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ghanaElectricity Company Of Ghana (ECG)

会社概要と沿革

ECGは1963年に法人化され、株式公開が始まった1997年2月に株式会社となった。しかし、同社はまだ政府によって所有されている。

1967年の電気事業に関する会社法の制定(NLCD 125)と電気法の廃止によりECGが設立された。次の20年の間、ECGは電力の全国的な供給と流通網に対してのみ責任をもつ実体に留まると想定されていた。1987年には、会社の事業の範囲は、顧客がより集中していたガーナの南部に限られていた。

国内最初の政府出資の公共電力供給は、Sekondiで1914年に始まった。1928年に供給をタコラディまで広げ、鉄道局によって運営された。その一方で、政府の公共事業局は、1922年の間にアクラで限定的な直流(DC)の供給を始めた。このすぐ後の1924年に大規模な交流(AC)プロジェクト開始された。3台の水平単気筒油圧式エンジンからなる小型設備は、1925年にKoforiduaに取り付けられた。また、1926年に、電力をクマシへ供給するプロジェクトが始まった。

1929年から1930年の間、新しいAC設備が1938年に設置されるまで、限定的な電力供給はタマレまで広げられた。設立された次の電力発電所は、1932年にできたケープコーストであった。1947年4月1日に公共事業局と鉄道局から電気事業局へ引き継がれ、Swedruの発電所は1948年に稼動した。さらに1948年には、Oda、DunkwaおよびBolgatangaの発電所が続いて設置された。

テマの発電所は、3×650kWの発電装置によって1956年に稼動した。そのあとに続き、Hoの発電所は1957年に稼動した。1961年から1964年の間にテマの発電所は35,298kWの最大能力まで広げられ、それは一つのディーゼルで動くアフリカで最も大きい発電所となった。

ガーナの主要な発電所であるアコソンボ・ダムは、1020メガワット(Mw)の総発電力を持つ。ガーナは、その電力ニーズを補うために、タコラディで330Mwの火力発電所を建設した。560MwのSunon Asogli発電所は、2009年時点で建設中であった。この発電所は、200Mwまで発電できる第一段階は、完了している。Brong Ahafo地域のBuiダムでもう一つの400Mwの水力発電所を建設する計画が2009 年時点で進行中であった。

国内の所在地

Electro/Volta House, 28th February Road, Accra, Ghana:
Telephone: +233 21 676 761
Telefax: +233 21 666 262

製品・サービス

ガーナの南部(Ashanti、Central、Greater Accra)、東部およびVolta地域の消費者への電力供給と販売を行う。

従業員数

5,000人

財務情報

ECGは2007年に2億8700万ドルの収益を出した。そして2014年までに年間4億1900万ドルの収益が見込まれる。

売上高(セディ)
  2002 2003 2004 2005 2006 2007
SLT 67,007,090.68 90,252,544.09 99,769,323.87 106,495,582.27 107,518,883.98 129,953,696.71
年間増加(%)   34.69 10.54 6.74 0.96 20.87
Non SLT 91,518,846.29 16,561,388.78 22,702,403.88 26,482,951.87 30,846,246.36 43,537,904.39
年間増加(%)   48.79 11.76 7.25 5.94 17.60
前払い 8,360,230.22 16,561,388.78 22,702,403.88 26,482,951.87 30,846,246.36 43,537,904.39
年間増加(%)   98.10 37.08 16.65 16.48 41.14
一時的なssとLCU 635,026.85 389,496.41 0.00 198,976.03 759.05 0.00
合計 167,521,194.04 243,372,622.05 274,652,030.20 296,389,678.48 311,279,936.54 376,836,671.07
年間増加(%)   42.58 12.85 7.91 5.02 21.06
総売上高/収益比率
  2002 2003 2004 2005 2006 2007
課税を含む売上 167,521,194 243,372,622 274,652,030 296,389,678 311,279,937 376,836,671
年間増加(%)   45.3 12.9 7.9 5.0 21.1
収益徴収 134,534,688 211,336,726 273,755,335 254,223,324 338,668,920 321,591,110
年間増加(%)   57.1 29.5 -7.1 33.2 -5.0
収益/売上(%) 80.3 86.8 99.7 85.8 108.8 85.3

市場シェア

ECGはガーナ最大の電力供給企業である。

事業目的

品質、安全性、信頼性に関して、アフリカで主要な電力供給企業の一つになることを目的とする。

ビジネスモデル

エネルギー省を通じた政府の政策が、同社の経営方針を大部分決定する。近年発電事業が民間に開放され、独立業者が発電して送電網に供給できるようになったため、ECGは、発電事業者から直接ではないが、送電業者から電力を購入して顧客に配電している。

他国の技術的・財政的な援助によって、電線網の品質を改善するために様々な地域に投資するのが可能になり、ECGは成長し、より効率的な卸売業者に変わった。ECGは、いくつかの配電線と前払いの電力量計を設置することに注力した。同社はまた、会社を発展させるために、地域の電力販売業者になることに注力している。

ガーナの「エネルギー開発・アクセス・プロジェクト」(GEDAP)における開発目標は、電力供給の信頼性を改善し、より多くの国民が電気を利用できるようにすることである。プロジェクトは以下の4つの構成要素を持っている。電力部門の制度的開発、送電の改善、配電の改善、電力アクセスの拡大である。そのなかでECGは配電分野、およびアクセス分野の増強に責任を負うことになるであろう。したがって、政府から補助金ローンを引き出す必要があろう。

配電事業を改善するためは、以下のような投資が求められる。安定電圧での信頼できる供給網構築、停電防止とエネルギーロスの軽減、徹底した支払い請求と増収につながるような商業性、顧客サービスやクレイムに対応できる顧客志向などである。GEDAPはECGの、技術的、商業的、人的能力の向上を促進するものとなるだろう。

株主・所有権益

100%国有であり、エネルギー問題を担当する大臣管轄の、自主運営独占企業である。

政府との関係・社会貢献

ECGは商業ベースでの経営を要求されており、Volga川機構(VRA:発電と送電に対して責任をもつ国有機構)から配電事業用の電力を購入する権限を与えられている。電気産業を政府が管理していることは、ECGの機能とECGの理事会の構成で明らかである。8人の理事会メンバーの中で、3人は公務員と国営企業のCEOであった。すなわち、エネルギー省と財務省の次官かその相当者、およびVRAのCEOがメンバーとなっており、理事会において圧倒的な政府の存在を示している。

政府はECGの事業に資金を提供すべく努力しているが、ECGはいまだ多大な負債を抱えており、事業運営の能力を阻害している。問題に対処するため1998年に、政府はECGの再構築と資本構成の変更に着手した。世界銀行とIMFによるマクロ経済再構築プログラムの一環として政府は、ECGに対して2008年まで毎年債務救済措置を行い、配電システムに対する不可欠の短期投資を可能にする資金を提供することに合意している。電力料金はECGによって決められるのではなく、政府によって設定されている。

電力部門は、民間投資を誘引できるよう規制緩和されている。火力発電に投資し、鉱山会社のように大規模な電力エンドユーザーと直接に電力取引ができるよう奨励されている。4つ以上の独立発電事業者(IPP)が、すでにガーナで電力施設を建設している。

製品開発

2009年、ECGは想定外の停電を防ぐためにいくつかの計画に着手すると発表した。アクラ東部では、Legon変電所からTrinity大学につなぐ新しい送電線を敷設する予定である。ECGによるとこれは、東部のLegon、Nmai Djorn、Mpeasemおよび周囲の地域の顧客に対する電力供給の柔軟性と余剰を生み出す。

同社はGIMPA、Teshie、BurmaCamp、Spintex RoadとKisseman Junctionのようなアクラ東部の他の地域でも、顧客が停電の起きない配電を享受できるよう、同様のプロジェクトに着手する予定である。

アクラ西部で行われている計画は、Kaneshie北部と産業地域で顧客への供給の信頼性を高めるために、工業地域の変電所からD121送電線までの多関節ケーブルを改良することが含まれる。Dansoman変電所も、Bubuashie、Dansoman、Gbegbese、Glepeおよびその周囲の地域で顧客への供給の信頼性を高めるために改良される。

AdeisoとDorkorchiwaでも、顧客に電力供給の柔軟性と余剰を与えるためNsawamから2本の新しい送電線を敷設する。

Ashantiの西部と東部では、ECGは追加の送電線を敷設、耐久性に劣る小さな紙絶縁ケーブルに代えて、Ejisuの送電線とEddiduaseの送電線を相互接続する。

Western地方ではAgonaからKadadwenまでの33KvのHTラインの導線を改良し、CO8導線を再絶縁して、故障を防止するためにCircuit 4の耐張ガイシに置き換える。Volta地方での計画は、山火事による木製ポールの損傷発生率を下げるために、Amedzofeの33Kvの送電線へのHV木製ポールをスチールポールに置き換える。