オーストラリアの対外経済政策とASEAN  

オーストラリアの対ASEAN政策とその変化を国内外の政治経済ダイナミクスを通して分析し,東アジア統合への参画を模索する同国の対外経済政策を浮き彫りにする。

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■ オーストラリアの対外経済政策とASEAN
■ 岡本次郎  著
■ 4,400円(本体価格 4,000円)
■ A5判
■ 316pp
■ 2008年
■ ISBN978-4-258-04575-4

CONTENTS

まえがき / 岡本 次郎

略語一覧 / 岡本 次郎

第1節 オーストラリア対外経済政策の変化
第2節 ASEANへの焦点
第3節 国内政策過程分析の必要性
第4節 オーストラリアの対ASEAN政策-概観-
第5節 本書の構成

第1節 対外政策行動の制約要因としての国際システム
第2節 国内政策過程の焦点-国家か社会か?-
第3節 国家社会関係の双方向性を取り込むアプローチ

第1節 保護主義の伝統
第2節 多国間自由化推進連合の基盤形成
第3節 多国間自由化推進連合の優位確立
第4節 二国間主義連合の登場

第1節 戦後オーストラリアの対東南アジア政策スタンス
第2節 ASEAN創設とウィットラム政権の新政策
第3節 ASEAN諸国の経済発展とオーストラリアとの経済紛争

第1節 東アジア経済成長とオーストラリアの東アジア認識変化
第2節 アジア太平洋地域主義戦略
第3節 ケアンズ・グループとASEAN
第4節 APECイニシャティブ-成功の鍵となったASEAN

第1節 ASEAN地域協力の展開
第2節 ASEAN地域主義の高揚(1990年代)
第3節 東アジア関与の表門としてのASEAN
第4節 AFTA–CERリンケージ協議-ASEAN経済地域主義への対応-

第1節 ハワード政権と二国間主義
第2節 外生ショックと二国間主義連合の浮上
第3節 二国間主義連合の優位確立
第4節 二国間主義連合の対ASEAN政策

参考文献 / 岡本 次郎