アジアの産業発展と技術者  

経済発展の根幹は技術発展であり、技術発展の主たる担い手は技術者である。本書は技術者に焦点を当てて経済発展のメカニズムを論じた、新しいアジア経済論の試みである。

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■ アジアの産業発展と技術者
佐藤 幸人  編
■ 2,310円(本体価格 2,100円)
■ A5判
■ 168pp
■ 2010年
■ ISBN978-4-258-04589-1

CONTENTS

はじめに
第1節 問題意識と本書の位置づけ
第2節 分析の課題とフレームワーク
第3節 既存の研究との関連性
第4節 アジア諸国の技術者と研究開発
第5節 本書において明らかになったこと
むすび

はじめに
第1節 韓国における理工系高等教育の展開
第2節 理工系高等教育卒業者の就職と企業での地位
むすび

はじめに
第1節 分析の枠組みと既存研究との関係
第2節 技術者による産業発展メカニズムの形成
第3節 技術者の起業の後退
第4節 大企業主導の産業発展と企業システムの変化
第5節 政府の役割の変化と技術者の戦略
第6節 技術者の戦略と産業発展メカニズムの段階性と時代性
むすび

はじめに
第1節 科学技術と理工系高等教育
第2節 外資依存の産業発展
第3節 技術者の労働市場
第4節 技術者の海外流出による国内産業への影響
むすび

はじめに
第1節 技術者の増加
第2節 中国製造業の転換と研究開発の拡大
第3節 中国企業の技術的同質化
第4節 改革開放後の中国における理系高等教育と技術者の供給
むすび