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ghanaGhana Rubber Estates Limited

会社概要と沿革

GRELはDixcoveで1957年にR.T.Briscoeによって創立され、923ヘクタールの小さな個人経営プランテーションとして始まった。その後国有化されて1960年に農業開発公社(ADC)に吸収され、1962年には国営農場会社となった。ガーナ政府は1967年に、ゴム園を引き継ぐためにファイヤストン・タイヤ社と合弁会社を設立した。この合弁会社はGhana Rubber Estates limited(GREL)と呼ばれた。そのころまでには、プランテーションは39,390ヘクタールに拡大した。ファイヤストン社は1981年に合弁を解消、プランテーションの大部分は放棄された。GRELは1988年から1996年にかけて4,000ヘクタールにゴムを植林することで再生した。

GRELは、1997年に民営化された。同社は、ゴム栽培を含め垂直的なタイヤ製造事業を有するミュシュラン社から技術援助を受けている。1995年からGRELは、フランス開発庁(AFD)の支援を受けて村落プランテーションを運営している。

2009年時点で、同社は13,093ヘクタールの土地にゴムを植えている。合計9555ヘクタールから収穫している。

2009年のGhana Club 100社ランキングにおいてGRELは、6番目に優良な企業として、また農業分野では総合的に最も優秀な企業であると評価された。

国内の所在地

49/11 Nzema Road, Harbour Business Area, Takoradi, Ghana
Telephone: +233 31 22577/22578/22079
Telefax: +233 31 22515

製品・サービス

ゴム生産

従業員数

定額給与・非定額給与の従業員335人、下請業者によって雇用される労働者1,189人

財務情報

2009年時点で、ガーナは年間15,000トンのゴムを生産し、2020年までに50,000トンに達する見込みである。

市場シェア

GRELはガーナのゴム産業最大の企業で、唯一の天然ゴム製造業者。ゴム生産の95%を担う。同社は、生産されるゴムの95%を輸出している。

事業目的

改良品種と最良の耕作方法によって、ガーナにおける産業用作物としてのゴムを開発する。

ビジネスモデル

大部分の樹木が1950年代に植えられたので、天然ゴムの生産能力は樹齢と木の品質のために下がっていた。植え付けは、GRELが耕作を拡張するための土地を持っていないため進まなかった。ROUプロジェクトは、貧困を軽減するために小規模農民により多くの経済的権利を与えることに加えて、天然ゴムを求める高い要求を満たすために導入された。

ゴム成長プランテーション・プロジェクト(ROPP)は、ゴム耕作を通して経済力拡大と成長を導く目的で1995年に開始された。プロジェクトはまた、GRELの従業員の先進的・革新的技術によって、良質な拡張サービスをゴム生育者に提供する。そのことによって、生育者が持続可能な収入(生活改善)を得るのを可能にし、国家発展の一因となろうとしている。

1995年から1999年のプロジェクトの第一段階では、個人と協同組合の3,500ヘクタールの古いゴム園において1,300ヘクタールの再生を目標した。その結果、400の生育者は5年の期間の間で1,200ヘクタール以上に及ぶ植樹が可能になった。

プロジェクトの第一段階では。AFDと世銀(IDA)の融資によって41kmの道路が修復された。2000年に開始されたプロジェクトの第二段階では、500人の契約栽培者によって2,855ヘクタールにゴム植樹を行った。この段階では、合計20kmの道路が修復された。

株主・所有権益

ファイヤストンがGRELの株をガーナ政府に売った1980年に、GRELは全面的に国有になった。しかし、ガーナ政府は、企業のゴム園を再生・管理して、さらにApimenimで新ゴム処理加工工場を造るために、当時のフランス開発基金(CFD)、現在のAFDとの融資合意に入った。1996年の再生後、フランスの管理投資会社SIPHがGRELの大株主になった。SIPHは、1999年にSIFCOMグループによって取得された。経営はその後、ミシュランと、アフリカのAfrican Infrastructure Groupによって引き継がれた。

政府との関係・社会貢献

ローリングス政権が1984年に経済再生計画(ERP)の第一段階を始めたとき、農業は、財政的な破綻からガーナを救う経済部門として位置づけられた。そのため政府は、重要な資金を農業の再興に投資した。主にローンと補助金を用いることにより、政府は、輸出作物を運ぶ輸送流通インフラの修理と改善に投資してきた。政府は生産者価格を引き上げ、生産効率を上昇させるために自由市場を許した。

一方で政府は、マーケティングと農民支援において政府の役割を少なくしようと試みた。政府はガーナ農業協同組合連合に代えて、1991年に新しい農民組織、ガーナ全国農民・漁民連合を設立した。新しい組織は、村、地方、全国レベルでの共同事業として運営するため、農民自身が出資することになっていた。政府は農民に指図することを望まないと主張したが、政府による財政支援の欠如は再び零細生産者を不利な立場に追いやってしまった。

政府はゴムの国内加工よりも輸出を奨励した。日産1,500本の生産設備があるにもかかわらず1988年段階ではわずか400本のタイヤしか生産していなかった国内企業のBonsa Tire Companyを再生するのではなく、輸出生産向けの3,000ヘクタールのリハビリを行った。

AFDは競争的な農業生産の開発を支援し続けている。新しい融資は、高い経済ポテンシャルをもっている少数の作物(ゴム、パーム油、米)に集中投下されるだろう。AFDはまた、これら作物のための戦略的政策と行動計画を構築するようガーナ政府を支援する予定だ。

免税期間:樹木作物(コーヒー、パーム油、シアナッツ、ゴム、ココナッツ)には、最初の収穫の日から10年の免税期間がある。

2002年にKwame Awuah Asante、GRELの元Commercial Controllerは、同社が1996年から2000年にかけて「政治的な支払い」をしたと簡易裁判所に伝えた。

製品開発

ROPPの第三段階は2006年に始まり、2006~2010年に7,000ヘクタールのゴムの木を植えるために、WesternおよびCentral地方から1,750人の契約栽培者を追加選抜された。プロジェクトの資金運営は国立投資銀行が行ったが、技術的な運営者はGRELである。

プロジェクトの第三段階では総数2,650人の契約栽培者が総費用2640万ユーロで11,055ヘクタールにゴム植樹を行った。また、688人の契約栽培者が1,885.95ヘクタールでゴム液を収穫した。

GRELのMarc Genot常務によると、AFDはプロジェクトの第四段階に融資する準備ができている。検討中の第四段階では、15,000ヘクタールにゴムを植林するため、Western、Central、Easternの各地方からの3,750人の農民が動員されると見込みである。技術指導のためのエクステンション・システムは2009年に設置されており、農場拡大を望んでいる契約栽培者を援助することになっている。