エルドアン時代のトルコ ――内政と外交の政治力学――
他社で出版した研究成果
岩波書店
アラブの春、欧州難民危機、ウクライナ戦争……。混迷する国際情勢のなかで存在感を増すトルコは、2023年、建国100年を迎えた。世俗主義と親イスラームが共存し、多様な対立軸が錯綜するトルコをエルドアンはどう舵取りしているのか。エルドアン時代の20年を100年の歴史に位置づけ、内政と外交から読み解く。
■ エルドアン時代のトルコ ――内政と外交の政治力学――
■ 今井 宏平、岩坂 将充 著
■ 5,280円（本体価格 4,800円）
■ 222pp
■ 2023年11月
■ ISBN9784000223164
Contents
序章 「エルドアン時代」とは
第Ⅰ部 エルドアン時代の幕開け 2000年代
第1章 2000年代の内政――世俗主義体制との対決と「国民」の政治――
第2章 2000年代の外交――柔軟な理想主義――
第3章 2000年代の内政と外交のリンケージ
第Ⅱ部 深化するエルドアン時代 2010年代
第4章 2010年代の内政――政治の個人化への歩み――
第5章 2010年代の外交――理想主義から現実主義へ――
第6章 2010年代の内政と外交のリンケージ
第Ⅲ部 建国 100年に向かうエルドアン時代 2020年代
第7章 2020年代の内政――個人化の代償と克服？――
第8章 2020年代の外交――理想主義＋現実主義――
第9章 2020年代の内政と外交のリンケージ
終章 エルドアン時代の政治力学――考察と含意――