インド経済:成長の条件  

アジ研選書

No.16

インドの持続的で長期的な成長を考えるという観点から、新古典派的な視点に立ち、供給サイドを中心に考える。そして今後の経済成長にとって重要となる要素を選び、その現状と課題の検討する。

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■ インド経済:成長の条件
■ 小田尚也  編
■ 3,410円(本体価格 3,100円)
■ A5判
■ 286pp
■ 2009年1月26日
■ ISBN978-4-258-29016-1

CONTENTS

序章 / 小田尚也

本書のねらい
分析の枠組みと本書の構成
成長の条件とは

はじめに
第1節 農業成長の実績
第2節 農業成長と貧困削減
第3節 農業成長と貧困削減に向けた政策オプション
おわりに

はじめに
第1節 インフラと経済発展の関係
第2節 インド電力部門の現状
第3節 電力供給からみるインフラ整備の州間・都市農村間格差
第4節 インフラ整備不測の背景
おわりに

はじめに
第1節 教育
第2節 保健
第3節 教育政策と保健政策に共通する問題
おわりに

はじめに
第1節 インドにおける金融構造の特徴と銀行部門の役割
第2節 インドにおける銀行部門の構成
第3節 商業銀行の資産・負債構造
第4節 商業銀行の収益性と健全性
第5節 本章の要約と結論

はじめに
第1節 経済自由化前の競争環境
第2節 競争の現況
第3節 競争の効果
第4節 競争に関する懸念
第5節 競争政策
展望

はじめに
第1節 インドの対外政策
第2節 対外自由化の成果
第3節 経済特区と地域貿易協定-輸出促進と構造調整の起爆剤としての役割-
おわりにかえて

はじめに
第1節 地域格差の問題点
第2節 独立後の政治経済的背景と地域格差
第3節 地域格差の現状分析
第4節 地域格差の要因分析
第5節 政治経済学的アプローチによる要因分析
おわりに