山岡 加奈子
山岡 加奈子 YAMAOKA Kanako |
[所属・役職] | 新領域研究センター グローバル研究グループ ・主任研究員 |
[専門分野] | 専門分野:ラテンアメリカ・カリブ地域の国際関係、権威主義体制論、キューバを中心としたカリブ地域の地域研究 |
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researchmap | 研究者情報(学歴・経歴・業績一覧) |
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研究歴
修士課程では日本の安全保障と対米関係について書きましたが、研究所に就職後はキューバ担当となり、ラテンアメリカ・カリブ地域の研究を行っています。キューバ研究者としてはキューバと米国の関係、日本とラテンアメリカの国際関係、キューバの社会政策、とやってきて、その後キューバの一党支配体制が続く要因を研究しています。またカリブ地域の地域研究として、コスタリカ、ハイチ、ドミニカ共和国についても研究しました。
現在取り組んでいるテーマ
キューバの現体制が継続する要因として、社会開発を通じた国民の支持、革命成功前後の迅速な体制変更などを考えつつ研究を進めています。また国際政治では、中国・ロシアの台頭に伴う多極化により変容するキューバの対外関係について、体制存続のための手段としてのキューバ外交研究を行い、同じ共産党一党体制のベトナムと比較を試みています。これらに加え、今年は日本とラテンアメリカ・カリブ地域の総合的な関係についての研究を開始します。
関連するリンク
- 研究者インタビュー「キューバを取り巻く情勢変化を現地経験を基に分析する」
<出版物>
- 『岐路に立つキューバ』岩波書店、2012年
- 『岐路に立つコスタリカ――新自由主義か社会民主主義か』アジア経済研究所、2014年
- 『ハイチとドミニカ共和国――ひとつの島に共存するカリブ二国の発展と今』アジア経済研究
所、2018年