今年7月のイラン核協議の最終合意を受け、将来核合意が履行された場合、段階的な対イラン経済制裁が解除されるという楽観的な観測が広まりつつあります。このような状況の中、アラブ首長国連邦をはじめとする湾岸アラブ諸国の企業部門や金融部門はどのように対応しつつあるのでしょうか。

歴史的・地理的な関係性の強さから、長年イランとの貿易取引を行ってきたアラブ首長国連邦にとって、対イラン経済制裁の解除は、石油価格が低迷する現状からの経済回復に向けて大きな弾みとなると期待されています。他方で、経済制裁の解除は、イランの国際経済への復帰を促し、ペルシャ湾岸地域における経済的存在感と周辺への影響力を増大させることになるという警戒感も根強くあります。

本講座では、アジア経済研究所の在アブダビ海外派遣員の帰国報告を兼ね、湾岸アラブ諸国の中でもイランとの密接な経済関係を維持し続けてきたアラブ首長国連邦を対象に、これまでのイランとの経済関係の変化の状況、今後の展望を解説します。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2015年10月22日 (木曜) 13時30分～15時00分　(開場：13時00分)

ジェトロ本部5階ABCD会議室
（東京都港区赤坂1-12-32　アーク森ビル5階）
最寄り駅：東京メトロ　南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

日本語

ジェトロ・アジア経済研究所

無料

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。