調査研究

研究会一覧2023年度

国内地域間取引(移出入) を考慮した応用一般均衡モデルの開発

概要

本研究では、「Global Value Chains, GVCs」に関する研究をより深化させるためのツールとして、国内地域間取引(移出入) を考慮した応用一般均衡モデルを開発する。モデル開発の基礎となる地域間産業連関表の整備状況が芳しくない現状に鑑み、国レベルでの産業連関表において国内地域間取引を細分化するための方法論を確立することから作業を開始する。そして、応用一般均衡分析において重要な役割を果たすと考えられる「移入品に関する代替弾性値」の推計を経て、異質な企業間での製品差別化を想定したモデルの開発に至る。今回の研究期間内は「開発途上国研究」であることよりも方法論を確立させることを優先させ、データの入手が比較的容易な日本を対象として各種作業を実施する。これは、将来的に研究対象を開発途上国にまで広げるために必要な基礎研究である。

期間

2022年4月~2024年3月

研究会メンバー
役割 メンバー
[ 主査 ] 小山田 和彦
[ 委員 ] 福本 真弓(千葉経済大学 教授)
[ 委員 ] 岩本 朋大(福井工業大学 講師)

※所属は研究会発足時のものです。

予定する研究成果
  • 和文単行書