イデアス
(IDEAS)

イデアス(IDEAS)研修プログラムは、グローバル化のための自由で公正なルール作りを推進する専門家の能力開発に力点を置いた研修プログラムです。国際貿易・投資・金融にかかわる最新の諸問題や政策形成について、4.5カ月間程度、アジア・アフリカ諸国の若手官僚とともに理論、実践面から英語で学びます。

 

 

 

イデアスNEWS

2024年

第3期・第4期イデアス外国人研修生を日本に招へいしました。

2024年3月22日

新型コロナウイルスの影響により全てオンラインで実施した第3期(2020年度)および第4期(2021年度)のイデアス研修プログラムを修了した外国人研修生のうち16名を、2024年3月11日から15日まで日本へお招きし、対面での研修を開催しました。オンライン研修の内容をアップデートすることで研修効果を高めると共に、研修生同士の交流を促進することを目的として実施したものです。

世界貿易機関(WTO)のMichael Roberts氏(Head of the Aid for Trade Unit)を講師に迎え、貿易と投資、気候変動、環境等に関する集中講義を受講し、活発な議論を行いました。また、事前課題をもとにグループワークを実施し、イデアス・アドバイザーの福西隆弘研究員、牧野百恵研究員の指導のもと、学びを深めました。さらに、都市の廃棄物処理について学ぶために新江東清掃工場を訪問し、東京23区のごみ処理や汚染対策について説明を聞き、工場内を実際に見学しました。

研修期間中には、これまでオンラインでのみ交流があったイデアス講師、国内修了生、アジア経済研究所の職員が一堂に会するレセプション・パーティーを開催し、さらに交流を深めることができました。アジア経済研究所はイデアス研修生の皆様との繋がりをこれからも大切にしていく所存です。

アジア経済研究所図書館見学

アジア経済研究所図書館見学

レセプション・パーティーの様子

レセプション・パーティーの様子

第6期イデアス研修プログラムが終了しました。

2024年2月15日

2023年9月に始まった第6期イデアス研修プログラムが全て終わり、外国人研修生14名、国内研修生13名の計27名が修了しました。

2024年2月15日にはオンライン修了式を開催しました。アジア経済研究所の深尾京司所長からの祝辞のあと、久保田聡研究推進部長が修了者の名前を発表しました。そして、福西隆弘イデアス・アドバイザー/教授が今期プログラムを振り返り、修了生の皆様に応援の言葉を贈りました。また、修了生代表としてKoththagoda Kamkanamge Sandun Sameeraさん(スリランカ)と梶原佐里さんがスピーチをしました。イデアスで学んだことや仲間との絆が、修了生の皆様の今後のキャリアに役立つことを心よりお祈りいたします。

オンライン修了式

オンライン修了式

<論文タイトル一覧(論文コースのみ)>

  • “Customs Risk Management in Bangladesh: Illicit trade in alcohol and cigarette at Chottogram sea port”
  • “Assessing The Effect of Corporate Social Responsibility Activities of Telecom Firms on Customer Loyalty Among Public Servants in Ghana”
  • “The Obstacles of Micro, Small and Medium Sized Enterprises (MSMEs) Finance in Lao PDR Case Study: MSME Finance in Vientiane Capital”
  • “Facing Partner Country Evaluations: How Should Donors Receive the Aid Evaluation Done by Partner Country?”
  • “An Analysis of Women Empowerment and Labour Participation in India”
  • “How Can News Media Be Watchdog for MNCs' Corporate Social Irresponsibility in Developing Countries?: Cases from Thailand and Pakistan” ※優秀賞(Excellent Paper)
  • “Deepening the "Right to Information" Guarantee as Seen in the Philippine Local Government FOI System” ※優秀賞(Excellent Paper)
  • “The Impact Evaluation of Private Sector Services on Education Projects in Asia”
  • “Poverty Alleviation in India:The Public Distribution System Functioning and Reforming in Chhattisgarh”

2023年

第6期外国人研修生の来日研修が終了しました。

2023年11月29日

2023年9月に開始された第6期イデアス研修プログラムに参加している外国人研修生14名が、11月6日から29日までの間、日本を訪れて来日研修を行いました。

来日研修では、カリキュラムの一部を対面形式で実施するとともに、ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS)のUlrich Volz教授とアジア経済研究所の深尾京司所長の特別講義を実施しました。また、11月18日には、国際協力機構(JICA)の川端智之氏による講演と、国内研修生も参加したグループディスカッションを通じて、研修生同士の交流を深めました。

深尾所長の講義

深尾所長の講義

教室の外では、経済産業省、千葉県庁、ジェトロ本部を訪問し、各機関の取り組みに関する説明を聞いた後、質疑応答を行いました。11月28日には、いくつかのグループに分かれて、千葉県庁とアジア経済研究所の合同事業である幕張アジアアカデミー事業「アジア総合学科」に参加し、千葉県内の3つの高校を訪問して自国の文化を紹介しました。また同日、学習院大学を訪問し、「Emerging Asian Economy and Society」の講義にゲスト講師として登壇しました。

出国前日のラップアップミーティング

出国前日のラップアップミーティング

イデアスSpecial Lecture “Identifying Poor Problem Definitions in Natural-Resource Policies”を開催しました。

2023年10月5日

米Claremont McKenna Collegeの教授、William Ascher氏を講師に迎え、“Identifying Poor Problem Definitions in Natural-Resource Policies”というテーマで、イデアスSpecial Lectureを開催しました。当日は、今期のイデアス研修生やOBOG、アジア経済研究所の研究員など、対面・オンライン含めて合計約40名が参加し、東南アジアの天然資源政策についての講義を聴き、意見交換を行いました。

講義概要:
Because poor problem definitions undermine natural-resource policies in Southeast Asia, identifying mis-specified problem definitions, and why they occur, is useful to avoid poor policies and programs in conservation, user rights, forestry, fisheries, and non-timber agriculture. Faulty problem definitions, such as defining narrow solutions as ultimate problems, or restricting consideration of impacts on stakeholders, restrict access to policymaking. Southeast Asian problem definitions calling for restrictive policies (such as complete bans on shifting cultivation or mangrove removal) lack the recognition of participatory and material deprivations on low-income people impacted by these restrictions. The reasons why poor problem definitions occur include ambiguous doctrines, bureaucratic interests, resource appropriation, prestige of inappropriate models, and goal substitution. Examples from Indonesia, Laos, Malaysia, Thailand, and Vietnam are presented.

第6期(2023年度)イデアス研修プログラムが始まりました。

2023年9月1日

2023年9月1日(金)18時より、第6期イデアス研修プログラムの開講式をオンラインで開催しました。ジェトロの信谷和重副理事長とアジア経済研究所の村山真弓理事による祝辞で幕を開け、日本国内および世界各地から参加した研修生たちが自己紹介し、イデアスプログラムで学びたいことについて熱心に語りました。開講式には、今年度のゼミ講師だけでなく、東京外国語大学、千葉県庁からの来賓、そしてジェトロの海外事務所の職員も出席し、研修生たちを歓迎しました。開講式が終わった後、オリエンテーションが行われ、イデアスアドバイザーの福西隆弘研究員が今年度のプログラムについて詳細に説明し、研修生からの質問に答えました。

第6期イデアス研修プログラムの開講式をオンラインで開催しました。

今年のイデアスプログラムには、多彩なバックグラウンドを持つ国内研修生と、アジア・アフリカ16カ国の中堅・若手行政官、計40名程度が参加し、約5カ月にわたる研修を受けます。また、11月には海外研修生が来日し、集中講義に参加するほか、国内・海外研修生が一堂に会してスクーリングを実施する予定です。

ジャカルタでイデアス修了生のネットワーキングプログラムを開催しました。

2023年8月23日

ジャカルタでイデアス修了生のネットワーキングプログラムを開催しました。

2023年8月23日(水)にインドネシア・ジャカルタ市内のCentury Park Hotelでイデアス修了生のネットワーキングプログラムを開催しました。当日は、インドネシア出身の修了生9名とジャカルタ在住の日本人修了生2名が参加しました。信谷和重ジェトロ副理事長はジェトロジャカルタ事務所の職員とともに対面で出席し、アジア経済研究所のスタッフはオンラインで参加しました。2期生(1992年度)から新5期生(2022年度)まで、幅広い世代の修了生が集まって交流することができました。

今回のプログラムは、2023年1月25日(水)のバングラデシュ・ダッカ会合(外国人研修生9名、日本人研修生2名が参加)に続き、コロナ禍以降2回目の開催となります。

イデアス修了生の研究成果がJICA緒方研究所のウェブサイトに掲載されました!

2023年8月8日

第4期(2021年度)イデアス研修プログラム修了生の増田夏菜子氏が執筆した「ナレッジ・レポート No. 8 Competition of Foreign Military Bases and the Survival Strategies of Djibouti」がJICA緒方研究所のウェブサイトに掲載されました(2023年7月)。本稿は、イデアスのゼミ論文をもとに執筆したものです。


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ここでは、研修プログラムの実施状況や修了生の活躍などをご紹介します。