調査研究

研究会一覧2023年度

フィリピンにおける産業としての農業と振興支援政策

概要

新興国・途上国の中には、マイクロ・ファイナンス/インシュランスやICTの導入、アグリビジネス化等により農業の高付加価値化とバリューチェーン形成が実現している(しつつある)国もある。フィリピンでは1980年後半より農漁業の近代化に関する諸法を施行し、2000年代以降の各政権においても農業を重点産業の一つと位置付けてきたが、数品目の収量増を除き、人口増加への対応や食料安全保障の重要性が高まった現時点で、産業として明確な変化を観察できていない。そこで本研究会では、業況(とその関連分野)の俯瞰や金融的政策支援の実績と効果、先行研究レビューをとおして、同国の農業における課題と検討すべき論点をまとめる。

期間

2023年4月~2024年3月

研究会メンバー
役割 メンバー
[ 主査 ] 柏原 千英
[ 幹事 ] 鈴木 有理佳
予定する研究成果
  • 基礎理論研究会成果報告書