調査研究
研究会一覧2023年度
ベトナムとタイにおけるスマート製造業開発
概要
本研究は、ベトナムの製造企業の能力について、タイ企業をベンチマークにしながら分析を試みるものである。ベトナムは、工業化を通じて2045年までに先進国になることを国家目標としている。同国は、タイを含むASEAN先発工業国との域内競争に直面して、製造業の育成に苦労してきた。ただし、1億人規模の人口、ハイテク製品製造の集積、ワーカーのスキルレベルとエンジニアリング教育の質が高さ、高い企業家精神などを有することから、製造拠点としての発展可能性は高いという見方もある。実際、タイはベトナムによるキャッチアップを警戒する一方、ベトナムに生産拠点を設けるタイ企業もある。その潜在力を開花させる上でカギとなるのは、デジタル技術の活用と産業人材養成と考えられる。本研究では、ベトナム製造企業について、今後の能力構築と成長を大きく左右するデジタル技術の活用と人材養成に着目して、タイ企業との比較も行いながら分析を試みる。
期間
2023年4月～2025年3月
研究会メンバー
| 役割 | メンバー |
|---|---|
| [ 主査 ] | 植木 靖 |
| [ 委員 ] | Chawalit Jeenanunta(Thammasat University Associate Professor) |
| [ 委員 ] | Nuchjarin Intalar(Thammasat University Lecturer) |
| [ 委員 ] | Lan Le Thi Ngoc(Thammasat University) |
※所属は研究会発足時のものです。
予定する研究成果
- 査読付外国語学術誌投稿