文字サイズ

標準
国・テーマ インデックス
データ・リソース

egyptHSBC Bank Egypt HSBCエジプト銀行

会社概要と沿革

2008年6月30日現在で2兆5470億USドルの資産を有するHSBCは、世界で最大の銀行・金融サービス組織の1つである。ロンドン、香港、ニューヨーク、パリ及びバミュ-ダ株式市場に上場し、HSBC Holdingsの株式は120か国におよぶ210,000を超える株主に保有されている。

HSBC Holdings (HSBCグループの親会社)はロンドンに本部を置いている。
グループは85か国に9,500を超えるオフィスを構え、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、アメリカ、中近東及びアフリカに顧客をもっている。

HSBC Bank Egyptは、Hong Kong Egyptian Bankとして1982年に設立された。1994年1月に、同じ株主構成でEgyptian British Bankと改名された。銀行の資本は、HSBCグループの発行済株式を40%から90%以上に増資し、2001年4月に再度HSBC Bank Egyptと改名した。

HSBC Bank Egyptは、カイロの70支店、13ユニット及び229のATMネットワークにより銀行及び関連する金融サービスを包括的に提供しており、エジブトで最大の多国籍銀行のの1つである。支店網はCairo, Helwan, 6th of October City, Giza, Alexandria, Sharm El Sheikh, Hurghada, Luxor, Marsa Matrouh, El Mansoura, Abo Redees, Port Said, Ismailia, Damietta, Tanta and Damnhouにおよぶ。

Euromoney 誌は2004年に、中東における「最良の銀行」として、また同時に2年連続して「最良のDebt House」としてHSBCを選出した。HSBCはまた、中東における「リスクマネージメントに最も優れている企業」と評価された。

HSBCはエジブトを、銀行業における地域ハブに位置付けている。

国内の所在地

本社:Maadi Corniche Branch, 306 Corniche, El Nil, Maadi; Tel: +2 02 2529 4751; Fax: +2 02 2529 8080

製品・サービス

HSBCは、4つの顧客グループ及びグローバル企業を通して1億を超える顧客へ包括的な金融サービス業を提供している。具体的には、個人金融サービス(消費者金融を含む)、市中銀行業、グローバルな銀行業、個人向け銀行サービスである。

HSBCエジプト銀行は、多国籍企業から個人向け金融サービス業、企業市中銀行業、インベストメント・バンキング、基金資本市場及びプロジェクト・ファイナンスを含む広範囲な銀行業及び金融サービス業を提供する。

HSBC Financial Services (Middle East)の投資銀行部門として、2002年12月以来HSBCエジプト銀行は、クライアントに企業金融顧問業務を提供している。HSBCは、1993年にエジブトに保管・決済業務を導入した最初の銀行の1つで、現在はその市場で最大である。HSBCグループの基金と資本市場のビジネスは中近東において最大であり、世界でも最大の一つである。

従業員数

1,700人

財務情報

2008年には、HSBCグループの総収入は3.4%増加し817億USドルとなった。HSBCの2008年税引き前利益は、199億USドル、18%の下落であった。正式発表は税引き前利益が62%減少し93億USドルであった。

顧客グループとグローバル企業による国別の利益(ロス)/税込み

国別の顧客へのローン貸し出し(ネット)

アジア太平洋、中近東及び中南米のその他国別の対顧客への全ローン及び貸し出し

中近東地域代表的指標1H08対1H07

市場シェア

エジプトにおける国内銀行の市場シェアは71%、アラブ圏の銀行は11%、外国銀行のシェアは18%である。HSBCは地域で最大かつ最も成功している国際銀行である。エジプトの銀行ネットワークは比較的濃密で、53の銀行、1375の支店を持つ27の商業銀行(そのうち3行は国有)、23の投資銀行(12の外国銀行支店を含む)及び3つの専門銀行からなる。銀行制度(中央銀行を除く)は3つの国有商業銀行、Misr Bank、 National Bank of Egypt (NBE)、Bank of Cairoと最近民営化されたBank of Alexandriaに占有されている。

エジプトは利益貢献度の点から、HBSCグループ中のトップ20に入っている。

事業目的

「我々の戦略は世界的傾向とともにある。それは、新興市場の成長と平均寿命の伸長である」

ビジネスモデル

HSBCのビジネスモデルとは:

「グループの戦略は、世界経済の変化を取り込んだものである。HSBCは、開発途上国市場は成熟経済より早く成長する傾向があり、国際貿易は国内総生産よりも拡大が早く、平均寿命が延びていることを理解している。こうした背景に対して、HSBCの戦略は、グループの伝統とスキルを基盤により大きな成長と収益の創出に全力を注ぐことである。

グループの大きな預金資産は良好なバランスシートにもとづく十分な財政能力を生みだし、当グループに地域に関する理解と国際的な幅のある見識をもたらしている。HSBCは、国際的な連関の強いビジネスに注目し、主として成長市場と成熟市場に投資し続けている。これら行動は、HSBCの強力な資本力と強い流動性ポジションを維持する方針に基づいている。

グループは、顧客グループ及びグローバル企業に対して、HSBCが優位性をもつ3つのビジネスモデルを有している。それは;

  • 開発途上国に関係している国際的な顧客とのビジネス。グローバルバンキング、プライベートバンキング、商業銀行業務における大企業部門、個人金融サービスにおける富裕層が対象。
  • 地元の顧客とのグローバルなビジネス。商業銀行業務における小企業部門、個人金融サービスにおける大衆市場部門が対象。
  • 効率性、専門知識、ブランドを生かしたグローバルな金融商品。グローバル・トランザクション・バンキングのようなグローバル商品。

戦略の実行とグループ内の連携を有効に利用するための手段は明らかである。HSBCブランドとグローバネットワークにより新しい顧客を掘り起こし、さらに既存顧客にはより充実したサービスを提供する。可能なかぎり共通のシステム設計を採用することにより、ローカル・地域及びグローバルな規模の経済を利用することにより効率を向上する。また、戦略達成へのスタッフの動機づけと報酬を目的とインセンティブに合致させる。」

HSBCエジプト銀行について

「我々は、「勝つ権利」に焦点を絞りビジネスモデルを作り変えている。最近のグローバル経済の落ち込みの中でも、HSBCは成長と拡大戦略を継続する。従って、HSBCはエジプトと周辺地域で業務と視点の拡充を進める。HSBCグループの現在の戦略は、企業合併ではなく組織的な成長を目指すものである。HSBCエジプト銀行は中小企業向けのサービスを拡大するが、それはHSBCの重要な分野であり、HSBCエジプト銀行にとっては新規事業である。

HSBCは新興市場に深く関与し、シェアを高めている。エジプトでは人口が爆発的に増加し、政府の政策は民間産業、製品開発及び海外投資を推進しているので、すばらしい事業機会がある。」

株主・所有権益

HSBC Holdingsの主要な子会社である。

政府との関係・社会貢献

1998年6月、公的銀行の私有を許した銀行法の主な改正案は、議会によって批准された。新銀行法(aw n°88-2003 of 15 June 2003))は、Basle II協定の国際的な健全性基準に従ってすべてのエジプト銀行法規を統一した。同法は健全性比率及び管理規則の改善を促すことにより、エジプトの銀行部門の強化に寄与している。2005年7月までに銀行が新しい最低資本金要件を満たす条件を課すことにより、新しい法律は合併・買収を促進した。さらに新しい法律は、商業銀行、業務銀行、特殊銀行間の区別を廃止した。 初期資本は最低5億エジプトポンド(EGP)であり、自己資本比率は少なくとも10%以上である必要がある。外国銀行支店については、最低資本金要件は5000万USドル、あるいは兌換通貨における同等額である。

エジプト中央銀行(CBE)は、金融部門の監督と管理、及びライセンスの発行を担っている。外国銀行は、市場分析と投資機会の探索に限定された業務で、エジプトに代表事務所を開設することができる。

製品開発

HSBCフランス銀行及びHSBCエジプト銀行は、2008年エジプトでPICO Amal Petroleum Corporationに対し、1億ドルの貸出準備融資(RBL)を締結した。HSBCは融資の全額を引受けた。取引は、エジプトにおける独立系石油会社に提供される最初のRBL融資で、PICO Petroleumのスエズ湾におけるアマル石油及びガス採掘権の探鉱及び生産操業の資金提供となる。

2009年に、Visaは、VisaNetでの取引において承認された割合が最も高かったことをもって、HSBCエジプト銀行にCertificate for Operational Excellenceを授与した。