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研究者のご紹介

佐藤 千鶴子

佐藤 千鶴子 SATO Chizuko

佐藤 千鶴子 SATO Chizuko
[所属・役職] 地域研究センター ・主任調査研究員
[専門分野] 南部アフリカ政治社会、土地改革、国際人口移動
[email] chizuko_sato E-mail
研究者情報(学歴・経歴・業績一覧)
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研究歴

南アフリカを中心とする南部アフリカ地域を研究対象として、主に2つの課題に取り組んできました。1つはアパルトヘイト体制の終焉に伴って、南アフリカ社会がどのような転換を遂げるのかという問いです。特に農業・農村部門に注目し、白人の所有する農場が土地改革政策によって黒人の手に渡った際の変化や土地改革実施の原動力となった土地返還運動、さらにはワイン産業に黒人が参入する際の困難について考えてきました。もう1つは国際移動を取り巻く問題群で、具体的なトピックとしては看護師を中心とする医療従事者の国際移動の実態や南アフリカでアフリカ諸国出身の移民・難民が直面している課題について研究してきました。

現在取り組んでいるテーマ

現在のテーマは、南部アフリカ地域における国際移動の歴史と現在について、主たる移動先国の南アフリカと、マラウィとジンバブウェという送出し国両方の観点から明らかにすることです。南部アフリカは19世紀後半から域内移動が盛んで、アパルトヘイト時代には黒人の移住が厳しく制限されていたにもかかわらず、南アフリカの鉱山や農場では多くの南部アフリカ諸国出身者が働いてきました。今日の南アフリカで外国人に対する暴力的な排斥(ゼノフォビア)が深刻な社会問題となっていることはよく知られていますが、送出し国の移民世帯や社会にとって南アフリカへの移動がどのような意味を持ち、どういったインパクトを与えてきたのかは十分に明らかにされているとはいえず、現在、この問いに取り組んでいます。