カンボジアの復興・開発  

ポルポト政権崩壊後、人々の生活はどのようにして秩序を取り戻したのか。1980年代のカンボジアの社会制度の復興過程を実証する。

a

■ カンボジアの復興・開発
■ 天川 直子  編
■ 3,630円(本体価格 3,300円)
■ A5判
■ 288pp
■ 2001年12月
■ 品切れ

CONTENTS

まえがき / 天川 直子

第1節 本書の問題意識と主題
第2節 日本におけるカンボジア研究


第1節 カンボジアの領域形成
第2節 国民国家の枠組みとしてのカンボジア
第3節 国民国家カンボジアの担い手
第4節 人民革命党政権による実効支配の確立
第5節 紛争の時代の終わりと「国内政治」の始まり
結語

はじめに
第1節 フランス保護国化以前の中央・地方行政組織
第2節 フランスによる統治体制の形成過程
第3節 独立からクメール共和国,民主カンプチア時代までの中央・地方制度
第4節 カンプチア人民共和国時代における中央・地方政治体制
おわりに

はじめに
第1節 カンプチア人民共和国(1981年)憲法と復興・開発
第2節 カンボジア国(1989年)憲法における復興・開発
第3節 カンボジア王国(1993年)憲法における復興・開発
第4節 カンボジア王国(1993年)憲法下での法・制度整備の動向
結語
<付表>法令年表


第1節 カンボジア農村における土地所有制度の特徴
第2節 クロムサマキによる農地分配と農地所有構造の変化
第3節 所有権の移転の実際
第4節 耕作権の移転の実際
結語


第1節 カンボジア親族論の先行研究
第2節 タケオ州の稲作農村の事例—プレイ・カバッ郡クダニュ行政区ソムダチ・ポアン村—
第3節 ポル・ポト時代と以後の家族・世帯
第4節 
結語
付録1 ポル・ポト時代の体験事例—移動と帰還
付録2 元教師のライフヒストリー


第1節 カンボジアにおける上座仏教
第2節 人民革命党政権下における仏教の復興
第3節 国教としての仏教
結語