韓米FTA —韓国対外経済政策の新たな展開—
情勢分析レポート
No.8
韓米FTAを契機にFTA政策を積極的に推進する韓国の動きを分析。
■ 韓米FTA —韓国対外経済政策の新たな展開—
■ 奥田 聡 著
■ 1,100円(本体価格 1,000円)
■ A5判
■ 105pp
■ 2007年
■ ISBN978-4-258-30008-2
■ 品切れ
CONTENTS
序章 ねらいと構成 / 奥田 聡
はじめに
本書の構成
第1章 WTOからFTAへ——韓国対外経済政策の変化 / 奥田 聡
第1節 戦後自由貿易体制の恩恵
第2節 アジア経済危機とFTAの活用
第3節 FTAの重要性増大と「同時多発的FTA」の推進
第4節 FTA推進体制の充実
第1節 韓チリFTA——批准遅延に課題
第2節 日韓FTA——日本の農産物開放幅を不満として交渉中断
第3節 韓EU FTA——韓米FTAに次ぐ本格的FTA
第3章 韓米FTA——新たな時代の幕開け / 奥田 聡
第1節 韓米FTAの意義
第2節 経緯
第3節 交渉体制
第4節 FTA施行に伴う国内補償措置
第5節 争点と妥結内容
第6節 韓国経済への影響——自動車、繊維輸出が増えるが農業に打撃
第1節 盧大統領——強いリーダーシップ
第2節 国会議員——政党の枠とFTAの賛否は一致せず
第3節 各界・国民の反応
第4節 政府——拙速推進で足並みに乱れ。国内対策は後手に。
第5節 最後まで不透明だった交渉成否と内政・FTA間の支持構造の「ねじれ」
第5章 まとめと将来展望 / 奥田 聡
第1節 韓米FTAで得られたもの
第2節 国内経済へのインパクトに備えて
第3節 韓米FTA批准の行方と国内政治
第4節 むすび
付録 / 奥田 聡
付録1 韓国が関わるその他のFTA
付録2 韓米FTAの短期的影響測定に関する補論