アジアNIESの対外直接投資
経済協力シリーズ
No.197
アジアNIESの対外直接投資の展開過程とその特徴を比較・検討し、「通貨危機」後の東アジアの経済発展に果たすその役割を展望する。
■ アジアNIESの対外直接投資
■ 北村かよ子 編
■ 2,530円(本体価格 2,300円)
■ A5判
■ 210pp
■ 2002年3月
■ 品切れ
CONTENTS
はじめに / 北村かよ子
I 問題の所在とその背景
II NIESの対外直接投資の歴史的展開とその特徴
III 対外直接投資の特質
IV 通貨・金融危機後の対外直接投資の動向とその含意-むすびに代えて-
はじめに
I 韓国の対外直接投資の概要
II 韓国の電子産業の発展過程
III 韓国電子産業の直接投資の開始-総合電子メーカーによる日系企業への追い上げ過程-
IV 1990年代韓国電子産業の対外直接投資の新展開
V 通貨危機の発生と海外直接投資の収縮
まとめと展望
第3章 台湾の対外投資-「所有特殊的優位性」の更新過程- / 川上桃子
はじめに:問題の設定
I 対外投資の展開過程
II 台湾企業の対外投資にみる東南アジア・中国間選択
III 台湾企業の対外投資と「所有特殊的優位性」:パソコン産業を中心に
おわりに
はじめに
I 1980年代以降のシンガポールの対外投資の概況
II 電子産業における対外投資の展開
III シンガポール企業の対外投資を支えた所有特殊的優位性
おわりに
第5章 直接投資の展開と産業構造の変容-香港の事例- / ラリー・D.チュウ/チャンチー・ウー(編訳:川上桃子)
はじめに
I 直接投資の理論的枠組み
II 直接投資の展開過程
III 産業構造の変容と対内・対外投資の拡大
IV 中国南部の工業化と香港の対中投資
おわりに