: +233 (0)21 500701
Telefax: +233 (0)21 501195 /501196

製品・サービス

以下のような有名ブランドがある。

IDEAL Full Cream Evaporated Milk, CARNATION Filled Milk, Carnation Tea Creamer, MILO, CHOCOMILO, CHOCOLIM, CEREVITA Porridges, CERELAC Maize/MilkとCERELAC Wheat/Milkである。

ネスレ・ガーナ社も次のような銘柄を輸入して販売している。

NIDO Milk Powder, LACTOGEN Infant Formula, NAN Infant Formula, NESCAFE Soluble Coffee、MAGGI BouillonsブランドのMAGGI Bouillon'sとCold Sauces、例えばNKRAKRA PAのようなSeasoning Powders、例えばKETCHUPとAROME、MAYONNAISEのようなCold Saucesである。

従業員数

Nestleは世界中で283,000人を雇用していて、その約半分は開発途上国にいる。ガーナでは1,000人を雇用している。

財務情報

百万CHF単位(一株当たりの数値以外) 2007 2008
売上高 107,552 109,908

2008年のNestle Ghanaの取引高はUS$173491、純利益はUS$18499であった。

市場シェア

ネスレはスイス最大の企業であるだけでなく、世界最大の食品会社でもある。PerrierとNescafeのような製品で、それはコーヒーとミネラルウォーターの世界的なマーケット・リーダー、またペットフードの最大のメーカーであり、アイスクリーム市場で急速にそのシェアを伸ばしている。

ネスレ・ガーナ社は「2009年度のアフリカトップ500社」の437位に、そして2009年度のガーナのトップ10社の1つとしてランクされる(全体で6位と、トップ10社の中で唯一の食品産業の企業である)。

事業目的

ネスレのビジネスの目的は、株主、従業員、消費者とビジネス・パートナーのために長期に持続する価値を創造し、ネスレ製品を製造して、市場に送り出すことである。 特にガーナにおける目的は、「取引条件と高収益事業上のトップ企業であるだけでなく、優秀な雇用者、最も社会的に信頼できる市民、倫理的に堅実な企業」となることである。

ビジネスモデル

ネスレのビジネスモデルは、成長し、高業績を上げるために、4×4×4のロードマップに基づくものである。ロードマップは、以下のようになっている。

戦略的な柱:

技術革新と刷新、運用効率、「いつでも・どこでも・どのようにも」、顧客コミュニケーションである。

「4つのコア・コンピタンスで優れていることを優先すべきである。革新と刷新は、栄養、健康と心身の快適をもたらし、ネスレ・ブランドの競争優位性を築く。運用効率は、経営上の業績において優れた点に集中することで、競合他社を引き離す。「いつでも・どこでも・どのようにも」とは、製品が常に利用できることを保証することである。顧客コミュニケーションは、革新と刷新と並行して顧客を引きとめ、ネスレ・ブランドの評判をつくる。しかし、顧客コミュニケーションは双方向である。それはまたネスレの革新と刷新に情報を与え、顧客に関連した革新と研究で、サイクルが再び始まる。」

競争上の優位性:

他に類を見ない製品とブランド・ポートフォリオ、他に類を見ない研究開発能力、他に類を見ない地理的存在、人々・文化・価値・態度である。

成長原動力:

成長市場と人気の高い製品、栄養・健康・心身の快適、家庭外でのリーダーシップ、プレミア化である。

新興市場戦略:

「ネスレは、収入だけでなく世界の開発途上国で予想される人口増加(2000~2050年に33億人増加すると推定される)から利益を得るためにふさわしい立場にある。ネスレは、10カ国の大型新興諸国の伝統的な食料雑貨取引での売上高1兆3000億スイスフランを達成することを目標としている。本当に、ネスレは少なくとも次の10年に、成長する市場で我々の売上高(恒常通貨ベース)を2倍にしたいと思っている。ネスレの人気の高い製品(PPP)は、低所得者層(世界には、1日につき10米ドル未満の収入の28億人の消費者がいる)に、これらの消費者が毎日必要な、上質で栄養価の高い製品、特に飲料、酪農品、料理材料そして菓子類を提供することによって、それらを統一小売価格で買えるようにする。そうすることで、消費者とネスレのための有益な発展のためにバランスのよい栄養的な食事に加え、開発途上国の経済に貢献する。PPPはネスレの食物と飲料売上げの約6%を占め、2008年に27.4%の成長を成し遂げた。ネスレのPPP戦略は、ビジネスのすべての地域から原価を取り出すために、現地調達、現地生産と現地販売に頼って、費用のかからないビジネスモデルの上に築き上げられる。ネスレはマイクロ流通業者(しばしばネスレのマイクロ・ローンによって融資される)を訓練して、開発途上国の小売スペースの多くを占める市場露店と小さな店にたどり着くことができる行商用の荷車を提供する。このようにPPPは街路業者と個々の卸売業者のための所得源になっている。」

株主・所有権益

ネスレ・ガーナ社は、国立投資銀行を通じてガーナ政府が24%を保有する。

政府との関係・社会貢献

ネスレ・ガーナ社は、ガーナ経済に直接貢献している。ネスレ・ガーナ社は政府によって「信頼できる市民として認められた」。同社はまた、健康科学として医学生を奨励することによって、ガーナの社会生活での重要な役割を果たしている。スポーツや幼児教育、社会行事をサポートする。スポーツ種目の最大のスポンサー会社である。スポーツの発展・促進の目的で1年の評価の間になされる、政府の承認を得るどんな寄付でも、その年の課税対象の収入として計上される中から差し引いてもよいことになっている。

製品開発

ガーナ東南部のネスレ工場は、ガーナの主要な海港と産業センターをもつ人工港として1960年代に造られた都市、テマにある。ネスレ工場は、廃浄水場による工業地帯の一部である。ネスレの調査で、現地の廃棄物処理場が不十分な品質であることが分かったので、監視プログラムが特注の廃浄水場のデータを計算するために2005年10月に設置された。ネスレのエンジニアは、2009年時点においてテマ工場で廃棄物処理場の建設をサポートしている。

2009年にネスレ・ガーナ社は、その工場の生産能力と生産性を改善するために、さらなる生産設備に総額GH¢991万を投資する。その製品のうちの2つ200gmのmiloとchocolimのために、現在の機器を取り替えて新しい二重充てん機を設置する一方、同社は新しいシリアル工場の建設に関する工事も始める(それは2010年依頼されることになっている)。同社は、ガーナの市場に、また他の中央・西アフリカ諸国への輸出のためにより多くの製品を供給して、その工場の生産能力を向上させる。

ネスレは、顧客に効果的なサービスを提供するのを可能にするためサプライチェーンのなかに、24時間発注・納入サイクルの顧客サービス計画、直接配達と少量発注システムを組み込んだ。サービス供給を改善するためにとられる処置には、より小さな食料供給業務を行うための12台の3輪モペットの購入を含める。自動販売機は2009年に350台増加する。