イベント・セミナー情報
2016年アジア経済研究所夏期公開講座(東京)
コース1 インド:モディ政権のゆくえ
2014年の連邦下院選挙で政権についたインド人民党のナレンドラ・モディ首相率いる国民民主連合政権は、インド国民会議派などが独立以来築き上げてきた政治経済路線を大きく軌道修正しようとしています。政治と宗教の関係、憲法における政権と司法の緊張関係など、インドの民主主義を揺るがしかねない基本領域にもモディ政権は踏み込もうとしているように見えます。本講義では以上の問題領域、そして、経済改革領域でモディ政権は現在どのような立ち位置にいるのか、報告します。
開催日時
2016年7月19日 (火曜) 13時30分~17時00分
会場
ジェトロ本部 5階 ABCD会議室
東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル5階
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅
プログラム
時間帯 | 講師 | テーマ・講義概要 | |
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13:30-13:35 | 開会挨拶・事務連絡 | ||
1 | 13:35-14:30 |
近藤則夫 (地域研究センター南アジア研究グループ長) |
モディ政権とヒンドゥー民族主義 2014年の総選挙で勝利したインド人民党に人々が期待したのは経済発展でありヒンドゥー民族主義ではありません。しかしモディ政権下ではヒンドゥー民族主義の浸透が様々な問題を引き起こしています。問題の位相を検討します。 |
2 | 14:30-15:25 |
浅野宜之氏 (関西大学政策創造学部 教授) |
モディ政権下における立憲主義と民主主義 インドにおける立憲主義と民主主義との緊張関係について、モディ政権下でなされた憲法第99次改正をめぐる最高裁判決とこれへの批判的意見を題材に、あらためて検討します。 |
3 | 15:40-16:35 |
太田仁志 (地域研究センター南アジア研究グループ) |
モディ政権下の経済社会政策の流れをみる 近年の経済状況を概観し、モディ政権下の経済社会政策の全体としての「流れ」をみます。前政権の政策との継続性に注意しつつ(個別政策の詳細ではなく)流れを追い、今日のインドの経済社会政策の特徴を論じます。 |
4 | 16:35-17:00 | 講師全員 |
パネルディスカッション フロアからの質問に応答する中で講義内容を補います。 |
使用言語
日本語
受講料(1コースあたり)
- 一般:4,000円
-
アジ研賛助会正会員 、ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員:それぞれ1口につき先着2名まで無料。3人目より4,000円/人
※3人目のお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、出欠の確認をいたします。 - アジ研賛助会個人利用会員 :2,000円
- 学生:2,000円(学生料金をご希望の場合、必ず申込時に学生証コピーの添付をお願いします。添付が無い場合いは一般料金となります)
※東日本大震災による被災中小企業・中小企業団体様は 被災企業・団体様向け有料サービスの無償提供のご案内 をご覧ください。
主催
ジェトロ・アジア経済研究所
※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。
お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部 成果普及課
Tel:043-299-9536
E-mail:kakikoza