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angolaAker Solutions

会社概要と沿革

複数の企業が統合されAker Solutionsが設立されるもとになった企業は、19世紀前半に設立されている。20世紀半ばにはAkerとKvaerner両社は、造船、水力発電、木材等の加工事業、機械工場、その他の産業活動を行う国際企業になっていた。1970年代、80年代、90年代を通して両社は、海外並びに(ノルウェー)国内の石油・ガス、加工事業に、完結したソリューションを提供する能力を向上させ経験を蓄積していった。

2002年3月11日、元のKvaernerグループとAker Maritimeグループ(Akerグループの石油・ガス関連事業からなる)が合併し、Kvaernerの名の下に一つの企業として出発した。2004年3月29日、AkerとKvaerner両社が再編されAker Kvaernerが設立された。2008年4月3日、社名がAker Solutionsに変更された。

アンゴラにおいては、西アフリカで最先端の技術を備えた沖合基地を開発した。Aker Kvaernerグループは2000年以降アンゴラに代理店をおいている。2003年、TotalFinaElf E&P Angolaからアンゴラ沖合Block 17におけるDaliaプロジェクト向け海底石油生産システム供給の契約を獲得した。契約金額は20億ノルウエークローネ(3億米ドル)を超え、担当範囲は、海底生産に必要な設備全てのエンジニアリング、調達、生産に及ぶ。その主要活動は現在Total E&P Angola Dalia Subsea Production Systemに関連している。このDaliaプロジェクトの契約は、アフリカのオフショア市場におけるAker Kvaernerの画期的展開を代表するものである。

2004年、Aker Kvaernerの子会社である Maritime Pusnesはアンゴラ沖に位置する浮遊式生産向け係留設備、ライザープルイン設備、貯蔵出荷設備(FPSD)を供給する2件の契約を獲得した。2005年2月、Aker Kvaerner Angola Base at Sonils が開設された。

国内の所在地

Rua Comandante Che Guevara No 58, Luanda, Angola
Telephone: +244 2 39 29 70, 873 761 79 88 25
Telefax: +873 761 79 88 26

製品・サービス

Aker Solutionsの業種は石油・ガス、精製・石油化学、発電・採鉱・金属など多くの産業に及んでいることから、新規プロジェクト開発に必要なバリューチェーンを完全網羅している。基本構想づくり、フィージビリティ調査、フロント・エンド設計、調達に関わるエンジニアリング、プロジェクト管理、生産・組立てから据付け、試運転、ライフサイクル、撤退に関する業務に至る。

海中事業ラインアップ: 油層評価業務、海底開発、海底生産システム、海中植物、海中管理システム、海中マニフォールドテンプレート、鋼管アンビリカル(供給パイプライン)、海底パワーケーブル、海中プロセス・海中処理・能力促進技術、連結・接続システム、洋上及び海中坑口装置、海洋作業・海中据付業務 (SURF)、海中生産ライフサイクル支援、抗井介入技術・保守。

従業員数

海中事業部門に4,108名、アンゴラに150名。

財務情報

沖合事業

市場シェア

海中システム及びその関連事業の世界4大プロバイダーのひとつであり、鋼管アンビリカル市場における最大企業である。

事業目的

「エネルギー及び加工産業において推奨されるパートナーであること、また、海底事業ライフサイクルの推奨されるパートナーであること。顧客の信頼を構築し常にその信頼を提供すること、また、これらの目標達成に向けて努力すること。」

ビジネスモデル

Aker Solutionsの優位性ある地位の継続的向上と、その鍵となる能力の構築に重点的に取り組み、新しい技術と新しいソリューションを開発し商品化する。具体的には、最先端技術の掘削及び海底事業向け製品の独自技術とノウハウを開発する。

あらゆる業務の最前線には、高効率と最良品質の提供を促進するために設計された手段であるプロジェクト実行モデル(project execution model: PEM)がある。それは、Aker Solutionsが取り組む最も重要なプロジェクト実行戦略を代表するものである。このモデルは海底プロジェクトの最初から最後まで、保守及びエンジニアリングから製造及びアフターマーケット支援に至るまでを網羅し、プロジェクト管理とリスク管理を包含する。また、Aker Solutionsが持つ知識と経験基盤を活用した一貫性ある計画的アプローチを保証する。加えて、広範な事業全域にまたがるプロジェクト実行方法論を方向付け、その方法論標準化のための基盤を形成するものである。また、このモデルの基軸を成すのは安全性、品質、コスト、時間であり、これらは成功するプロジェクトが構築できるか否かを左右する基礎である。

海底事業部門拡大の成功を受け、2008年の秋、海中技術及びバリューチェーンを通して提供されるソリューション、並びにサービス領域の強化を目的として部門の再編が行われた。その結果、Aker Maritime Contractors、Aker Well Service、Aker Geoの事業単位が一つの事業分野に統合され、掘削ライザー事業はP&Tに移行された。その戦略の一部として2008年7月、イギリス大陸棚で操業する大手の坑井サービス企業Qservを買収した。こうした動きを通してAker Solutionsは、海底油田の全ライフサイクルを通してのパートナーとしての能力を備えた、業界最先端を行くソリューションの完璧な供給企業として、海底事業分野を確立した。

新技術と新製品はAker Solutionsの将来の競争力を保つための重要な要素である。技術チームが世界中の協力企業や顧客と緊密に協力し、顧客から直に技術的課題や要求に関する知識を得ている。こうした密接な連携を通して革新的技術へと発展するアイデアやコンセプトが生まれる。

同様に顧客にも高い価値が生み出される。また、研究や開発が市場主導型でありコスト効率が高いことも確かである。重点を置くべき代表的分野は、生産増加、油層利用、掘削プロセス改善の技術である。そのための最重要優先課題は、石油・ガスの長距離パイプライン輸送を可能にする海中ポンプ、また、ガス圧縮の圧力増加であり、そのためのソリューションが求められる。

設置基盤や抗井介入など技術主導型サービスの提供により事業収入を増加させることも、焦点を当てるべき重要な点である。世界的規模でのサービス設備、また、設備レンタル事業へのさらなる投下資本が、この課題達成に向けたもうひとつの推進力である。

加えてAker Solutionsは、利益率の高い事業区分に属する先進的企業グループ会社の買収・統合を通じて、沖合事業やエネルギー部門での地位を強化している。2008年には継続して収益をのばしていく可能性を強化するため、20億クローネ相当の企業買収による事業再編を行った。このことが、坑井介入におけるAker Solutionsグループの地位強化と沖合海洋操業の拡大、並びに技術ポートフォリオの一層の発展につながった。

株主・所有権益

Aker Holding AS(60%をAker ASA が支配)が40.27%、ノルウェー政府が30%、SAABが7.5%、Investor ABが 2.5%を所有している。Aker Solutions Angola., Ltd.はAker Solutionsの100%出資による子会社である。

合弁事業主要事業体

政府との関係・社会貢献

2005年、Aker Kvaernerの海底事業部門はアンゴラで新しいサービス基地を正式に開設した。このサービス基地は、アンゴラにおけるAker Kvaernerの海底事業だけでなく、アンゴラの石油・ガス産業に関わるAker Kvaernerの他の事業の流れもサポートする。

2006年、Sonangol Pesquisa e Producão S.A.がAker Kvaernerとのアンゴラ沖合のGimboa油田Block 4/05向け海中生産システム供給の契約に合意した。総契約金額はおよそ6,800万米ドル。これは、Sonangolが事業者として沖合油田開発に携わった最初のプロジェクトであった。

このプロジェクトの大部分はノルウェーのオスロにあるKvaerner Oilfield Productsの事務所が管理しているが、重要な部分は、Aker Kvaernerとアンゴラのエンジニアリング会社であるSoaproとの合弁企業であるAK&Sのルアンダ(Luanda)事務所が運営している。さらに、何機かのマニフォールドと関連する海底サポートシステムは、アンゴラの国有石油会社Sonangolと沖合事業会社のStolt Offshoreの合弁会社であるLobito Sonametの工場で製造された。

製品開発

2008年、Aker SolutionsはBP(British Petroleum)から、PSVM(Plutao-Saturno-Venus-Marte)アンゴラ沖合超深海層油田開発向け海中アンビリカル供給の契約を獲得した。当初の契約金額はおよそ3億3000万クローネである。この契約は48キロメートルの鋼管アンビリカルの製造と供給を対象とする。アンビリカルの可動部分は、深海及び超深海という条件下の使用専用に開発された、Aker Solutionsが特許を持つカーボン・ファイバー・ロッド技術を利用して造られる予定である。