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夏期公開オンライン講座 コース1「在日外国人労働者が直面している課題と今後の展望」
募集は締め切りました
※本講座はWEB会議ツール「ZOOM」を用いて行われます。事前にご利用のPC・スマートフォン等でZOOMが利用可能かご確認ください。
在日外国人の数が300万人に迫る中、新型コロナ感染症流行下で労働する在日外国人が直面する生活課題は多様化・深刻化しています。また、正規の滞在資格を喪失する外国人が増加する背景には、在留資格(留学・研修)と、来日者・招請者の真の意図(収入増大・人手不足解消)の不一致があり、さらにその背景には途上国からの留学生・技能実習生なしには企業活動を持続できない日本の中小企業の現状があります。大企業にとっても、自らのサプライチェーンの上流に外国人労働者が含まれれば倫理的責任を逃れることはできません。途上国出身の労働力への依存がすでに日本経済にビルトインされているのだとすれば、必要なのは彼らを含むサプライチェーンの健全化(倫理的サプライチェーンの構築)によって、日本の産業の持続可能性を高めることだと考えられます。本コースでは、在日外国人労働力の現状と彼らの生活を取り巻く問題の改善方策について考えます。
皆さまのご参加をお待ちしております。
開催日程
2021年8月12日(木曜)13時00分~16時20分(日本時間)
※質疑応答、議論の状況によっては終了時間を超えて延長する可能性があります
会場
オンライン(ZOOMビデオウェビナー)
ウェビナーご利用条件・免責事項
お申込みの前に、「ウェビナーご利用条件・免責事項」をご覧ください。
プログラム
時間 | 講演テーマ・講師等 |
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13:00~13:45 |
総論 在日外国人労働者と途上国の開発問題 なぜ途上国からの労働者は日本に向かうのか、その目的のためにどのような制度的な障壁があり、それを彼らはどのように乗り越えようとしているのでしょうか。また、彼らの本国ではどのような家族・親類が待っているのでしょうか。受け入れ側の日本人が知っておくべき基礎知識は何かについて考えます。
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13:45~14:30 |
外国人コミュニティへの情報普及活動から学んだこと 外国人コミュニティに対して、どのようにすればコロナ関連情報(感染予防、濃厚接触者になった時の対応、感染した時の行動等)が届くのでしょうか。過去一年間、ベトナム・ミャンマー・ネパール人コミュニティを対象に行った聞き取りと情報普及活動から学んだことを紹介します。
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14:30~14:45 |
休憩 |
14:45~15:30 |
コロナ下における外国人相談の課題 国内各地に「外国人相談ワンストップセンター」という窓口はできているし、いくつかの自治体はホームページの多言語化を試みていますが、こうした仕組みにアクセスする外国人は少ないのが現状です。コロナ下において、在日外国人のニーズと生活・保健関連行政と橋渡しするためには何が必要かについて考察します。
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15:30~16:15 |
質疑応答 パネル・ディスカッション
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16:15~16:20 |
終了案内 |
使用言語
日本語
主催
ジェトロ・アジア経済研究所
受講料
- 賛助会正会員・賛助会個人利用会員:無料
- ジェトロ・メンバーズ:2,000円
- 学生:2,000円(賛助会正会員の大学に所属する学生は無料です)
- 一般(上記以外):4,000円
お支払い
お申し込み後、登録頂いたメールアドレスに請求書を送付します。
8月5日(木曜)までに銀行振り込みにてお支払いください。
お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究推進部 研究イベント課
Tel:043-299-9536 Fax:043-299-9726
E-mail:seminar